鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

横浜本牧教会牧師就任式( 祝福を祈りつつ )

 
 本日は横浜本牧教会の森田裕明牧師就任式です。この横浜本牧教会で4月から9月までの間、代務者を務めましたので、万感の思いを持ちながら出席したのであります。10月から牧師として就任した森田裕明牧師は、私と関わりがある牧師であり、それだけに彼が横浜本牧教会に就任したことは喜びでありました。就任式は午後3時からでしたが、午前10時30分からの礼拝に出席しました。当初は、礼拝は彼のために遠慮しようと思っていました。私に対しては彼が緊張するからです。だから私たち夫婦が礼拝にも出席すると言った時、少し驚いていたようです。でも、彼の礼拝説教は堂々として、立派であったと評価しておきましょう。就任式は、教会の皆さんが手づくりでご馳走を用意してくださり、出席者一同喜びの祝会でした。関係する牧師達から祝辞が述べられましたが、彼の幅広い交友関係を示されるのでした。代務者として関わりましたので、私も一言祝福を述べさせていただきました。

森田裕明牧師のご就任を心からお祝い申し上げます。
新しく迎えられた牧師と共に、新たなる宣教が祝福されますようお祈り致します。
森田裕明君(と言わせていただきますが)とは、宮城県の陸前古川教会で出会いました。まだ中学生でした。中学・高校生時代、教会の交わりが導かれていました。その後、私が大塚平安教会に赴任してから、再び彼との出会いが導かれました。そして、神学校で学び、牧師への道を歩むとき、我が子の成長を心から喜んだ次第です。北海道の教会、横須賀上町教会を経て、この度御教会に招聘されましたことは何よりの喜びであります。御教会の代務者をお引き受けしましたのは、10月から森田裕明君が赴任することになっていたからであります。親として横浜本牧教会がどのような教会であるのか、ということです。わずか半年でしたが、横浜本牧教会の皆様が主にあって祝福の歩みをされておられることを、身をもって知ることができました。例えば、そんなことは決してないとは思いますが、あまりよくない教会でしたら、赴任はストップをかけようか、なんてことも考えました。そんな心配はいりませんでした。彼が赴任するのでなければ、私がこのまま横浜本牧教会の牧師に就任しても良いと思ったくらいです。温かい教会員の皆さん、責任を持ってご奉仕される皆さん、いつも牧師を大事にしてくれる皆さん、とても良い教会だなあと思いました。このような教会に招聘されたことを、本当に喜んでいます。どうか森田裕明牧師を祈りつつお支えくださいますようお願い致します。
森田裕明君へ。
就任を心からお祝いいたします。横浜本牧教会の皆さんが、あなたが一生懸命になりすぎているので心配しています。少しだけ力を抜きなさい。あなたは私のように、何でも引き受けてしまいますが、もう私の真似をしなくても良いのですよ。教会の皆さんにお任せすることが大切なことです。体を大事にして、聖子さんと共に横浜本牧教会でお励みください。あなたがたご家族の上に主の祝福が豊かにありますようお祈りしています。
鈴木伸治・スミ

 就任式司式をしたのは神奈川教区議長の岩粼隆牧師でした。彼は私と中学生の時代から清水ヶ丘教会で育ちました。お互いに残ったものが葬儀の司式をすることになっています。それを知った森田裕明君が、彼は私の第一弟子と自負していますので、「もし、岩粼先生が先に天国に行ったら、僕が先生の葬儀司式をするんですよね」と念を押すのです。その祈りもあるでしょうが、まずは横浜本牧教会で祈りを深め、主の宣教を力強く現していただきたい。
<聖書の言葉>
愛する子テモテへ。父である神とわたしたちの主イエス・キリストから恵みと、憐れみ、そして平和があるように。
(テモテへの手紙<二>1章2節)