鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<59>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<59>
2013年5月10日「七四回目」



 昨日はバイブルカフェ四回目として記している。今日は聖書の会の四回目になる。聖書の会は牧師館で開かれることになっている。今日は四回目であるが、もう一つ、七四回目が行われたのである。聖書の会は、いつも出席している人が三名も日本に帰国しているので、それだけ出席が少なく、今回は八名の皆さんが出席する。この聖書の会は、前三回の開催でも報告しているが、読書会でもある。日本基督教団出版局が発行している「主の祈りー今を生きるあなたに」(W.H.ウィリモン、S.ハワーワス共著、平野克己訳)という本を取り上げている。毎回、一章ずつ取り上げ、共に読み、それに対する疑問や懇談、関連して証し等で進めているのである。十章まであるが、今回は第九章「国とちからと栄えとは限りなくなんじのものなればなり」を読む。隔週に開催されるので、月に二回である。最後の10章は「アーメン」であり、5月24日に開催され、その日でこの本を読み終えることになっている。この本を取り上げるようになったのは、前任の牧師のお勧めであると言われる。前回の話し合いであるが、5月には読み終えてしまうので、その後はどうするかを懇談する。この聖書の会の中心になっている坪井明子さんが、5月中旬から7月上旬まで不在となるので、6月からの聖書の会の学びをどうするか、皆さんで話しあったのであった。再び読書会とするか、聖書研究にするか、と言うことである。私達は6月4日には任を終えて帰国する。後任の牧師がいつ赴任するのか。本来は後任の牧師と共に相談することがよろしいのであろうが、まだ発表されていないのである。
 私にも意見を求められたので、体験的に助言する。やはり、聖書の会であるので、聖書を直接紐解いて読み合い、学び合うことがよろしいのではないかと言うことである。前任の大塚平安教会時代、とにかく聖書に向かうことが大切なので、水曜日の聖書研究会では旧約聖書創世記、新約聖書マタイによる福音書から読みはじめた。それぞれ隔週に読み、旧約聖書は30年間でほぼ終わりの頃になっていたし、新約聖書は何回か繰り返していた。聖書を読み終えると言うこと、何と言っても力になるのである。KLJCFの聖書の会も、これからは聖書に向かうことにする。皆さんの希望として詩編を読むことにしたのである。以上は前回も記しているが、再び記しておいた。
 さて、聖書の会が終わり、もう一つ「七四回目」を行う。実は5月10日は私の74回目の誕生日であった。この日に聖書の会が開かれるが、当初は皆さんには黙っているつもりでいた。しかし、いつもお世話になっているのであるし、聖書の会後のお茶のひとときとしてケーキを食べていただくことにしたのである。スーパーマーケットの手前にパン屋さんが二軒並んでいる。一軒のパン屋さんがケーキを扱っている。バースデイケーキも幾種類か置いている。聖書の会は帰国している人もおられるので、まあ7、8名であろうと推測し、手ごろなケーキを求める。ローソクは何本か聞くので、74であると示すと、店員は驚いてもいた。太いローソク7本、細い小さいローソク4本を付けてくれた。さらにケーキを切るナイフ、プラスチック製のものであるが付けてくれる。聖書の会は8名の出席であったので、丁度良い大きさであった。




74回目の誕生日を聖書の会の皆さんにお祝いしていただく。



夕食は夫婦二人で誕生会。


 いつもは皆さんと一緒にナイトマーケットに出掛けるのであるが、今回は行かないことにした。野菜にしても、食材があるからである。そして午後7時過ぎに連れ合いのスミさんと二人で誕生会を開いたのである。スミさんは日本からカツオのたたきをもってきており、冷凍してあった。今日のために取っておいたのであるという。それから羊子がいるときにワインを買っていた。赤ワインであるが、そのまま冷蔵庫に入れておいた。ようやく出してお祝いの飲み物としたのである。
 一昨年はスペイン・バルセロナの皆さんにお祝いしていただき、昨年は六浦の家で子供達にお祝いしてもらい、そして今年はクアラルンプールの皆さんにお祝いしていただく。今後も外国でお祝いされるのであろうか。もう少し頑張って生きることにしよう。