鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

「隠退牧師の徒然記」<148>

隠退牧師の徒然記(2013年2月1日〜)<148>
2013年2月18日 「まだまだ使命があると」

 

聖書の言葉
わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほどの大きなものであるか、悟らせてくださるように。
(エフェソの信徒への手紙1章19節)



 昨日の2月17日の日曜日は三崎教会の説教を担当する。三崎教会の礼拝説教を担当するようになったのは、昨年の7月からである。昨年の6月30日に神奈川教区の総会が清水ヶ丘教会で開催される。もはや隠退教師になったので、教区総会には出席する気持ちを持たない。隠退教師は准議員として登録されており、本来は出席しなければならないのである。しかし、准議員は議決権もないし、意見を述べるにしても、現役から離れているとなると、意見を述べにくい。それで隠退して以来、教区総会は失礼している。しかし、昨年の6月総会は知り合いの准允式が執行されるので、お祝いの意味で連れ合いのスミさんと共に出席したのである。その辺りは2012年7月2日のブログに記している。その総会では教団総会議員の選挙が行われる。選挙権がない私は、その時間は議場を出て受付付近にいた。するとそこへ三崎教会の生野隆彦牧師が、遅れてであるが教区総会に来られたのである。久しぶりにお会いして、いくつか消息を話し合う。生野先生は昨年4月からは三崎教会の代務者を担っておられる。もともと三崎教会の牧師であられたが、新しい牧師を迎えたので退任されたのである。ところが新しい牧師は二年ほどで辞任される。それで生野先生が代務者として担うようになられたのであった。そのため説教者は隠退教師や教務教師等に依頼するようになったのである。生野先生は私の状況を知り、三崎教会の礼拝説教を依頼されたのであった。その辺りの事柄については2012年8月8日のブログに記している。



三崎教会の佇まい。



三崎港の市場を覗いて歩く楽しみ。



三崎港の市場の佇まい。


 当初は毎月と思っていたが、説教を依頼する牧師は複数おられるので、時々ということになった。昨年は7月29日、8月19日、12月16日の主日礼拝の礼拝説教を担当させていただき、今回の2月17日で四回目の講壇ということになった。3月になるとマレーシアに行くので、それでは2月中にというわけで、17日にお引き受けしたのである。6月に帰るので、その後の7月になったら、またお願いしたいと言われると、もちろん喜びとなる。三崎教会で説教を担当させていただくことは喜びであるが、他にも理由がある。それは青山教会時代にお交わりいただいた方、山田満枝さんが三崎教会の近くにある老人ホームに入居されておられ、礼拝に出席されているのである。青山教会は私が神学校を卒業して、最初に赴任した教会である。最初は伝道師として、その後は正教師になったので副牧師として4年間勤めた教会である。それこそ40年も前のことである。山田さんもその頃はお若く、私達の子供、羊子や星子を覚えておられ、お会いする度に子供達の消息をお尋ねになるのである。そして、三崎教会の説教を担当する度に、礼拝後は美味しいお寿司をご馳走してくださる。最初に伺った7月29日は、礼拝後はすぐに帰えられてしまったが、その次からは入居されているホームに断りを入れ、私たちと共に食事をされるようになっている。従って、今回で三回目であるが、美味しいお寿司と毛ガニの味噌汁をいただく。そして、その後は「マホロバ」に行き、そこの喫茶ルームでお茶をいただくのである。今は「イチゴ」の季節で、旬のものをいただく。そして、山田さんをホームにお送りし、帰宅するのである。帰宅は午後4時頃であるので、ほぼ一日を要しての三崎教会ということになる。
 三崎教会では清水ヶ丘教会の方も出席されておられ、礼拝に赴く度にお会い出来ることを喜びとしている。そして、教会の皆さんが、今のこの時、代務者を置いての歩みの中で、皆さんが自覚をもって教会形成をされておられる様子を拝見させていただくのも喜びとなっている。さらに三浦半島の三崎は海の幸、陸の幸のお恵みに溢れている。以前には三崎港に行き、市場で海の幸を見て回ることの喜びをもつ。今回は、三浦半島の道を車で通りつつも、道端で売っている三浦ダイコンで車を止める。三浦ダイコンは甘くておいしいそうだ。売っていた農家の人が、ダイコンを切ってくれたので、スミさんは車の中で美味しいと言いつつ味わっていた。私にも勧めるのであるが、運転中でもあり、またお昼は美味しいお寿司をたくさんいただいたので遠慮する。しかし、夕食は早速ダイコンの煮物となり、美味しくいただいたのであった。1500円出したら、車に積みきれないほどのダイコンの買い物となる。少し大袈裟であるが。
 帰宅したのは午後4時過ぎであるが、間もなく宅急便屋さんが荷物を届けてくれた。マレーシアに赴くにあたり、旅行カバンはスペインにも行くほどであるので、持っているのであるが、一人40キロも持参できるので、大きめの旅行カバンを星子がネットで発注してくれたのである。この日の朝、宅急便屋さんから、朝の9時前後に届けたいということであったが、その時間は三崎教会へ赴く時間であったので、午後4時過ぎに届けてもらうことにしたのである。帰宅してから間もなくの配達であったので、留守中ではなく良かったと思う。




星子がネットで購入してくれた大型の旅行カバン。


 隠退牧師の一日ということで、昨日のことどもを記しておいた。三崎教会からの帰宅途中、車の中で、連れ合いのスミさんが、「私達は幸せね」とつくづく言ったものである。お導きを神様に感謝しつつ。