鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<45>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<45>
2013年4月26日「聖書の会三回目」



 今日は聖書の会が開かれた。昨日はバイブルカフェでMont Kiaraまでタクシーで出かけたが、今日は牧師館で開催されるので気持ちが楽である。集会は毎日開かれても苦にならないが、会場へは車で行き来するのが辛いのである。もっとも会場が牧師館以外であるとき、いろいろな体験、知識が導入されて、プラスになることは確かである。昨日のMont Kiaraにしても、Kiara Martと言い、日本食品をたくさん置いている店で、欲しいものを随分と購入することが出来たからである。
 さて、今日の聖書の会は8名の皆さんが出席される。いつも出席されている二組のご夫婦が欠席であった。ひと組は岩田さんご夫妻である。丁度、今日、日本に一時帰国で旅立ったのである。5月18日に戻られると言われる。もうひと組は日置さんご夫妻である。日置さんのお兄さん夫妻が日本から来られているので、いろいろと案内されるからである。その他、いつも出席される方で塚元さんがおられる。塚元さんは4月21日に日本に一時帰国され、5月中旬に戻られる。従って、皆さんが揃って出席されると13名となる。いつも出席されては熱心に学んでおられるのである。毎年4月中旬から6月中旬までは移動が多くなると言われる。
 この聖書の会は、前二回の開催でも報告しているが、読書会でもある。日本基督教団出版局が発行している「主の祈りー今を生きるあなたに」(W.H.ウィリモン、S.ハワーワス共著、平野克己訳)という本を取り上げている。毎回、一章ずつ取り上げ、共に読み、それに対する疑問や懇談、関連して証し等で進めているのである。十章まであるが、今回は第八章「我らをこころみにあわせず、悪より救い出したまえ」を読む。隔週に開催されるので、月に二回である。そうすると私の在任中に読み終えることになる。この本を取り上げるようになったのは、前任の牧師のお勧めであると言われる。5月には読み終えてしまうので、その後はどうするかを懇談する。この聖書の会の中心になっている坪井明子さんが、5月中旬から7月上旬まで不在となるので、6月からの聖書の会の学びをどうするか、皆さんで話しあったのであった。再び読書会とするか、聖書研究にするか、と言うことである。私達は6月4日には任を終えて帰国する。後任の牧師がいつ赴任するのか。本来は後任の牧師と共に相談することがよろしいのであろうが、まだ発表されていないのである。



「主の祈り」についての本を読み、懇談する。



記念撮影。何故か、男性が前に座ろうということになり。



 私にも意見を求められたので、体験的に助言する。やはり、聖書の会であるので、聖書を直接紐解いて読み合い、学び合うことがよろしいのではないかと言うことである。前任の大塚平安教会時代、とにかく聖書に向かうことが大切なので、水曜日の聖書研究会では旧約聖書創世記、新約聖書マタイによる福音書から読みはじめた。それぞれ隔週に読み、旧約聖書は30年間でほぼ終わりの頃になっていたし、新約聖書は何回か繰り返していた。聖書を読み終えると言うこと、何と言っても力になるのである。KLJCFの聖書の会も、これからは聖書に向かうことにする。皆さんの希望として詩編を読むことにしたのである。
 このところ午後になると雷が鳴り響き、スコールがやって来ている。今日も聖書の会が始まる頃からゴロゴロと鳴り響いていたし、会を進めるうちにもスコールの雨脚が気になっていた。ところが聖書の会は午後3時から始まったのであるが、5時頃に終わる頃には雷の音もなくなり、雨も止んでいたのである。本来はこの聖書の会は坪井さんのお宅で開催していたのであるが、牧師館で開催するようになる。午後2時30分から開催していたのであるが、前回から午後3時からとなる。聖書の会が終わると、比較的近くの場所で行われるナイトマーケットに出掛けるのである。だいたい午後6時頃から店が開き始める。前々回、まだ店が開いていない状況で出かけたのである。そのため聖書の会を始める時間を遅くし、終わってからお茶をいただき、さあぼつぼつ出かけましょう、と言うことになるのである。今日も美香さんの車に乗せられ、野菜やらマレー料理をいくつか求めたのであった。