鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記 <13>

 

隠退牧師の徒然記<13>(2011年6月1日〜)
2011年10月28日 「日本語で聖書を読む会の皆さん」 


聖書の言葉
信者たちは皆一つになって、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。
使徒言行録2章46節)


 ブログはもう一つのブログで「御言葉に向かう」として毎週の説教を公開している。六浦谷間の集会の礼拝、横須賀上町教会の礼拝で、実際に説教したものである。従って、単にペーパー説教ではなく、集会の説教なのである。ところで、ブログは「ハテナの会社」を利用しているのであるが、その会社から連絡があった。7月31日の説教は「存在を励ます主」と題したものであったが、その説教をお読みになった方がコメントを入れてくれたのである。




ブログ「御言葉に向かう」のパソコン画面。
説教は毎週公開している。


 コメント、「鈴木先生、ご無沙汰しております。今朝のデボーションのためのメッセージを求めてネットサーフしていたところ、偶然このページを発見しました。横浜では本当にお世話になりました。また、いつも暗中模索している私のことを寛容に見つめてくださるまなざしに、牧者である鈴木先生の温かさを実感しました。メッセージも引き込まれて拝読し、今朝は素晴らしいデボーションとなりました。本当にありがとうございました。またお目にかかれる日を心待ちにしています。下山由紀子」



 下山由紀子さんとは4月4日から5月18日まで、スペイン・バルセロナでピアノの演奏活動をしている娘の羊子のもとで滞在したときにお会いした。その下山由紀子さんが7月25日に我が家にお訪ねくださった。バルセロナ日本語で聖書を読む会の中心になっておられる。その下山さんが7月16日から8月2日まで、お嬢さんと共に一時帰国されたのである。驚いたことに、私共の家からはそんなに遠いところではなく、同じ金沢区なのである。下山さんは帰国して、東北関東大震災で被災した気仙沼第一聖書バプテスト教会の嶺岸浩牧師の消息を得たいと願っていた。バルセロナ日本語で聖書を読む会は皆さんの意見で、献金をそのバプテスト教会に捧げたのである。その献金を私がお預かりし、日本に帰国してからバプテスト教会に送ったのである。下山さんは日本に帰国するものの、もちろん嶺岸牧師と会うことはできない。下山さんがお訪ねくださった翌日、26日に私のパソコンに「いのちのことば社」からのメールが入っていた。いろいろなお知らせをしながらクリスチャン新聞等の案内をしているのである。その中にクリスチャン新聞7月31日号に、嶺岸牧師の証を掲載していることを紹介していた。そして別欄で証の概要を紹介している。私はそれをコピーして、今いる下山さんの家にファックスしてあげた。下山さんは大変喜ばれ、これをバルセロナの下山さんのパソコンに送ってくださいというのである。バルセロナ日本語で聖書を読む会の皆さんにも紹介したいと言われる。下山さんは月報を発行されており、バルセロナ日本語で聖書を読む会の報告をし、また関係する皆さんのお働きや証等を紹介されている。このような出会いが導かれており、その下山さんからのコメントは私自身の喜びであった。ブログに対する評価を求めるわけではないが、やはりコメントをくだされば嬉しいものだ。
 


バルセロナ日本語で聖書を読む会の礼拝。
説教を担当させていただいた。



マドリッド日本語で聖書を読む会の礼拝。
こちらでも説教を担当。また聖書の学びも担当
させていただいた。


下山さんはバルセロナ日本語で聖書を読む会を担っているが、マドリッド日本語で聖書を読む会の皆さんとの出会いも導かれている。羊子がマドリッド東北関東大震災救援コンサートでピアノ演奏するため、私達も訪れたのであるが、二泊三日お世話くださったのは祥永さん・フェルナンドさん夫妻であった。このお二人がコンサートを企画されたのである。お二人は日本語で聖書を読む会も担っておられ、私はその集いの礼拝を担当し、また聖書研究も担当したのであった。バルセロナにしてもマドリッドにしても少人数の人々であるが、集いを続けておられることにはまことに敬意を表したい。ヨーロッパ諸国の中で、それぞれ集会を開いている皆さんが、今年はイギリスのケンブリッジに参集し、共に修養会を開催した。娘の羊子も参加している。大きい、小さいは関係ない。主の御心を求めて、共に集まり、聖書を開く。主の祝福が豊かに与えられるのである。


8月に英国ケンブリッジで開催された、ヨーロッパ全土に広がる日本の教会・集会参加者を対象にした『キリスト者の集い』の参加者の皆さん。バルセロナ日本語で聖書を読む会からは、鈴木羊子と下山由紀子さんの家族3人が参加した。(バルセロナ日本語で聖書を読む会月報より転載)