鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<476>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日~)<476>
2019年4月2日「さらにまた」

聖書の言葉
信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました。
新約聖書ヘブライ人への手紙11章1-2節)

ブログをしばらく書かなかったのは、利用している「はてな」の会社が取り組みを変更したからである。新しいシステムに変更するのが面倒で、変更しても書くこともなかった。しかし、記録に残しておきたい歩みがあり、やはり「さらにまた」書くことにしたのである。閲覧してくださる皆さんには、心から感謝しているし、まだ元気に歩んでいることの報告をさせていただくのである。
昨年3月までは横浜本牧教会付属早苗幼稚園の園長を務めており、これで現役も終わると思っていたが、求められて4月からは伊勢原幼稚園の園長に就任してしまった。それも一年間ということであったが、「さらにまた」一年間務めることになり、新年度を迎えている。新年度を迎えるのであるが、その前にいくつかのことを報告しておこう。スペイン・バルセロナに在住している羊子家族が一時帰国することになった。3月6日から26日までの20日間である。短期間であるが、2歳になる孫の義也の成長を見てもらうためであり、もう一つは両親の金婚式のお祝いのためでもある。せっかく帰国したので、二つの場所で羊子のピアノリサイタルを開かせていただくことになったのである。一つは、私が職務を担っている伊勢原幼稚園である。それは3月9日に開かせていただいた。幼稚園の保護者の皆さんに呼びかけたが、今まで関わった大塚平安教会、横浜本牧教会の皆さんもご来場くださり、知人等も大勢ご来場くださり、幼稚園ホールが満たされたのであった。皆さんから喜ばれたことは、私たちも大きな喜びであった。
それからもう一つのリサイタルは宮城県の古川で開催される。実は、この古川にある陸前古川教会には6年半であったが牧師として務めている。もはや40年前のことである。我が家の子供たちも幼稚園時代、小学生時代を過ごしており、かねがね、懐かしい古川を訪ねたいと話していたのであった。それが実現したのである。同教会に打診したところ、ぜひお出でいただきたいとのことであったので、3月17日に設定したのである。午前の礼拝では説教を担当させていただく。そして午後からは羊子のピアノリサイタルが開かれることになったのである。16日の土曜日に家族がレンタカーで向かうことになった。しかし、私は幼稚園の卒園式があるので、終わり次第に電車で赴いたのである。
40年前の古川を心に示されていたが、今は全く変化した古川になっていた。当時は古川市であったが、市町村合併により大崎市になっている。在任の頃に東北道が開通して利用していたが、新幹線はその後に開通している。仙北地方と称していたが、高速道や新幹線を古川で利用でき、町の発展は驚くばかりであった。教会も新しく建てなおされ、昔の面影はどこにもないのである。それでもいくつかの商店等は昔の姿であった。知人の皆さんはお変わりなく、しかし、40年の歳月を加えることになる。当時、出席していた皆さんがご来場くださり、久しぶりの対面となる。中学生、高校生の皆さんが、今は社会人となり、家庭を築いている。仙台にお住いの皆さんは、車でも電車でも1時間は要するのであるが、お出でくださったのであった。教会でのリサイタルについては大崎タイムスが記事で紹介してくれたので、新聞をご覧になってご来場くださった方もおられる。40年前はホテル等はなく、旅館が数件であったが、今はホテルを決めるのに迷うほど存在している。その中でもホテル・ルートインで二泊する。そして、18日には帰路についたのであるが、その前に、羊子が4年生まで在学した古川第二小学校に寄ることになった。羊子があらかじめ連絡しておいたので、校長先生、教頭先生が応対してくださる。丁度、6年生の卒業式の練習中であり、求められて皆さんの前でピアノの演奏をしたのであった。
古川訪問は、実は金婚式の記念でもあった。そのために企画したのであるが、良いひと時を持たせていただいたと思っている。そして、3月21日には我が家で子供たちが金婚式をお祝いしてくれたのであった。これらの昔を示されながら「さらにまた」新しい年度の歩みをしたいと思っている。

 

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金婚式を迎え、子ども達から記念の写真額を贈られる。

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伊勢原幼稚園でのピアノリサイタル

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宮城県の陸前古川教会で礼拝説教。40年ぶりの講壇。

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            2歳になった孫の義也君