鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

2.11集会と湘北地区( 人々から好意を寄せられつつ )

 
 今日は「建国記念日」と言うことでお休みの日です。しかし、朝から雪になっており、関東地方も寒い日を迎えています。各地で2.11集会が開かれるというのに、雪の日で大変であると思います。キリスト教界はこの日を「信教の自由を守る日」としています。各地で学習会、講演会等が開かれることになっています。昨年3月までは神奈川教区湘北地区内にある大塚平安教会で牧会していました。その湘北地区ではこの日は、「信教の自由を守る湘北地区合同祈祷会」として集会を開いていました。神奈川教区は五つの地区があります。川崎・鶴見地区、横浜地区、東湘南地区、西湘南地区、湘北地区です。各地区は2.11にあたり、学習会や講演会等を開催し、中にはデモ行進をする所もありました。そう言う中で、この時、一同が心を一つにして信教の自由を守る祈祷をささげることが良いのではないかと言うことになり、合同祈祷会としたのでした。最初に講演を聞き、その後グループになってお祈りをささげるのです。
神奈川教区において湘北地区は他の地区とは違った取り組みが導かれています。合同祈祷会もその一つですが、CS生徒大会、湘北地区協力伝道資金等の取り組みをしています。この協力伝道資金は、湘北地区内教会・伝道所の協力伝道のために用いられます。特に教会・伝道所の牧師が病気等、その他の事情で講壇に立てなくなり、そのため他の教師を招く場合、教会の財政上、謝礼・交通費等の支出が困難な時に、この資金が運用されます。ノルトン協力伝道基金については1月28日の日記に記していますが、その基金と連動しながら協力伝道の活動を行っているのです。
CS生徒大会については毎年4月29日に開催しています。その頃になったら、この日記に書くつもりでいました。しかし、4月4日から5月18日頃までスペイン・バルセロナでピアノの演奏活動をしている娘の羊子の所に、連れ合いのスミさんと娘の星子と共に出かけています。そのため、本日湘北地区のことについて記したついでに記しておきます。
CS生徒大会は湘北地区内の17の教会・伝道所に集う教会学校の子ども達が、年に一度、一つの所に集まり、共に賛美し、交わる大会であります。毎年4月29日に「CS生徒大会」として開催しています。毎年、祝福された集いが開かれています。湘北地区において第1回のCS生徒大会が開かれたのは1988年5月5日でありました。会場は翠ヶ丘教会で、12教会230名が集いました。礼拝をささげ、飯盒炊さんを楽しみ、ゲームで交わりを深めます。
CS生徒大会は地区教師会が生み出したといえます。その頃から教会学校生徒が減少しつつあり、各個教会の少人数の教会学校を励まし、活性化するために生徒大会の発案となったのでありました。第1回を開催するにあたり、当時翠ヶ丘教会の早川規牧師が「CSリバイバル」と題して地区内の皆さんに呼びかけています。「私はここ翠ヶ丘教会に遣わされてもう25年になるが、その間CSに活気があったときには平衡して教会もいきいきしているように思う。CSの先生方が疲れてきたり、新しいファイトがなくなったり、問題をかかえる時は、教会も力が弱る。今度、湘北地区で初めてのCS生徒大会を考えてみようということになった。面白くて、各CSのためになり、先生方の学びの場、交わりの場になればよいと考えている。(『湘北地区報』第6号、1988年3月31日発行)。CS生徒大会の企画運営は教師会が当たりましたが、各教会のCS教師の代表者が集まり準備するようになりました。CS生徒大会は各教会を持ち回りで開催し、会場教会が内容を企画し、準備するようになりました。
 少し早いCS生徒大会についての報告ですが、湘北地区ではCSミーティングとして、常に指導者が集まって協議し、活動が導かれています。このような皆さんの祈りと働きがあって、次代の主にある青少年が成長するのです。共に湘北地区の歩みを祈る者です。
<聖書の言葉>
毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。
使徒言行録2章46節)