鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<39>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<39>
2013年4月20日「からだの管理ということ」




 昨日は夕刻に日置さんご夫妻がナイトマーケットに連れて行ってくださった。歩いても行かれる距離であるが、年寄り夫婦を気遣い、特に連れ合いのスミさんの腰の具合がよろしくないことをご存じなので、いつも声をかけてくださるのである。ナイトマーケットについては前にも記している。道路の端に屋台が出て、いろいろな物を売っているのである。だいたい午後6時過ぎ頃から出店するのであると言う。以前、5時30分頃に行き、これから店を広げる状況であった。それでもいくつかの店が開いていたので、そこで買い求めたのであった。だいたい食材関係は何でも売られている。野菜や果物を売る店が多いが、肉類や魚を売る店もある。イスラム世界なので豚肉は禁じられているが、これはマレー人に限られており、その他の人は自由に売り買いできるのである。面白いのは、日本で売られている「ポッキー」というお菓子はこちらでも売られているが、「ロッキー」と言う名称で売られている。「ポッキー」は「ポーク」に似ているからである。いろいろな店を覗いて歩くのも面白い。
 ところで日置さんご夫妻が車で迎えに来られる前に、連れ合いのスミさんは美容院に聞きに行く。コンドミニアムの一階にはちょっとした洋服屋さん、雑貨店、そして美容院がある。スミさんは髪の毛のカットや白髪染めを検討している。3月下旬に羊子が来て、髪の毛の面倒を見てもらったようであるが、そろそろ一ヶ月になる。カットや染めをどうするか検討しているのである。美容院は商店街にもあるが、牧師館がある建て物にあるので聞いてみたのである。カットはRM25で、白髪染めはRM70とかであると言う。両方でRM95とすれば、約3000円と言うことになる。お金の問題よりも、あれこれ注文できないので、結局自分で染めることにしたのである。




4月7日の礼拝前に撮影。
元気に過ごす夫婦である。
塚元由美子さんに写していただく。


 外国に滞在する時、体の管理が気になる。スペイン・バルセロナに二ヶ月滞在したとき、床屋には行かなかった。床屋の店先に5ユーロと書いている。その頃、1ユーロは100円であったので、500円の床屋であった。もちろん、そんなに安くない普通の床屋もある。羊子やスミさんが5ユーロだから行くことを勧める。しかし、どうしても行く気にはならなかった。そのつもりで、行く直前に床屋さんに行ったのであった。二ヶ月くらい床屋に行かなくても、そんなに目立たない。しかし、今回のマレーシア滞在は三ヶ月である。床屋に行くか行かないか思案しているところである。それから病院に行かなければならない状況にならないか、と言うことである。私の前に来たボランティア牧師の中には、近くの医院に行った人がいて、そこの医院の先生は、少しは日本語が分かるそうだ。無理をして我慢してないで医院に行くことを勧めている。私の場合、歯の痛みが出てきたらどうしようかと言うことである。日本にいるときも、歯ぐきが腫れても、抗生物質等の薬を飲んだり、うがい薬等で治してしまうことがあった。こちらに来る前に歯医者さんの検診があり、抗生物質を出してもらうわけにはいかないか相談してみる。予想における薬の処方はできないそうだ。それで知り合いが医院に勤めているので、抗生物質を求めてもらったのである。今のところ歯の痛みも無く、帰国まで何とかおさまっていてほしい。暑い国なので風邪を弾くこともなさそうである。後は食べ物に気をつけたりしていればよいと思うのであるが。
 一昨年、バルセロナに行った時、ウィルス性の風邪にかかってしまった。総合風邪薬を持参していたし、羊子が薬屋さんで処方してもらった薬で何とか治ったのであった。昨年のバルセロナ滞在では、スミさんの腰痛で一日中病院の検査と診断してもらうことになる。狭い飛行機で、あまり動かなかったので、それによる腰痛と言うことであった。徐々に治ったことは感謝であった。バルセロナ滞在では羊子と一緒に生活していたので、痛みを持っても安心していたわけである。しかし、ここでは安心している訳には行かない。もし、具合が悪くなったら、教会の皆さんにお世話になることになる。とにかく養生しなければ。さあ、体操しなくちゃ。