鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<273>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<273>
2014年7月30日「木陰でいただくおいしい食事」


聖書の言葉
信者たちは、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つされたのである。
使徒言行録2章46-47節)



 7月の第四週の日曜日、27日は三崎教会の礼拝説教のお招きをいただき、担当させていただく。三崎教会の礼拝説教は当初は毎月ではなく、2、3ヶ月に一度くらいであったが、最近はお招きをいただくことが多くなっている。第1回は2012年7月29日であり、その後8月19日、12月16日に赴く。2013年は2月17日、7月21日、9月29日、12月15日であった。2012年は9月から11月初めまでスペイン・バルセロナに行ったし、2013年3月から6月まではマレーシア・クアラルンプールに赴いているので、三崎教会での奉仕が少なくなっている。今年2014年は2月、3月、4月にお招きをいただき、5月はなかったが、6月、7月、8月にお招きいただいている。今年も10月からバルセロナに赴くことになっているが、それでも今年は6回もお招きいただいているのである。
 三崎教会での礼拝についてはこれまでも、いろいろな角度から触れ、紹介させていただいている。この三崎教会で昨年2013年11月10日に羊子のピアノコンサートを開かせていただいている。三崎教会には青山教会時代にお交わりいただいた山田満枝さんが礼拝に出席されている。三崎教会に近い場所の老人ホームに入居されているのである。それから清水ヶ丘教会時代にお交わりいただいた秋山さんが出席されておられ、伺うたびに親しくお話をさせていただいているのである。
 7月27日は礼拝後に「夏期お楽しみ会」が開催される。カレーライスが用意され、野菜サラダもつけられている。食事後はスイカやメロン、アイスクリーム等も用意されている。教会と保育園の間にある木陰広場で行われた。礼拝は11時30分頃に終わり、すぐに始められたのである。教会学校は午前10時頃には終わっているが、お楽しみ会が始まる頃には再び教会に集まってきている。保護者の皆さんも加わり、木陰での食事会は楽しいひと時であった。もちろん私達もお招きをいただく。しかし、残念ながらおいしい食事はいただかなかった。三崎教会が終わると、いつも山田さんと共にお寿司屋さんでお昼をいただくことにしている。山田さんも私たちと共にお寿司をいただくことを楽しみにしているのである。一人では行かれないからである。今回は娘の星子も一緒であり、礼拝後のおいしいお寿司が楽しみであった。礼拝に出席し、週報を見て知ったのであるが、この日の礼拝後に「夏期お楽しみ会」が開かれるという。食事はしなくても、しばらくは冷たい飲み物をいただきながらお交わりをするためベンチに座る。すると皆さんがカレーライスと共に野菜サラダのお盆を運んでくださり、おすすめくださるのである。申し訳ないのであるが遠慮させていただいたのである。ある程度お交わりをしてから、私達は楽しい「夏期お楽しみ会」を後にしたのであった。
この日も暑い日であった。そういう中で、木陰でのお食事会は楽しいひとときであり、それと共に大塚平安教会在任中のことが思い出されていた。毎年、8月の第二日曜日は創立記念日であるが、お祝いの会としてバーベキュー大会を開いていた。幼稚園の庭で開催されるのであるが、幼稚園には大きな欅の木があり、その頃は豊かな葉を広く伸ばし、木陰を大きく作ってくれているのである。その木陰でバーベキューを楽しむ。火の管理は壮年会や青年会の皆さんが担当し、野菜等食材の準備は婦人会が用意してくださる。毎年、暑い盛りであるが、その中で熱い食べ物をいただくのである。冷たい飲み物やビールがとてもおいしくなるのである。欅の木ではセミたちが鳴き騒いでいる。夏の風物詩であった。私もこの時ばかりは、ラフな格好をしてバーベキューづくりに参加する。いつも教会では黒いダブルの礼服を着ており、このような姿をほとんど皆さんには見せないので、「牧師先生ではないみたい」と言われたものである。週日は背広姿であり、一年に一度、この8月のバーベキュー大会における牧師の本当の姿なのである。三崎教会における「夏期お楽しみ会」は現役時代にいるようであった。
教会は喜びの場である。「教会から帰るときには、喜びがあふれている」とは この日の説教である。説教は列王記上10章1-9節、マルコによる福音書8章22-26節より示されている。旧約聖書ではソロモンが神殿で示す神様の知恵を人々が喜んだと示している。新約聖書はイエス様と出会った人が喜びつつ家に帰ったと示しているのである。この示しから、教会に招かれることは喜びが与えられることなのであり、私達も喜びをあらわしながら帰りましょう、とお話ししたのである。そしたら、礼拝後に一人の姉妹が、「お楽しみ会」がなくても、何時も喜びをあらわしながら帰ることにします、とニコニコされながらお話しくださったのであった。



三崎教会の礼拝後の「夏期お楽しみ会」。



ベンチに座っていると、次々に飲食物をもってきてくださる。