鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<23>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<23>
2013年4月4日「交通事情」



 今日は木曜日である。朝は7時頃になると明るくなるので、その前に目が覚めているが、一応目覚まし時計を午前7時にセットしてある。この時計はカレンダー付きのデジタルで、目覚ましの音もいくつかの名曲が入っているので、好きな曲にできる。マレーシアに来るにあたり、小さい目覚まし時計を探したが、家にあるのは結構大きいのである。時計屋さんを覗いたりして物色したが、適当なものがない。マレーシアに赴くにあたり、いろいろと引き出しの中を整理していたら、この時計が出てきたのである。20年も前になるのか、ドレーパー記念幼稚園の年長組お泊り保育が箱根で開催され、ホテル箱根アカデミーに行く。その時、ホテルは教職員に記念品をくれるのである。毎年何かを記念品としてくれていた。クリアファイルの時もあり、パソコンのマウスマットの時もあり、いろいろと文具関係が多かった。いつであったのか、カレンダー付きのデジタル時計もあったのである。いただいたたまま箪笥の引き出しに入れたままであった。デジタル時計であるがカレンダーは付いているし、電卓にもなるし、通貨換算機能も付いているし、目覚ましにもなるし、ワールドタイムも設定されている。カレンダーは2099年まで設定されているとか。軽くて、持ち運びには便利である。こんないい物が引き出しの中で長いこと眠っていたなんて、もったいないことである。ようやくお呼びがかかって、マレーシアで活躍しているのである。年、月、日、何時何分何秒まで表示している。
 目覚ましで起きる場合もあるが、外のけたたましい音で目が覚めるときもある。このコンドミニアムの駐車場があるが、そのどれかの車から発信しているのである。それは盗難よけの発信音で、不審者が車に触れた場合等に激しい音を発信するのだそうだ。とにかくこちらは車の社会である。バイクは見かけるが、自転車はほとんど見かけない。自転車はある国では大量に使われているが、あのようなものに乗ってという、蔑んだ思いがあるようである。バイクは結構乗られているが、それ以上に車の社会なのである。路線バスもあるが、当てにならない。時刻表もなく、いつ来るかわからないバスを待っているのである。だいたい30分くらいで来るようである。羊子と我々夫婦とでクアラルンプール市内に行き、帰りはバスで帰って来た。行くときはタクシーを利用したが、RM20であった。600円くらいである。それに対してバスは市内からコンドミニアムの前までRM1.90であった。しかもお釣りはくれないのでRM2と言うことになり、60円と言うことになる。
 今日は交通事情について、聞いたことを報告しておくことにしている。こちらでも交通の取り締まるはしている。スピード違反の取り締まりもある。道路は80キロ制限なので、そのつもりで走っていると、突然止められて、スピード違反だと言われる。いつの間にか60キロ制限区域になっているのである。ある程度のお金を渡すと見逃してくれる場合もあるとか。違反切符を切られて、後で請求書が送られて来るが、いつまでに払えば半額で良いという内容であるとか。払わないで無視する人もいるとか。問題はタクシーである。メーターを使わないで、料金を請求する場合が多い。乗る前に、この料金でどうかと打診するのである。我々がクアラルンプール市内に行った時、タクシーでRM 20であった。帰る時、いくつかのタクシーの誘いがあり、RM50でどうかと言うことである。不当な料金を請求するのである。タクシーに乗る場合には、必ずメーターを使用するように交渉すると言うことである。



牧師館があるコンドミニアムの前の通り。
車が多く、渡るのが大変である。



コンドミニアムの出入り口の道。
黄色い車線の部分が盛り上がっているので徐行する。



 車の社会であり、それはまた車優先の社会でもある。道路を渡ろうとするが、車は歩行者に対して、ほとんど止まらない。日本のように、車は歩行者に対して止まってくれると思っていたら間違いである。とにかく、切れ目がない車の通過を忍耐深く待ち、車が近づいていないことを確認して横断することである。よろしいと思っていることは、住宅街の道路には、盛り上がりが造られていることである。それがあるのでスピードを出せない。徐行しなければならないからである。とにかく、外に出たら、車には十分気をつけることである。