鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

あなたがたは笑うようになる…(カレーバイキング)

二番目の娘・星子が昨日から来ており、今日は午後から帰るというので、三番目の百合子と共に食事に出かけました。連れ合いのスミさんは、今日は婦人会のお仕事会であり、一緒には行かれませんでした。それがわかった時、私たちは思わずニヤリとしました。スミさんが一緒であると洋食は食べられません。好みは和食ですので、おのずとそちら方面の行くことになります。今日は洋食だね、と言いつつ厚木に向かいました。厚木ロイヤルホテルのレストランを目指しました。ところがそこに行ってみると、リニューアル中でした。私たちが、どうしようかとたたずんでいると、ホテルの人が「カレーバイキングはいかがですか」と勧めてくれました。協議の結果、ここまで来たのであるから、それにしようと言う訳で、カレーバイキングに挑戦することにしました。この厚木ロイヤルパークホテルは3月28日からロワジールホテル厚木と名称が変わるそうです。ここでホテルに代わって記す必要はありませんが。
以前、カレーバイキングを食したことがあります。そのバイキングのイメージを持っていましたが、随分と異なったバイキングでした。以前、経験したバイキングはカレーが何種類かあり、そのカレーの中に肉類、シーフード類がそれぞれ入っているものでした。ところが、今回のものは、豚肉、牛肉、鶏肉、シーフードとボイルしたものが置かれており、カレーはカレーでいろいろな味のものになっていました。それを組み合わせていただくわけです。カレーは抜きにして、肉と野菜とパンを取れば、結構昼食としても楽しめるわけです。いろいろなカレーを食べて、年甲斐もなく楽しかったというわけです。
以前、カレーバイキングを食べたことがあると記しました。2年ほど前、幼稚園の教職員旅行で京都・奈良へ行きました。二泊三日の駆け足の旅でした。最後の日は自由行動で京都駅に集まることにしました。連れ合いのスミさんも参加しましたので、最後の日は二人で昼食を取りました。適当なところがなく、彷徨っていましたらカレーバイキングの店に行き当たりました。面白そうなので入りました。前記したように、いろいろなカレーがあり、ご飯でもパンでも好きなようにして食べることになっています。私は、後は新幹線に乗って帰るだけなので、ワインを飲みながらいただくことにしました。スミさんは野菜を取りに行ったり、カレーを取りに行ったりしていますが、私のためにカレーの鍋から肉の塊だけをすくい上げてくるのです。これがまたワインに合っておいしかったのですが、肉だけすくい上げてくるのは良くないと思いました。バイキングだからとスミさん。何となくお店の人を気にしながら、カレー味の鶏肉、牛肉を食べたのでした。
何故かその思い出が忘れられないのです。私たち夫婦は意外と二人の旅行というものはありません。覚えている限りでは、新婚旅行以来出かけたことがなく、ようやく、今から7、8年前に二人で九州・福岡に行きました。これはフレーべル館が企画した保育園関係の研修会でした。参考になると思って夫婦で参加したのです。初めて二人で飛行機に乗りました。それから二人で箱根湯本のホテルに泊まったことがありますが、他は思い出せません。京都旅行のように他の皆さんと共に出かけたことは何回かありますが、二人だけの旅行をしたことがないのです。そういう意味で、京都旅行は他の皆さんと共に出かけたとしても、最後の日に二人で過ごしたことが印象に残っているのでした。まして、カレーの中から肉の塊をすくい上げたのですから。
教会、幼稚園を預かりつつ過ごすとき、二人で留守にすることが出来なかったのです。それぞれは結構旅をしています。スミさんは一昨年、羊子のいるスペイン・バルセロナに行き、一ヶ月過ごしてきました。私は、五月になると教区総会に教団問安使として北海道から九州へと回っています。しかし、それぞれが家、教会にいてくれるので出かけられるのであり、二人で出かけることは困難でありました。でも、今は二人で出かけることの出来る体制を教会が作ってくれています。今度は二人でバルセロナに行きなさいと教会員から勧められるのですが…。
聖書の言葉
「今泣いている人々は、幸いである、あなたがたは笑うようになる。」(ルカによる福音書6章21節)