鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

神の協力者として…(木の宮学園のこと)

今日は幼稚園の元教諭が訪ねてくれました。昨日電話があり、12時過ぎにお訪ねしてよろしいですか、と言われ、ぜひどうぞと言いました。簡単に、どうぞと言ってしまったのですが、そのためには少し調整をしなければなりません。今日は今年最初の綾瀬ホームの礼拝があり、10時前に帰りましたが、10時30分からは家庭集会が開かれます。これも今年最初の集会であり、婦人会の聖書を読む集い、家庭集会を合同にして新年の集いとしました。従って、新年の集いとしての食事をいただくことになっています。集会が終わり、おいしいご馳走を食べていたら、来客を迎えることが出来ないので、残念ながら食事は後ろ髪を引かれながら失礼して帰りました。12時過ぎに教会に帰りました。まだ来ません。1時を過ぎました。まだ来ません。こんなに遅いのであれば、おいしい食事をいただいてくれば良かったと思いました。1時30分、まだ来ません。もうお腹がすきました。12時過ぎに来たら、一緒に食事をしようと思っていたのです。もう、我慢が出来ません。冷蔵庫を覗いて、食べられそうなものをつまみ始めました。そうしたら、来客の合図がありました。
幼稚園の先生を辞めてから12年を経ています。4年生と1年生のお子さんがいます。「かしわ台」に用事があったので、寄らせていただきましたとのことでした。彼女が勤めていた頃のことを思い出しながらお話しました。連れ合いのスミさんもお会いしたかったのですが、婦人会の集会で抜けられず、残念がっていました。その代わりスミさんに電話をして話してもらいました。彼女にお土産を渡すにつけ、その説明を電話で述べていました。お土産というのは、クッキーです。このクッキーはクリスマスのとき幼稚園でも教会でもプレゼントとして用いました。その後も送っていただいたので、そのクッキーをお土産に差し上げたのでした。そのクッキーについてここで記しておきたいのです。
このクッキーは知的障害者更生施設「木の宮学園」クッキー班が作ったものです。ドレーパー記念幼稚園を卒業したS子ちゃんが、このクッキー作りに関わっています。彼女は幼稚園時代目が見えず、知的障害をもっていました。でも、お友達と共に元気に過ごし卒業していきました。彼女が中学生になって、学校の藍染班に入ったとき、藍染作業に関わった作品「テーブルセンター」をお母さんが送ってくださいました。その作品は幼稚園の玄関ホールに掲げています。高校を卒業して「木の宮学園」に通うようになったと言われます。お母さんが、S子ちゃんが製作に関わったクッキーを送ってくださり、それが縁で教会ではクリスマスにはプレゼントとして用いるようになりました。昨年は幼稚園でもプレゼントとしたのです。
たくさんのクッキーを注文したので、学園に通う利用者からお手紙をいただきました。指導される方からは、「寒冷の候、いかがお過ごしでしょうか。毎年、沢山の注文ありがとうございました。注文が仕上がってくるのを見ている利用者の方々もうれしそうです。売り上げは皆さんの給料として支払っているので、沢山の注文はとてもありがたいです。S子さんも元気に通っています。これからもよろしくお願いします」とのお便りです。利用者の皆さんからは、「おおつか平安きょうかいのみなさんへ。まいとしたくさんのクッキーの注文をありがとうございます。クッキーをうりながら私たちのおきゅうりょうがでています。こんげつきゅうりょうびがあるのでたのしみです。心をこめてつくりました。これからもよろしくおねがいします。木の宮学園クッキー班一同」とのお便りでした。
このブログを読まれている皆様にも、どうぞ、木の宮学園を覚え、機会がありましたらご利用ください。
知的障害者更生施設「木の宮学園」、〒285-0852 千葉県佐倉市青菅字木の宮1051、
電話 043-463-1008、FAX 043-463-1007。
聖書の言葉
「わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。」(コリントの信徒への手紙<二>6章1節)