鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

2007-01-01から1年間の記事一覧

あなたの旅路を守り…(四季の移ろい、欅の木の下で)

机の上に四枚の写真を置き、つくづく見つめながら思いを馳せています。四枚の写真の中心は欅の木です。今では大きく成長した欅の木が幼稚園の庭に堂々とそびえ立っています。四枚の写真はそれぞれの季節に写したもので、春、夏、秋、冬の欅の木のたたずまい…

囚人を恥と思わず…(神奈川宗教教誨師の集い)

神奈川県内の教誨師の集まりが開かれました。キリスト教の教誨師の集まりで、県内には13名がそれぞれの刑務所や少年院で宗教教誨を行っています。カトリック教会が3名、聖公会が2名、日本基督教団が4名、プロテスタント他教派が4名です。この集いは5年くらい…

イエスは彼らと別れ…(忙中閑詩 15 )

今日は月曜日ですが、牧師の中にはお休みとしている人があります。何故なら、土曜日は日曜日の準備があり、日曜日は礼拝、諸集会で一日過ごし、お休みではありません。それで、月曜日はお休みとし、くつろぐのです。しかし、私は休むわけにはいきません。幼…

すべての人々の主…(日曜日の意義)

今日は日曜日、キリスト教の人々は神様を礼拝いたします。そのためのお休みの日でもあるのです。日曜日はゆっくりと休み、くつろぐ日でありますが、本来は礼拝をささげることが日曜日の目的でもあるのです。 ユダヤ教では土曜日を安息日としています。これは…

神様は地に臨んで水を与え…(雪国に思いを馳せる)

朝起きて外を覗くと雪がちらちらしていました。積もるのかな、そんな思いをもちました。天気予報では夕方に雪か雨が降るということでした。しかし、一日が終わってみると何も降りませんでした。何も降らなくって良かったのですが、少し雪の降るのを期待して…

生きるにも死ぬにも…(岡田五作先生の色紙)

金曜日、いろいろと書斎の身辺整理をしているとき、ふと 掛けてある色紙に目が留まりました。神学校を卒業するときにいただいたものです。それは当時の校長・岡田五作先生が記した色紙でした。「ただこの一事を務む」と記されています。この色紙を今日まで書…

収めきれない書物…(執筆活動)

二番目の娘・星子が、「少し早いけど、お祝い」と言いつつプレゼントを渡してくれました。何のお祝いか分かりませんので、その意味を尋ねますと、「もうすぐ、ブログのゲスト10,000になるでしょう」と言うのです。そう言えば、ブログを書きながらカウントを…

あなたがたは笑うようになる…(カレーバイキング)

二番目の娘・星子が昨日から来ており、今日は午後から帰るというので、三番目の百合子と共に食事に出かけました。連れ合いのスミさんは、今日は婦人会のお仕事会であり、一緒には行かれませんでした。それがわかった時、私たちは思わずニヤリとしました。ス…

自分の手で書いて…(パソコンに向かいつつ)

今日は火曜日ですが、さがみ野ホームの職員の礼拝がありました。さがみ野ホームの礼拝は金曜日です。最近は利用者の高齢化が進み、利用者礼拝に続いて職員礼拝を行うことが困難になりました。それで、二ヶ月に一度くらいの間隔で職員だけの礼拝を行うことに…

主に向かって…(忙中閑詩 14 )

今日は月曜日、朝は幼稚園の門に立って、登園してくる子ども達、また保護者の皆さんを迎え、朝の挨拶をしました。最近は、子ども達も大きな声で挨拶をしてくれます。門に立つことは、園庭で元気に遊ぶ子ども達を観察することも出来ます。お正月遊びが始まっ…

神に喜ばれるいけにえ…(日曜日の礼拝)

今日は日曜日であり、一日の流れを記しておきましょう。朝8時45分になると子どもの教会(教会学校)の担当者(教師)が集まります。牧師が当日の聖書を読み、お祈りをささげます。その後、当日の司会者が子どもの教会礼拝の担当を確認します。他に報告があれ…

御言葉を伝える務めを与えられ…(説教者の祈り)

土曜日です。土曜日は明日の日曜日の礼拝の準備の日です。礼拝における説教準備、当日配布する週報作成の作業があります。本当は一日かけて準備をするのですが、今日は駆け足で準備をしました。説教準備を駆け足でするなんて、不謹慎なことです。しかし、午…

