鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

「隠退牧師の徒然記」<147>

隠退牧師の徒然記(2013年2月1日〜)<147>
2013年2月15日 「そろそろ準備をしながら」 


聖書の言葉
エスは12人を派遣するにあたり、次のように命じられた。「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。病人を癒し、死者を生き返らせ、悪霊を追い払いなさい。帯の中に金貨も銀貨も銅貨も入れて行ってはならない。旅には袋も二枚の下着も、履物も杖も持って行ってはならない。働く者が食べ物を受けるのは当然である。」
(マタイによる福音書10章5節〜)



 日本基督教団の推薦を受け、マレーシア・クワラルンプール日本語キリスト者集会のボランティア牧師として赴くのは3月13日である。出発まで後一ヶ月を切っている。気持ちもなんとなくあわただしくなってきた。マレーシア行きについては、これまでも折に触れて報告している。日本基督教団世界宣教委員会の加藤誠幹事から、この件のお話があったのは2012年8月7日であった。ボランティア牧師として、マレーシアは気候がよく、住むにも適し、老人にはなおさらであると、いくつか良いことづくめのお話をいただく。しかし、電話をいただいた一ヶ月後の9月10日から二ヶ月間、11月6日までは娘の羊子がいるスペイン・バルセロナに連れ合いのスミさんと行くことになっている。マレーシア行きは来春のことであると言われたが、度々長期間の留守が出来ないので、このお話はお断りしたのである。後で、連れ合いのスミさんにこのお話をする。今ならご奉仕できるのであり、この先はできなくなるので、お受けしたらどうかと勧められるのである。この時点では、スミさんは、まさか自分も一緒に行くとは思っていない。世界宣教委員会に受託の旨を伝える中で、夫婦で赴くことが望まれているとことを知り、重い腰を上げることにしたのである。



マレーシアの位置。上にはタイ、カンボジアベトナムがある。
右の方にはフィリピン、下の方にはインドネシアがある。



 現地のクワラルンプール日本語キリスト者集会でご奉仕されている方、諸江修さんが1月に所用で一時帰国されるというお知らせを世界宣教委員会からいただいたので、お会いする日程をメールで連絡する。それにより1月11日に横浜でお会いすることになったのである。諸江さんは、その日は仙台から来られ、私たちと会ったら高崎に行かれるというお忙しい日程である。約一週間帰国されるようであるが、関西にも周り、いろいろと所用をなされると言うことであった。諸江さんは声楽家でもあり、現地でコンサートを開いたときの案内チラシに顔写真が紹介されていたので、もはやお顔もインプットされており、横浜駅高島屋の前で待ち合わせをしたのであるが、すぐに諸江さんであることが分かった。むしろ諸江さんが私を見つけてお声をかけてくださったのである。最近は横浜駅周辺で食事をする機会がなく、それでも何回か行ったことのある「三尺三寸」の食事どころで、いただきながらお話をしたのであった。
 三ヶ月間、滞在中にバルセロナにいる羊子もぜひ訪ねたいと言っており、諸江さんも喜んでくださる。早速コンサートを開催することになり、3月24日午後5時から、受難週であるが、ピアノ・コンサートを開催することにしたのである。私達は3月13日の午後11時55分、羽田を出発し、14日午前6時40分にクワラルンプール空港に着くことになっている。そして17日の礼拝を担当し、次の週は受難週である。受難週礼拝の後にコンサートを開くので、現地に赴いてから10日後にはコンサートを開催することになる。羊子も10日間くらいの予定で赴くことになっている。
 昨年の秋頃に、横浜市立大学がエクステンション講座の予告を公示する。その中に「マレーシアを知る」(歩き方・住まい方)という講座が二回にわたり開かれる予告があったので申し込んでおいた。そして、先日の2月5日と12日に連れ合いのスミさんと共に受講したことは、既にこのブログで報告している。こうして準備をしているのであるが、先日10日に子供たちが来たとき、荷物のことが話し合われた。現地の教会が旅行カバンは一人40キロに設定して航空券を求めてくれた。今までもスペインには何回か行っているのであるが、いずれも23キロ制限で荷物をまとめている。無理に40キロの荷物を持つ必要はないが、せっかくだから持てるだけ持って行くことにしたのである。そのため星子がネットで旅行カバンを発注してくれたのであった。店頭で見るかぎり、大型の旅行カバンは2万5千円もするのである。ネットで買えば随分と安く買えるようだ。三ヶ月間の日曜日の説教予定も現地の教会に送った。これで大体の準備ができたと思う。後は健康管理ということである。眼の治療、歯の治療、頬の治療等、出発までには落ち着きそうである。まあ、十分注意しながら過ごすことにしよう。



クワラルンプール日本語キリスト者集会の週報。
2月3日の礼拝出席者は29名として報告している。