鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<37>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<37>
2013年4月18日「若い皆さんの集い」



 どのように表して良いか分からないので、「若い皆さんの集い」とした。その集いを「バイブルカフェ」と言う。3月からこの日までお休みであったが、再開となる。3月は学校のお休みなので、日本に一時帰国される方があり、また3月を持ってマレーシア勤務が終わり帰国された方もある。3月17日は私達の第一回の礼拝であり、礼拝後に歓迎会が開かれた。そして合わせて歓送会も開かれた。今までマレーシア勤務として派遣されていた久野さん家族が帰国されることになったからである。その久野和恵さんがバイブルカフェの一員として担って来られたのである。それで今迄共に担って来られた新井幸代さんが、4月になって日本から戻られたのでバイブルカフェを再開しましょうということになり、本日の開催となった。新井さんのお宅はMont Kiaraと言う場所にあるが、教会の皆さんには他にもこの地域に住んでおられる方がおられる。この地域には日本人学校があり、子供がいる社員がマレーシア勤務となる場合、この地域のマンション、社員住宅に住む場合が多いのだと言われる。
 本日のバイブルカフェに集まった皆さんは比較的若い人たちである。30歳代から40歳代はじめの頃の皆さんで、皆さんはお子さんがおられる。中には高校生のお子さんもおられるが、ほとんどは小学生のお子さんである。午前10時からの開催であるが、この時間はお子さんたちは学校、幼稚園に行っているので、自由に集会に臨めるのである。幼稚園でも午後3時をすぎないと帰ってこない。日本であれば、まだ始まったばかりで、お昼頃には帰ってくるのである。集会は私達夫婦の他に五人の皆さんがお集まりであったが、そのうちお二人がクリスチャンで、三人はそうではない皆さんである。しかし、お話を伺うと、キリスト教には何らかの関わりがあり、バイブルカフェのことをお知りになって出席されるようになられたと言われる。だから皆さんは聖書に対して積極的な姿勢を持っておられるのである。
 この集いも婦人会がしているようにテキストを用いて学んでいる。聖書を読む会の手引き書がある。「使徒の働き」(マリリン・クンツ、キャサリン・シェル共著)を読み進めており、本日は使徒言行録5章12-26節を読み、設問に答えながら学んだのである。普段、教会の礼拝には出席してなく、クリスチャンではない方々には、少しむずかしいのではないかと思う。かなり信仰的に問われているからである。その意味でも初歩的に解説する必要があるのである。それにしても、皆さんは一生懸命に学びを深めようとされている。




Mont Kiaraにある住宅のバイブルカフェ。



BARABARAというメニュー。チラシ寿司である。



 学びの時は12時で終了し、レストランで食事をすることにした、このMont Kiaraには日本料理店「小林」という店がある。そこに入ったのであるが、まさに日本料理店である。かつ丼、親子どんぶり、お蕎麦やうどんもある。私はBARABARAと言う料理を注文する。なんてことはない「チラシ寿司」みたいなものだった。連れ合いのスミさんは「唐揚げ定食」を食べる。他の方は「サバの煮魚定食」を食べていた。私も魚の煮魚は久しく食べてないので、次回は注文しようと思う。次回は、と言うが、バイブルカフェは今後毎週開かれるそうだ。
 こちらの集会に出席するにあたり、昨日のうちからFooさんタクシーに頼んでおいた。午前9時には迎えに来てもらったが、朝なのでかなり渋滞しているようである。約40分でMont Kiaraの新井さんのお宅に着く。こちらのマレーシア・クアラルンプールではマンションの出入り口にはゲートがあり、警備員が管理している。さらにマンションの玄関に行くと、やはり警備員がいる。その警備員は私達が行こうとしている新井さんの家に伴ってくれた。36階建ての12階にある家である。どのマンションも下から仰ぎ見るようである。
 教会の婦人会の皆さんの集いも毎週開かれている。そしてバイブルカフェの集いも毎週開かれる。週に二回は集会があるが、隔週に「聖書の会」、月に一回「役員会」が牧師館で開かれることになっている。当初は暇である、なんて言っていたが、そうも言ってはいられないようだ。ようやく牧師らしい気分になって来たというわけである。