鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<40>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<40>
2013年4月21日「説教のお休み」



 本日は日曜日であり、KLJCFの聖日礼拝が開かれる。その礼拝の説教を担当するためにボランティア牧師として招聘されているのであるが、本日は私の説教はお休みである。このKLJCFには創立のころより顧問としてフィリップ・コー牧師が関わっており、今でも月に一度は礼拝の説教をお願いしているのである。原則として第三日曜日はコー牧師になるので、5月19日も私の礼拝説教はお休みなのである。礼拝にはいつもスーツで出席し、ガウンを着て説教を担当しているが、本日は説教の担当がないので、暑くない服装で出席しても良いのである。しかし、半袖で出席するのは、なんとなく気が引ける。それで半袖にしても、その上からジャケットを着て出席したのである。礼拝堂は冷房がよく効いているので、寒いくらいである。それに今日は雲行きが悪く、雨が降りそうであったので、傘を二本用意して出かける。
 礼拝にはいつも池上美香さんが送迎してくださる。牧師館の比較的近くにお住まいなのである。礼拝の送迎、また婦人会の送迎もしてくださる。しかし、4月2日の婦人会は美香さんは韓国に行かれており、牧師館がいつもお願いしているFooさんタクシーで会場のラジ洋子さん宅に向かう。しかし、Fooさんタクシーはラジ洋子さん宅は初めてであったようで、随分と迷い、探しながら行ったものである。美香さんが送迎してくださることは、誠にありがたいのである。バイブルカフェは若い婦人たちの集いである。美香さんも同じような年代であるが、この集いに出ていない。従って、バイブルカフェはFooさんタクシーにお願いすることになる。以前から依頼しているようで、Fooさんタクシーは場所を言えば、迷わずに送迎してくれる。午後3時に美香さんが迎えに来てくださり、コンドミニアムの前から乗せていただく。
 本日の礼拝では、奏楽者として初めて樋田多恵子さんが担当してくださる。今後、毎月一度は担当してくださるようである。その他の日はほとんどが諸江修さんが担当している。しかし、ティオ・プイ・プーンさんも時には奏楽を担当してくださるようである。以前、お話をしているとき、ヒムプレーヤーの使用について尋ねたことがある。こちらでは礼拝は日本基督教団出版局の讃美歌54年版を用いているし、礼拝前の賛美はいのちのことば社の「リビングプレイズ」を歌う。今年は第五日曜日がある時は聖歌を用いると言う。このようにいろいろな賛美集を用いると、ヒムプレーヤーも一台では済まなくなるのである。奏楽を担当してくださる方が他に現れることをお祈りしている。



4月21日、礼拝後のお茶の会。




 フィリップ・コー牧師は「アブラハムの成熟した信仰」と題し、創世記22章1〜19節の聖書からメッセージを取り次ぐ。英語でお話するのでラジ洋子さんが通訳をされた。こちらのKLJCFの皆さんは英語をお話することのできる方がほとんどである。しかし、中にはお話されない方もあり、やはり通訳は必要なのである。礼拝後はお茶の会が開かれる。礼拝に出席されたほとんどの方が出席される。本日は一人の新来会者がおられ、紹介されていた。その後は、それぞれ座っている人達が周囲の人と話すのであり、統一して懇談があるわけではない。私の周りには、とり立ててお話する人もいないので、隣りの新井さんのお子さんが持っていた日本の漫画本を読んでいた。漫画本なるものを久しく読んだことがない。なんだかよくわからないと思う展開であったが、やはり漫画本なので面白い。
 本日は礼拝中に雷が鳴り、雨もひどく降っていた。お茶の会でも雨が降り続いていたし、散会して帰る頃も雨が降っていた。今迄にこんなことはなかった。今日も有志で夕食会を行うことになり、美香さんの車に乗せられて食事処に行く。何のことはない牧師館からも歩いて来られる距離の中華料理店であった。「律命」とか、と言う名の店であった。今日の参加者は坪井さん夫婦、岩田さん夫婦、我々夫婦と美香さんの7名である。ビールをどうぞと言われ。私一人だけであったが、久しぶりに喉を潤したのであった。牧師館からこんな近い所に美味しい食事処があるのだから、機会があったら出かけてこようかと思う。