鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<424>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日〜)<424>
2016年10月31日「現場の感覚を取り戻し」



聖書の言葉
兄弟たち、わたし自身は既に捕らえたとは思っていません。なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。
(フィリピの信徒への手紙3章13-14節)


やはり幼稚園の園長という現場に戻ったので、個人的な時間が取れなくなる。このブログも10月11日に書いて以来である。毎日ブログの閲覧カウントを見るたびに、いつも皆さんが閲覧してくださるのに、誠に申し訳ないと思っている。今日は時間が取れたのでブログを書く喜びを与えられている。幼稚園は週三日、月水金の執務になっているが、今日の月曜日は休ませていただいている。明日の火曜日は次年度の入園願書受付、水曜日は入園面接のため、連日執務することになるからである。
水曜日は入園面接であるが、午後4時から5時まではオリブ工房の聖書の集いがあり、面接後は駆け付ける状況でもある。今までは駆け付けて会に臨むことがなかったので、この忙しさに感謝しているのである。幼稚園の歩みもいろいろな行事があり、いろいろと心を動かされる時を与えられている。10月10日は運動会であり、それについては既に記している。この早苗幼稚園は園児120名もいるが、園庭が狭いため小学校の校庭を借りての開催である。園児数については、縮小する方向を持ちながらも、希望者が多く、どうしても縮小することができないのである。送迎バスも運行してないのであるが、希望者が多いということは、それだけ住民が多いということなのであろうか。しかしまた、この早苗幼稚園は歴史も古く、名門と言われるようになっていることもある。子どもたちを迎えるため入口に立つのであるが、ほとんどの保護者が自転車で登園するのである。今は子供を乗せるための座席を自転車に取り付けられるので、自転車の前と後ろに乗せて来られる。一人は弟妹であるが、中には二人とも園児である場合もある。登園してくる子供たち、また保護者の皆さんに大きな声で挨拶すること、誠に喜びというほかはない。昔に遡った境地なのである。
10月21日はお芋ほりであった。本牧の街は都会であり、畑等は見かけない。それでバスに乗り、三浦半島津久井観光農園に出かけたのであった。バスと言っても大型の観光バスは幼稚園の近辺には入れないので、中型のバス、マイクロバス程度のバス4台に乗る。今は高速道路が整備されているので、そんなに長い時間のバス乗車ではない。観光農園は高台にあるので、東京湾を見、千葉の房総半島まで眺められるのである。お芋ほりは、園児一人に3株が与えられており、かなりたくさんのお芋を掘ることができる。感想としては、多すぎるのではないかと思う。一人5、6本程度で良いのに、10本、20本も収穫することになる。そして、お芋を掘ったら幼稚園に帰り、お弁当は幼稚園で食べるのである。前任の幼稚園は、お芋ほりは30分ほど歩いて行ける距離である。そしてお芋ほりが終わったら公園でお弁当を食べる。その後は公園なので楽しく遊んで帰るのであった。それぞれの幼稚園の取り組みであり、バスで出かけるのも楽しい経験であった。
本牧には畑がないというのは、認識不足である。10月28日は年長組と年少組が近くの山頂公園に出かける。歩いて30分くらいで山頂に着く。山頂の周辺は結構畑があり、少しでも土地があれば畑にすること、どこでも同じであるようだ。この辺では一番高いところの様である。年長組が年少組のお友達と手を繋ぎ、守りながらの歩行はどこの幼稚園でも取り組まれている。山頂公園はかなり広い場があり、周辺のドングリ拾い等で楽しむ。当日は散歩で出かけることを知らなかったので、スーツ姿で一緒に行くのであった。今度は年中組が散歩に出るので、少しはラフな格好で出かけようか。とにかく子供たちが元気に過ごしている場にいること、少しは若返りの経験になっているのであろう。そういえば、最近は1キロほど体重が増えたようだ。連れ合いのスミさんの多めのお弁当を食べているからでもあるようだ。
10月から園長としての歩みが始まると思っていたが、早くも10月が終わり、11月の歩みとなる。新しい出会いを喜びつつ歩むことにしている。




散歩でお出かけは、年長さんが年少さんをガードしつつ。



本牧の山頂公園でドングリを拾ったり、駆けずり回ったりして楽しむ。