鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<38>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<38>
2013年4月19日「週日の歩み」




 若い婦人たちの集い、バイブル・カフェーが昨日から再開された。当初は隔週の開催であると思っていたが、毎週開催されると言う。こちらは毎週木曜日であり、婦人会は毎週火曜日である。そして、隔週になるが聖書の会が開かれる。5月の第二週は、7日が婦人会、9日がバイブル・カフェー、10日が聖書の会、11日が役員会が開かれるので、週に四回も集会が開かれるのである。聖書の会と役員会は牧師館で開催されるが、他は車で行かなければならず、バイブル・カフェーは往復タクシーを使わなければならないのである。婦人会の場合は、牧師館に近い人が出席されるので、乗せていただくことになっている。集会が多いことについては、牧師としての務めであるから気にならないのであるが、移動については考えてしまうのである。
 大塚平安教会在任中のことが思い出される。多くの場合、牧師は月曜日にお休みをとっている。しかし、幼稚園もあり、施設にも関わっていると、そんなことは言っていられないのである。毎朝8時30分には幼稚園教職員の礼拝がある。讃美歌を歌い、聖書を輪読し、園長がお祈りすることになっている。園長がいない時は一同で「主の祈り」をささげている。その後は幼稚園の門に立ち、登園してくる子供達を迎える。徒歩通園の場合は保護者が送ってくるので、何らかのお話をしている。だいたい9時30分くらいまでは門にいる。そして園長室に引き上げるが、月曜日は10時から年長組の会堂礼拝が教会で行われる。約30分である。この月曜日には日本基督教団の総会書記を担っていたので、月二回くらいは役員会が西早稲田の教団事務局で開催される。相鉄線「かしわ台」駅から乗り、大和駅小田急線に乗り換える。多くの場合、ロマンスカーの特急に乗るのである。これで行くと新宿まで30分で行く。役員会は午後3時頃には終わるのであるが、1時間30分くらいかかるので、帰宅するのは夕刻と言うことになる。火曜日は比較的幼稚園の職務に追われる。お母さん達の役員会やバザー委員会に顔を出したりする。水曜日は教会の婦人会聖書の会、幼稚園のお母さん達の聖書に親しむ会、幼稚園誕生会等、何かの集いがある。先に幼稚園のお母さん達の聖書の会が行われ、婦人会は少し待っててもらい、その後開催していた。木曜日は午前8時には綾瀬ホームに出掛ける。車で20分くらいである。まず8時30分から職員礼拝を行う。その後、9時からは利用者の礼拝である。第四木曜日は綾瀬ホームが終わると10時30分から家庭集会である。連れ合いや他の出席される方を乗せるために、ひとまず教会に戻るのである。集会ではお昼ご飯が出される。美味しい食事をいただい後は、今度は午後2時からの刑務所に向かうのである。八王子医療刑務所まで1時間30分くらいであるが、お腹は満たされているし、朝から集会続きで、思わず居眠り運転となる。いろいろと苦労して眠気を覚ますのであった。3時30分には刑務所を後にするが、途中の相模原を通過する時、スポーツジム&スパがあるので寄ることを常としていた。第四木曜日は一日中が集会であり、お風呂に入り、サウナに入って汗を流して癒されるのである。金曜日は幼稚園の教職員礼拝が終わるやさがみ野ホームの礼拝に出掛ける。こちらは利用者も職員も一緒に礼拝を行う。しかし時には職員だけの礼拝を行うのである。さがみ野ホームの礼拝が終わると、今度は幼稚園全園児の合同礼拝である。金曜日は牧師面接日になっているので、他の集会は開かないようにしていた。土曜日になり、ようやく説教の準備、週報の作成等を行う。



2007年の頃の大塚平安教会のたたずまい。



2007年のクリスマス礼拝の講壇。


 パソコンに入っている大塚平安教会時代の「教会の歩み」を開き、懐かしい思いで各月の予定、歩みを見つめたのであった。よくもこんなに忙しく動いたものだと思っている。それも自分で車を運転するので、移動については楽であった。マレーシアに来て、つい億劫になるのはタクシーに乗ることである。いつも記していることであるが、メーターを使わないで料金を請求するタクシーがあるからである。しかし、教会の人が何かと気を使ってくれて、送迎してくださる。今日もナイトマーケットに日置さんご夫妻が誘ってくださった。歩いても行かれるところであるのだが。