鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

CS生徒大会( あなたと共にいると )

 
  昨日は湘北地区について思いを馳せる機会が与えられ、湘北地区協力伝道について記しました。今日はCS生徒大会について記しておきます。毎年4月29日に開催されていますので、その頃になったら記すつもりでいました。しかし、4月、5月はブログをお休みにするので、書く機会が無くなり、昨日湘北地区に思いを馳せた関連で書いておくことにしました。
神奈川教区湘北地区でCS生徒大会を開催したのは、1988年5月5日でした。会場は翠ヶ丘教会で、12教会230名が集いました。礼拝をささげ、飯盒炊飯を楽しみ、ゲームで交わりを深めたのでした。このCS生徒大会は湘北地区牧師会の話し合いの中で生まれたものです。その頃から教会学校生徒が減少しつつあり、各個教会の少人数の教会学校を励まし、活性化するために生徒大会の発案となったのでありました。その頃、東湘南地区が既に開催しており、湘北地区でも開催しようと牧師会で話し合ったのでした。第1回を開催するにあたり、当時翠ヶ丘教会の早川規牧師が「CSリバイバル」と題して地区内の皆さんに呼びかけています。「私はここ翠ヶ丘教会に遣わされてもう25年になるが、その間CSに活気があったときには平衡して教会もいきいきしているように思う。CSの先生方が疲れてきたり、新しいファイトがなくなったり、問題をかかえる時は、教会も力が弱る。今度、湘北地区で初めてのCS生徒大会を考えてみようということになった。面白くて、各CSのためになり、先生方の学びの場、交わりの場になればよいと考えている。5月の連休を利用して一日、各教会のCS生徒と教師が集まって、新しいプログラムを持ってみるのはどんなものだろうか。CSを大切に考える教会や信者の皆さんのご支援を望むや切であります」(『湘北地区報』第6号、1988年3月31日発行)。その早川規先生は群馬の前橋教会に転任されましたが、数年後に天に召されました。
CS生徒大会は湘北地区内の17の教会・伝道所に集う教会学校の子ども達が、年に一度、一つの所に集まり、共に賛美し、交わる大会であることを趣旨として、毎年4月29日に開催するようになりました。今も祝福された集いが開かれていることは喜ばしいことです。CS生徒大会の企画運営は当初は牧師会が当たりましたが、各教会のCS教師の代表者が集まり準備するようになりました。当時、伊勢原教会の篠原愛義牧師のお連れ合い・節子さんがDCEであったことから、中心的に活動され、CS生徒大会を発展させてくださったのでした。CS生徒大会は各教会を持ち回りで開催し、会場教会が内容を企画し、準備するようになりました。礼拝に続き、ミニ運動会、大きな教会学校、賛美を共に、等の各教会の企画するプログラムを喜びながら毎年の開催となって行きました。当初の開催日は5月5日でありましたが、2年後の1990年から4月29日の開催となり、今日に至っています。5日は家族の計画があり、29日は出かける家族は少ないという判断からです。
CS生徒大会の打合せを毎年開くうちにも、中学生や高校生への取り組みが導かれてきました。中学・高校生の集いも毎年開かれるようになったことも喜ばしいことです。他の教会の若い人たちとの触れ合いから信仰が導かれ、洗礼を受ける人もいるのです。昔はKKSという組織がありました。教会高校青年の頭文字を取っての名称でした。各教会はKKSとしての活動が導かれていたのです。教区の集いがあり、全国集会もありました。私も神奈川教区の代表として全国KKS大会に出席しました。山中湖で開催されましたが、北海道や九州からも出席があり、随分と啓蒙されたのでした。その全国大会に出席した者の中から、私を含めて数人の牧師が生まれています。また、その時の講師が岡田五作先生で、神学校に入学してから、先生が校長に就任されたことも不思議な出会いにもなるのです。若いときに主の集いに導かれることは、大きな成長となります。CS生徒大会が今後も祝福の開催となりますよう祈っています。
<聖書の言葉>
若者にすぎないと言ってはならない。わたしがあなたを、だれのところへ遣わそうとも、行ってわたしが命じることをすべて語れ。わたしがあなたと共にいて必ず救いだすと主は言われる。
エレミヤ書1章7節、8節)