鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<450>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日〜)<450>
2017年9月18日「いろいろと予防しながら」



聖書の言葉
邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、平和の福音を告げる準備を履物としなさい。なお、その上に、信仰を盾として取りなさい。
新約聖書・エフェソの信徒への手紙6章13-16節)



大型の台風18号が通過し、この界隈は被害がないようであるが、地域的には大雨等の水害、土砂災害等、随分と被害が出たようである。被害に遭った皆さんには心からお見舞いを申し上げる。何事も災害に合わないよう備えているが、いずれも想定外の被害と言われる。自然の猛威には、人は対抗できないのである。自然の災害にはいろいろと備えているが、日々の生活において予防しておく必要がある。
昨年、10月から早苗幼稚園の園長を担うことになり、子供たちと共に過ごしているうちにも、いろいろと案ずることが出てくる。一つは、園庭の隣は貸駐車場になっているが、その駐車場と園庭の境は低い垣根である。これでは不審者が侵入しやすいのである。一跨ぎで越えられるからである。その為の対策を教会の役員会に提案していた。教会も受け止めてくれて、園庭の周囲は高いフェンスで囲むことにしたのである。さらに幼稚園の入口は電動シャッターになっている。主任さんが言われるには、停電で動かなくなったことがあるということであった。災害のとき、停電になれば、シャッターを開けることができない。非難することが困難になるのである。しかも低い垣根ではなく、高いフェンスにしているので、そこからも避難ができない。そこで電動シャッターを使いながらも開閉式の門扉を設置したのである。保育中は電動シャッター開けたままであり、開閉式の門扉の出入りとなる。一日の保育が終わった時点で電動シャッターを閉めるようにしたのである。さらに出入り口は緩い傾斜になっており、雨天のときなどはすべりやすいと、主任さんが言われる。それではと入口の端に階段をつけることにしたのである。特に妊婦さんたちには傾斜ではなく、階段を利用してもらいたいのである。子供たちも階段を楽しそうに歩くようになっている。これらは夏休み中に工事が行われ、第二学期が始まり、いろいろな課題が解消されたので、安心の園生活になっている。
夏休み中に行った工事は、掲示板を設置することであった。教会の掲示版はあるが、幼稚園としては使えない。教会の掲示板の外に幼稚園のお知らせ等を掲げていたのである。幼稚園の掲示板を設置することにより、楽しい幼稚園を紹介するようになったのである。夏休み中の工事といえば、二階のベランダの改修を行う。ベランダには簀の子が敷かれていた。子供たちがこのベランダを行き来するとき、かなりの騒音にもなっている。そこで簀の子の下にクッションを付けたのであるが、幾分解消されたが、あまり変わらない。それで二階のベランダの簀の子はすべて撤去することにした。そして、もともとのベランダをきれいに改修したのである。
こうして案ずることはほとんど改修したのであるが、まだ一つだけ課題があった。園舎は一階、二階とも三教室ずつあるが、二階からの避難路は一ヶ所に滑り台が設けられている。しかし、災害時に三教室の子供たちが避難するには足りないのである。そこで避難滑り台をもう一ヶ所設置することにした。前任のドレーパー記念幼稚園時代、避難滑り台が設置されていた。「くるくる滑り台」と称していた。二連式の滑り台で、二階からはすぐに下に降りられるのである。この二連式の滑り台を設置したかったのであるが、今は作られていないということであった。この避難滑り台は遊びにも適しており、いつも滑り台で遊んでいれば、災害のときには敏速に避難できるのである。夏休み中に設置したかったが、手続き上のこともあり、11月頃には設置されることになっている。
予防上のことは、だいたい備えができたと思っている。後は、今でもそうであるが、楽しい幼稚園を続けることである。「楽しい園の生活は、きらきらわくわくのびのびと」を掲げながら園生活が導かれているのである。



園庭を囲むようにフェンスを設置する。



幼稚園の出入り口に開閉式門扉を設置する。



出入り口の傾斜に階段を設置する。



楽しい幼稚園を紹介するために掲示板を設置する。