鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

花狩り( 思い悩むなと )

 
 昨日は雪が降り、予報では今日も雪が降るということでした。多少は積もりましたが、すぐに無くなりました。今日は朝から雲が厚く、どんよりとした日であり、夕方になって細かい雨が降ってきました。この天気予報は一週間前から予報されていました。それで、今日は私の子供たちと千葉県は房総半島千倉の花狩りに行く予定を立てていたのですが、予報は雪でしたので中止にしていました。天気が良ければ花狩りに行かれたのに残念です。千葉に行くには横横道路で佐原ICまで行き、久里浜からフェリーで千葉県の金谷に行きます。従って、そんなに遠距離でもなく、一日で楽しむことができるのです。今後の楽しみといたしましょう。
 花狩りはドレーパー記念幼稚園時代に教職員の旅行で何回か出かけました。2月、3月は花狩りの頃なのです。太平洋側に面していますが、温暖な地域で、早くから春の花が咲くのです。思い出す限り、最初に出かけたのは随分と昔になったと思います。その頃、幼稚園に男の先生がいました。差しさわりがあるので匿名にしておきます。彼と私が交替で車を運転し、幼稚園の先生達を乗せて花狩りに出かけました。せっかく行くのですから、ゆっくりと泊まりがけで行ったのです。その日の保育が終わり、それから出かけます。宿に着くのは夕刻であり、お風呂に入って夕食をいただくことになります。まあ、宴会と言うには大げさですが、慰労を兼ねてゆっくりといただくのでした。部屋は彼と一緒に泊まることになります。夜中であったか朝方であったか、突然お腹に重いものを感じました。一瞬、どうかなったのかと思いましたが、どたどたと彼がよろけていました。トイレに立った彼が、暗闇の中で私のお腹を踏んだというわけです。彼の全身がお腹に乗ったのですから、随分と応えました。彼も思わずお腹を踏んで、よろけてしまい、随分とあわてたようです。それはそれで事なきに済んだのですが、これが後々の語り草になったのでした。翌朝、食事をしながら、彼がお腹の上に乗ったことを軽く言ったのですが、そこで大笑いするものの、後々まで笑いが続いたというわけです。花狩りのことを口にすると、必ず彼が園長先生のお腹を踏んだとの話題に発展していくのでした。朝の食事が終わると千倉に行き花狩りです。花畑の持ち主から鋏を借り、畑で自由に花を摘むのです。摘んだだけお金を払うのですが。幼稚園の各教室に飾るためにも、結構花狩りを楽しんだのでした。それから帰途につきますが、お昼時になり、房総半島の海側ですから、美味しい海鮮料理の店が点在しています。本当に楽しい花狩りの旅でした。
 それから10年以上も後になりますが、やはり幼稚園の先生たちと花狩りをしました。その時はもはや男の先生はおりません。幼稚園のバスを運転する人も行きましたが、マニュアルしか運転できないと言い、レンタカーがオートマであるので、私がすべて運転することになったのでした。この旅の思い出はイチゴ狩りもしたということです。やはり一泊で出かけました。夕食は例によって宴会よろしく、皆さんで楽しくいただいたのです。以前はしませんでしたが、その後カラオケが流行り出しているときで、宴会はカラオケがたけなわになりました。若い先生も年配の先生も楽しく歌っていました。翌日は花狩りをして帰途に着いたのですが、道々イチゴ狩りの案内看板がありました。私は無視して運転していたのですが、一人の先生が「イチゴ食べたいなあ」と言いだしました。他の先生も同意しているのです。今度、そういう看板があったら寄ってあげると約束してバスを走らせますが、どこまで走ってもイチゴの看板が出て来ないのです。仕方なく、もうかなり来てしまっているのですが、今来た道を戻り、イチゴ狩りをしたというわけです。楽しい花狩りを行い、海鮮料理を食べ、イチゴをいっぱい食べ、エンチョウセンセイが優しいものですから。
 神様のお恵みである花の季節になりました。たくさんのお恵みをいただくでしょう。
<聖書の言葉>
なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意してみなさい。働きもせず、紡ぎもしない。神が装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことである。
(マタイによる福音書6章28節)