鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<404>

隠退牧師の徒然記(2016年3月1日〜)<404>
2016年3月26日「祝福の出会いが与えられ」



聖書の言葉
わたしは、御子の福音を宣べ伝えながら心から神に仕えています。その神が証ししてくださることですが、わたしは、祈るときにはいつもあなたがたのことを思い起こし、何とかしていつかは神の御心によってあなたがたのところへ行ける機会があるように願っています。
(ローマの信徒への手紙1章9-10節)



前週は久しぶりにお会いする人々があり、出会いを喜んでいる。一つは、ドレーパー記念幼稚園の同窓会である。幼稚園は卒業した子供たちの同窓会を三回開催している。一回目は、3月に卒業した子ども達の同窓会である。その年の7月には開催するのである。それぞれの小学校で、どんな勉強が好きか、お友達のこと等、それぞれ報告してもらう。出席した子供たちは、つい最近まで使っていた机や椅子に対して、「小さいねえ」なんて言うのである。そして、二回目と三回目は春分の日に行っている。小学校卒業生は午前中に、中学校卒業生は午後に開催している。一回目の同窓会は卒業した子供たちのほぼ全員が出席する。二回目の小学校卒業生は半分くらい、三回目の中学校卒業生になると三分の一くらいの出席である。小学校の卒業生はあまり変わりなく、幼稚園時代の姿を思い出すことができる。しかし、中学校卒業生になると、なかなか思い出せなくなるのである。それでもそれぞれの報告を聞いているうちに、幼稚園時代の面影が浮かび上がってくるのである。卒業生と共に保護者のお母さんたちも出席するが、ほとんどお変わりのないこと、懐かしく、また喜んでいる。卒業生が再び幼稚園に集まってくること、幼稚園が人生の基であることを示したいのである。在園中、繰り返しイエス様の教えを示されたのである。「自分を愛するように、お友達を愛しましょう」と教えられ、それは子ども達の姿勢へと導かれていると思う。どのような場所にあろうとも、一人の存在を大切にしつつ歩むことをお祈りしているのである。「幼稚園は、先生たちも、いつもあなたがたをお祈りしています」と子どもたちを励ましたのであった。毎年、皆さんから年賀状をいただくが、幼稚園卒業生からも送られている。そして、卒業生と共にお父さんやお母さんからも賀状をいただいている。成長した子供たちの様子を知らせてくださるのである。元気よく、立派に成長している報告を読むとき、うれしく思いつつ、お祈りが導かれてくるのである。
前週はもう一つの出会いがあった。3月22日にバルセロナ日本語で聖書を読む会が開かれ、奨励を行う。今回で三回目になるが、バルセロナ在住の皆さんと日本にいる私達が共に礼拝をささげたのである。日本時間の午後7時、バルセロナ時間の午前11時である。今は日本にたいしてバルセロナは8時間遅れとなっている。サマータイム制度があり、その時は7時間遅れとなる。iPadのFeceTimeを利用して画面を通して礼拝をささげるのである。最初にお祈りがささげられ、讃美歌を歌う。そして牧師の奨励が行われる。この奨励については事前に原稿を送っている。従って、説教の原稿を見ながら聞くことになる。FeceTimeは電波の関係で、音声が途切れることがある。聞き取れないこともあり、そのため当日の説教原稿を事前にお渡ししておくのである。このネット礼拝は2015年6月25日が第一回であった。そして、二回目はその年の11月18日に行う。丁度、羊子とイグナシオさんが日本に一時帰国しているときであった。そして、今回が三回目となる。このようにネット礼拝が導かれるのは、私達夫婦が実際にバルセロナにおいて共に礼拝をささげていたからである。2011年、2012年、2014年にバルセロナに滞在したとき、バルセロナ日本語で聖書を読む会に出席する。そして、そこで奨励をさせていただいたのである。その意味で、皆さんとは親しくさせていただいているのである。しかし、いつも同じメンバーではなく、行くたびに新しいメンバーであったりしている。集会の中心になっている下山由紀子さんや羊子と共に、下山さんのご家族、羊子のイグナシオさん等ともネット礼拝でお会いすることができ喜んでいるのである。
下山さんご家族は今年の年末年始にかけて一時帰国されている。その時、1月4日にご家族で私どもの家を訪問されたのである。お連れ合いのカルロスさん、娘さんのみずきさんと久しぶりにお会いしたのであった。私達は2014年10月21日から2015年1月7日までバルセロナに滞在しているので、1月4日にお会いしたことは一年ぶりの再会ということになる。今回、画面でお会いしたのであるが、久しぶりと言っても、今年のお正月にはお会いしているので三か月ぶりなのである。以前、お交わりした皆さんと久しぶりにお会いすること、お元気な姿を拝見して喜んでいる。それがまた、今を生きる私達の支えとなるのである。
本当にお祈りに覚える人が多くて、朝から晩までお祈りしていようか…。



同窓会は、まず教会で礼拝をささげる。



同窓会で励ましを与える元園長。



ネット礼拝。バルセロナの皆さん。



ネット礼拝。日本から奨励を行う。