鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

地の塩・世の光(幼稚園の卒業遠足)

幼稚園の卒業遠足で「グリンパ」へ行ってきました。以前は「日本ランド」でしたが、名称が変わっています。富士山をふもとであり、目の前に富士山が雄大にそびえています。今年は常に頂上には雲がかかっていて、全容をはっきり見ることは出来ませんでしたが、それでもその富士山に励まされながらソリ滑りが出来ました。ここは冬のお楽しみの場で、スケートやそり遊びが出来ます。大きな遊園地でもありますから、観覧車やミニ機関車等もあります。また、おもちゃ室は自由にブロックを組み合わせていろいろなものを造ることが出来ます。これは「グリンパ」になってから設置されました。今年は2月1日、木曜日という日に出かけました。当初は1月の半ば頃、金曜日に出かけていました。しかし、何処の小学校、幼稚園も同じような日程を取るので、大変混雑するのです。それで日程を遅くし、木曜日にしたのでした。金曜日にするのは翌日はお休みの日でもあるからです。
確かに混雑はしていませんでした。例年の半分くらいのバスが並んでいました。私たちの幼稚園は、午前11時頃に着きましたが、すぐソリ遊びをしないで、まず食事をしてしまいます。そして12時頃からソリ遊びをしますので、そのときは他の団体はお弁当を食べており、比較的空いているのです。ソリには二人が並んで座り、上から滑ってきます。かなりのスピードで滑り降ります。下は滑り終えた人が歩いており、ぶつかっている光景がよく見られます。下でカメラを構えていたりすると、激しくソリごとぶつかってきます。場内放送で、滑り終えたら、直ちに脇に移動するようにと注意していますが、そんなにすばやく移動は出来ません。危険なのは、滑り降りた傾斜を逆に上がっていくことです。上がっていくには両脇から上がることになっているのです。
今年は暖冬でどの程度の雪かと思っていましたが、ソリ滑りには支障がありませんでした。人口雪で作られていますが、行く途中でも道路の端に雪がありましたので、少し寒ければ雪が降るのでしょう。晴天ではありませんでしたが、時々日差しが現れていました。しかし、風が冷たく、私のようにソリ滑りはしないで、下で子ども達の滑る姿を見つめている者には応えました。子ども達は滑ってはまた上がっていき、何回も何回も滑っていました。
今年は具合が悪くなる子どもがいないので良かったと思います。以前、出かけてきたものの具合が悪くなって、休憩所で休む子どもがいました。あるいはあまりにも寒くて、滑るのを嫌がり、休憩所にいる子どもも居ました。そういうときには私が一緒に休憩所で留守番をしているのです。ストーブのそばで、温まりながら子どもとお話し出来るのも良いものです。今年はそういうお恵みはありませんでした。
予定では午後1時30分には出発の予定でしたが、お弁当や支度などで滑る時間にずれ込んだため、出発が遅くなりました。2時前になっての出発でした。1時30分頃には帰り支度を始めましたが、その頃は、ゲレンデには誰もいません。何処の団体も帰り支度です。2時過ぎには次々にバスが出て行きました。従って、ゲレンデが込み合うのは午前10時から午後1時頃までの3時間くらいのようです。その後は誰も滑っていなのですから、その時間を利用すればよいわけですが、そういうわけにはいかないのです。午後3時頃、幼稚園に着く予定でしたが、4時近くになってしまいました。お迎えに来ていた保護者の皆さんには申し訳なく存じます。
卒業遠足が終わりました。幼稚園の思い出の中に、この日の思い出も刻まれたことでありましょう。いろいろな園生活が今後の成長の基礎になりますが、何よりも聖書の教えにより過ごしたことが大きな土台となっています。そして、その土台は卒業ではなく、一生支えとなるでしょう。祝福の人生を歩むことを祈っているのです。
聖書の言葉
「あなたがたは地の塩である。あなたがたは世の光である。」(マタイによる福音書5章13-16節)