鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<4>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<4>
2013年3月16日「役員会に出席」



 今日はクアラルンプール日本語キリスト者集会(以下、KLJCFと言う)の役員会が開かれた。いつもは午後2時45分からであるが、今日は3時45分からであるという。役員会終了後に、食事をするからである。午後3時20分に諸江修さんが迎えに来てくださった。役員会には連れ合いのスミさんも出席するよう求められている。電話があり、下でお待ちしていますということであった。牧師館があるコンドミニアムは23階建てであり、牧師館は9階にある。エレベーターは22階までであるが、G階があり、つまりG階が1階であり、1階と表示してあるのは2階なのである。牧師館は9階であるが、実際には10階と言うことになる。
 入口付近でお待ちいただいた諸江さんの車に乗せられて、約20分でKLJCFが借りている教会の集会所に着く。既に他の三人の役員さんは来られていた。3時45分からの開会は、最初の15分間は牧師の奨励と祈祷会としているのである。奨励の後はいくつかの祈題を出し合い、分担してお祈りするのである。その時間が終わり、午後4時から役員会の開会である。しかし、今日はボランティア牧師として、初めての役員会出席であり、司会役の役員さんがローズンゲンに示されている聖書を読まれ、お祈りをささげる。そして祈題を出し、皆さんでそれぞれのお祈りをささげたのであった。そして役員会が始められたが、専任の牧師がいないのに、よくもこれだけの資料が用意されていると思った。最初は報告であるが、牧師が牧会報告をすることになっている。今回は着任挨拶と言うことにする。今後は牧会報告をまとめておかなければならない。その後は会計報告、役員さんがそれぞれ担当している事項の報告が行われる。そして3月から5月までの奉仕者確認が行われる。以上の報告と確認が行われた後は議事に入る。今後の予定について、更に確認しつつ役割分担を取り決めて行く。早速、17日の礼拝後の鈴木牧師夫妻の歓迎会、24日のチャペルコンサートについて話し合われた。




KLJCFは礼拝の場所をゴスペルホールのミッションハウスを借りている。
役員会はゴスペルホールのピースルームで開かれる。



 チャペルコンサートについては、私達のマレーシア行きが決まった時、スペイン在住の羊子が、私たちの在住中にぜひ行きたいと知らせてきた。そのことをKLJCFの諸江さんにお話しをしたところ、ぜひコンサートの開催をと言うことになったのである。諸江さんとは1月11日に横浜でお会いしている。所用で日本に来られたので、食事をしながらKLJCFについて伺ったのであった。その時、羊子のCDを差し上げている。この日の役員会には、大変立派なチラシができており、既に広く配布されているのであると言われる。しかし、今は学校が休みであること、今は帰国者が多いことなどで、なかなかお誘いがむずかしいということであった。私たちとしては教会に集う皆さんに聞いていただければ良いと思っているのである。




チャペルコンサートのチラシ。
羊子の演奏と牧師によるメッセージの案内。


 議事として協議されたことは4月14日に開催される総会のことであった。昨年の三月までは専任の牧師がおられたのであり、総会準備については専任牧師がかなり担っていたようである。しかし、今回は役員の皆さんが分担して総会資料を作成されている。それらの資料作成の確認をされていた。それからKLJCFは今年で創立30周年を迎えている。秋には記念の集会をもつようである。その打合せが始められていた。
 以上の協議を聞きながら、やはり特別な事情があることを示されている。それは教会員の特定ができないということである。マレーシア・クアラルンプールにいるキリスト者の皆さんが集会を担っているのである。日本基督教団の教会員の方もいれば、教団ではない他教派の皆さんもおられる。諸教会の皆さんが集まっているのであり、日本では新改訳聖書、聖歌を使用しておられた方もいる。中にはカトリック教会の信者もいる。そういう中でKLJCFは、聖書は新共同訳聖書、讃美歌は54年版としている。集う人の中には聖歌を用いることを希望されている方があると言われ、いつ聖歌を歌うのか、いろいろと話し合われていた。
 役員会が終わったのは午後7時頃であった。それから食事処に向かったのであるが、日本人会館の中にある食事処であった。この会館についてはいずれ報告することにする。