鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

大矢真理伝道師就任式

昨日、11日に大矢真理伝道師就任式がありました。そのことを日記に記すことにしました。
 大矢真理君はドレーパー記念幼稚園の卒業生です。この3月に神学校を卒業し、いよいよ伝道者の道を歩み始めました。大矢真理君は大塚平安教会の大矢伯文さんと八重子さんの息子さんです。お父さんの伯文さんは長年ドレーパー記念幼稚園の送迎バスを運転され、今年3月をもって退任されました。大塚平安教会では今も役員としてお働きであります。お母さんの八重子さんは大塚平安教会の草創時代から教会に通い、教会の歴史を見つめつつ今日まで歩まれています。真理君にはそのような両親の背中を見つめ、将来は牧師になる決心をしたのでありましょう。

 山梨八代教会に4月より赴任しましたが、本日6月11日に就任式が同教会で開催されました。日本基督教団は教職制度は、神学校の卒業時に補教師試験を受けます。合格すると教区総会にて准允を受けます。それにより伝道師といわれるようになるのです。約3年後に正教師試験を受けます。合格すると、教区総会にて按手礼式が執行されます。それにより教会では牧師と呼ばれるようになるのです。大矢真理君はまずその一歩を踏み出しました。大矢真理伝道師として山梨八代教会の牧会をするのです。もはや大矢真理先生と呼びましょう。

 ドレーパー記念幼稚園の卒業生で牧師になったのは三人目となります。大船教会の渡辺誉一牧師、川崎境町教会の佐竹拓平牧師です。佐竹牧師は幼稚園の園長も兼任しています。幼稚園出身の皆さんが伝道者・園長の職務を担っていること、背後にあって応援しお祈りしているしだいであります。

 11日の合同礼拝は閉会時間がいつもより早く、午前11時には終了しました。牧師として皆さんに挨拶し、一人一人お話をして、それから山梨に向かいました。佐竹順子さんは礼拝が終わるやすぐに出発しました。大和で11時30分のロマンスカーに乗ると12時10分に新宿に着き、12時30分の中央線特急「かいじ」に乗ることができます。その特急は「石和温泉駅」停車するのでした。それで行けば2時30分からの就任式に間に合うのです。しかし、私は礼拝後すぐには出かけられませんので、少しく勤めを果たして出かけたのでした。新宿発2時のスーパーあずさに乗るのが一番早いようでした。しかし、「石和温泉駅」には停車せず、甲府に着いたのが3時25分でした。そこから二駅引き返すわけです。石和温泉駅からもタクシーに乗らなければなりませんので、甲府からタクシーに乗りました。3時50分に教会につきました。就任式は既に終わっており、祝会の最中でした。その祝会で大矢真理先生がドレーパー記念幼稚園の卒業生であり、幼稚園卒業生が牧師の道を歩むことの喜びと、大矢真理先生をよろしく育てていただきたいと挨拶を述べました。佐竹順子さんの挨拶は、この親にしてこの子あり、両親の立派な信仰の証しが息子さんをして伝道者の道を歩ませたとお祝いの言葉を述べました。

 本当に大矢伯文さんと八重子さんはお喜びでありました。教会の前で大矢真理先生を真ん中にして記念写真を写し、午後5時頃山梨八代教会を後にいたしました。手を振って見送る大矢真理先生にこちらも手を振ってこたえましたが、神さまの豊かなお導きを祈りしました。大矢夫妻、佐竹さんと私で大矢さんが運転する車で帰ってきました。朝は1時間30分くらいで着いたと言われますが、中央道の上り、しかも日曜日の夕刻は渋滞が激しく、さがみ野に着いたのが夜7時40分ころでありました。ぜひ、と言われ「つかさ」という天ぷら屋さんで夕食をいただきました。「つかさ」は大矢伯文さんの弟さんが開いています。銀座の「てんくに」の板前さんであったということで、さがみ野駅前にありますが、かなり有名になっているようです。