鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記 <12>

 

   隠退牧師の徒然記(2011年6月1日〜)<12>
2011年10月26日 「『スペイン滞在記』の発行」 


聖書の言葉
そこで、敬愛するテオフィロさま、わたしもすべて事をはじめから詳しく調べていますので、順序正しく書いてあなたに献呈するのが良いと思いました。(ルカによる福音書1章3節)。


 2011年4月4日から5月18日まで、スペイン・バルセロナでピアノの演奏活動をしている娘の羊子のもとに、私達夫婦と二番目の娘である星子と三人で出かけ、45日間滞在した。その滞在記は6月1日から8月9日まで、ブログで公開している。今までのブログは文章だけであったが、スペイン滞在記には写真を掲載している。個人情報の問題もあり、私達家族の他は、なるべく顔写真を掲載しないようにした。また名前も実名を伏している。ブログ公開は皆さんが喜んで御覧くださっていた。毎日カウンターをチェックしていたが、多いときは100名の皆さんが御覧になっていた。45日間であるが、70回にして公開したのである。滞在記であり、旅行記ではないので、日記のようなものである。だから特別に記すべきことが無い時には読書感想文なるものを書いたりしていた。また、日記を書きながら自分のものの考え方の変化等も記すことになる。同行した星子が写真を写してくれていた。1千枚も写したということである。彼女は帰国するや、編集してCDに焼いてくれたので、ブログに添付するにはとても便利であった。写真は私も、羊子も、友達の路美さんも、そして羊子の友達も写していたので、それらの写真をも使用することができた。
 



「スペイン滞在記」として本にする。



 この度、「スペイン滞在記」として小冊子を発行することになったのは、連れ合いのスミさんのためでもある。スミさんはインターネットを開かないので、これはブログをそのまま本にしてあげる必要を覚えたのである。ネットで製本機なるものを調べたら、手ごろな製本機「とじ太くん」なるものがあり、専用のファイルを併用するとかなり良い物ができそうだと思った。早速取り寄せたのである。印刷はすべてパソコンであるが、両面印刷の用紙を購入し、70回のブログを146頁にして製本することに成功したのであった。これはスミさんに内緒で作業した。9月19日が彼女の誕生日なので、その日に贈呈することにしたのである。誕生日の当日は星子、百合子、友達の弥生さん達も集まり、お祝いの会を催した。そして、その席上において「スペイン滞在記」を贈呈したのであった。発行日は「9月19日スミさんの誕生に」と記している。もちろん喜んでくれたことは言うまでもない。



お誕生日のお祝いのケーキ。残念ながら誕生会の写真は
公開するほどのものは無く、下記の最近の写真で
生活を報告する。
 

「スペイン滞在記」はスミさんへの誕生日祝いであるが、スペインでお世話になった皆さん、また日本において背後からお祈りくださった皆さんへの感謝のしるしとして発行したものである。何よりも羊子にはいろいろと世話になった。羊子の住む家には、日本人の女性・路美さんも一緒に住んでいる。一人で住むには広すぎるし、一緒に住んでもらうことにより、家賃を分担してもらっているのである。その路美さんにはいろいろとお世話になった。観光案内、生活の知恵等でお世話くださったが、私と星子が散歩中にスリに遭い、そのため私達を警察に伴って届をだしてくれたのである。バルセロナ日本語て聖書を読む会の下山由紀子さんと山田修平さん、マドリッド日本語で聖書を読む会の祥永さんとフェルナンドさん夫妻の皆さんにはいろいろとお世話になった。観光案内を買って出てくださったり、体調を悪くした時にはいろいろとアドバイスしてくれたのであった。これらの皆さんへの感謝としても小冊子を発行したのである。早速、スペインの皆さんには小冊子を発送したのである。
 皆さんにも差し上げたいのであるが、何しろ印刷が大変である。146頁を一枚一枚パソコンで印刷するので、時間もかかる。少しずつ作業をして、なるべく皆さんに贈呈したいと思っている。製本機を購入したので、今までの発行印刷物を整理することができる。楽しみの一つになった。週報、説教、牧会メモ、テレフォンメッセージ、新報談話、講演、寄稿文、ブログ等、本にまとめたいものが盛りだくさんある。隠退牧師だから出来ることを喜んでいる。こうなると「徒然記」どころか「多忙記」になってしまいそうである。



ハヤトウリの手入れをするスミさん。



収穫されたハヤトウリとジャンボピーマン。