鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<438>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日〜)<438>
2017年5月6日「なんとなく過ごしつつ」



聖書の言葉
だから、わたしとしては、やみくもに走ったりしないし、空を打つような拳闘もしません。むしろ、自分の体を打ちたたいて服従させます。それは、他の人々に宣教しておきながら、自分の方が失格者になってしまわないためです。
(コリントの信徒への手紙<一>9章26-27節)



5月になるとともにゴールデンウィークになり、お休みが長く続くので、誠にありがたく過ごしている。と言っても、どこに出かける計画もなく、なんとなく過ごしているのである。なんとなくすごしているのであるが、2日には八景島スパに行くことになる。連れ合いのスミさんが、娘の星子が一緒に行ってくれるなら、スパなるお風呂屋さんに行っても良いというのである。そのため、星子は仕事の合間に来てくれる。夕刻に出かけたのである。八景島のスパは会員になっているが、もうかれこれ一年も行っていない。八景島の中にあるのではないが、近くにシーサイド・スパ八景島ができた。2010年4月から現在の住居に住むようになり、その施設があることを知る。前任の大塚平安教会在任の頃、綾瀬市の周辺にはお風呂屋さんが結構存在していた。「ここち湯」とか「健康センター」、「スーパー銭湯」等、さらに足を伸ばせば大和市相模原市にもある。相模原市のサウナは、刑務所や少年院の職務が終わると、帰りの道にあるので、必ず寄っていた。従って、月に二回はサウナに入る喜びがあったのである。しかし、現在住んでいる付近には、保養所なるものが少ない。ないことはないのであるが、なんとなく行きづらいのである。八景島スパには、以前、連れ合いのスミさんと利用したことがある。しかし、腰を痛めているスミさんにとって、内部は滑りそうで怖いと言い、それからは行くこともなかった。ところが誰かが一緒であれば行っても良いということで、娘の星子と共に行くことになったのである。しかし、結果はやはり同じであり、同伴者がいても、滑りそうなので怖いという。もう二度と行きたくないとも。まあ、一人で楽しもうかと思っているのであるが。
翌日の3日には墓参に出かける。毎年、3月のお彼岸の頃には、お寺から護持会費の袋が送られて来る。浄土真宗の両親がいなくても、我が家はお寺の墓檀家になっている。お寺に先祖や両親も姉のお墓があるのだから、墓檀家はやむを得ないことである。義務を果たすことは当然でもあるし、墓参にも出かける。しかし、今年はまだ一度も墓参には行ってないので、このお休みにより出かけたのである。お墓に出かける毎に示されるのであるが、随分と真新しい墓石が並ぶようになっている。古くなり、無縁墓地になったお墓を整理しているようである。3月終わりから4月の始めに出かけることが多かったのは、お寺の源平桃を鑑賞するためでもある。このお寺に父が源平桃の木を寄贈したのである。それが今ではかなり太い木になり、お寺の境内を彩るのである。今回は花の時期も終わり、新緑の源平桃の木を、いろいろな思いをこめて眺めたのであった。その後、お寺の帰りは「トンカチ」というホームセンターに買い物に行く。スミさんが花の苗や種を求めたいのだという。腰が痛いと言いながらも、園芸になると、痛さも忘れてしまうようだ。
そして、4日には、早速、園芸にいそしむのであった。春になって、庭の雑草も一斉にはびこり、何とかしなければと思いつつ過ごしていた。お休みが続いたので、ここは一つ庭の整理をすることにしたのである。しかし、2時間も草むしりをしていると、疲労がたまり、その日の作業はお終いにする。そして、5日にも、6日にも2時間ほど庭の整理をする。ゴールデンウィークとはいうものの、ワークウィークということになる。しかし、庭の整理は気になっていたので、これで責任を果たした思いで過ごすことになるだろう。
4日の夜にはバルセロナ在住の羊子とFaceTimeで、画面を通して語らう。羊子は生まれた義也を我々に見せるため、何かにつけて連絡してくる。直接にあったこともないのであるが、いつも画面を通して生長ぶりを示されている。私達がバルセロナに滞在したときは、動物達の犬や猫達とも楽しく過ごしたのであるが、彼らも画面に登場してくれる。連れ合いのスミさんは、彼らの名前を大声で呼ぶのであるが、画面では通じないようである。
なんとなく過ごしたゴールデンウィークであったが、充実した日々であったと思う。5月は、10日が私の誕生日であり、78歳になろうとしている。神様がまだ働きなさいと言っているようで…。



墓参にて。改めて墓誌にて、先祖を示される。



ホームセンターにて、花の苗や種を求める。



生後三ヶ月になる孫の義也君。



犬達も、なんとなく見守りながら横になっている。



猫のカムイは義也君が大好きなようで。