良きものを残しつつ(お正月行事・お正月遊び)

年末年始の施設の礼拝は二回ほどお休みとなり、年が明けて11日からは綾瀬ホーム、12日からはさがみ野ホームの礼拝が始まりました。今日はさがみ野ホームの礼拝です。以前は8時30分からの開始でしたが、次第に遅くなり、今は9時15分からの開始になっているこ…

神の協力者として…(木の宮学園のこと)

今日は幼稚園の元教諭が訪ねてくれました。昨日電話があり、12時過ぎにお訪ねしてよろしいですか、と言われ、ぜひどうぞと言いました。簡単に、どうぞと言ってしまったのですが、そのためには少し調整をしなければなりません。今日は今年最初の綾瀬ホームの…

心を新たにして…(幼稚園第三学期始業式)

幼稚園はいよいよ今日から第三学期が始まりました。冬休みをどのように過ごしたのかな。子ども達は元気に登園しました。始業式で子ども達がホールに集まったとき、ひとまわり大きくなったように思えました。冬休み中のことについてはクラスで報告しあったこ…

幼子はたくましく育ち…(回想のお正月)

年末年始は10年前の聖地旅行について記しましたので、正月中のことについては書いていません。1日から5日までは横浜市金沢区にある実家で過ごしました。もっとも、実家といっても親がいるわけでなく、普段は空き家になっています。教会兼自宅で過ごすのでは…

強く、雄雄しくあれ(成人式)

今日は成人式であります。成人式は1月15日との思いが染み込んでいるので、新聞やテレビを見て、そうか今日は成人式なんだと思ったのでした。成人となった皆さんが、社会の一員として、力強く歩むことをお祈りしています。社会を担う一員になるのですから、義…

感想(聖地旅行 11)

1月6日、聖地訪問の旅は終わった。朝、9時30分にはカイロ空港からソウルに向けて飛び立った。駆け足で聖地を訪ねた印象である。ゆっくりと訪ね、思いを馳せ、考えてみる、そういう旅であったらと誰もが言う。 訪ねて参考になったのは「距離」である。例えば…

カイロにて(聖地旅行 10)

1月5日、テルアブブから再びカイロに向かう。イスラエルを出国するのであるが、出国がかなり厳しく、3時間待たされた。疲労が重なる頃、ようやく出国できた。イスラエルからエジプトのカイロまでは1時間15分である。それでも機内食が出る。もっともカイロに…

ナザレの村にて(聖地旅行 9)

1月4日はまずカナに向かった。ガリラヤから21キロ離れている。ここにはカナ婚礼教会がある。ヨハネによる福音書ではイエス様がここで最初の奇跡を行ったと報告している。婚礼に招かれたイエス様は、裏方がぶどう酒がなくなって困っていることを知る。そこで…

ガリラヤ伝道(聖地旅行 8)

1月3日のお昼頃ガリラヤ湖に着いた。早速、昼食を食べたが、名物はピーターズフィッシュである。ペトロの魚である。魚を揚げたものであり、淡白な味で、私にはおいしかった。味が淡白なので、食べない人もいた。旅行の携帯品に醤油の勧めがあったので持参し…

花と緑のガリラヤ(聖地旅行 7)

一通り教会を訪ねた後はクムラン博物館とホロコースト記念館を訪ねる。ホロコーストとはドイツ・ナチ政権支配下のユダヤ人に対して絶滅計画がされたことである。その悲しみの記念館を見学した。イスラエル・ユダヤ人は歴史を通して悲しみの歩みである。エジ…

ヴィア・ドロロサの道を行く(聖地旅行 6)

1月1日の夕にエルサレム新市街のホテルに着いた。もはや夕刻であるのでどこにも出かけないで、ホテルの中にある店を覗き歩いた。エルサレムはダビデが建都してから3000年という。ホテルのロビーで建都3000年のお祝いの募金がされていた。協力すると名前をど…

死海の辺で(聖地旅行 5)

セント・カテリーナ修道院は世界最古といわれる。紀元548年、ビザンティン皇帝ユスティニアヌス一世により、修道士達の保護のために建設されている。この修道院が有名なのは、ここでシナイ写本が発見されたからである。1844年、ドイツの聖書学者が捨てられて…