鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<334>

隠退牧師の徒然記(2015年2月11日〜)<334>
2015年5月19日「思いが届けばと祈りつつ」


聖書の言葉
愛する人たち、わたしたちが共にあずかる救いについて書き送りたいと、ひたすら願っておりました。あなたがたに手紙を書いて、聖なる者たちに一度伝えられた信仰のために戦うことを、勧めなければならないと思ったからです。
(ユダの手紙3節)


 郵便を出さなければならず、夕方の散歩のついでに投函すればよいのであるが、それでは一日遅くなる。本来、土曜日か日曜日に出せばよかったのであるが、日曜日の礼拝等でできなかったのである。それで月曜日の午前に郵便局に行くことになる。今まで、自分の乗用車と共に軽自動車を所有していた。それは我が家の子供が使用していたのであるが、もうかなり古くなっており、子供の方は自分で好みの車を求めたのである。だから廃車手続きと任意保険の中止の手続きをしなければならない。既に軽自動車の税金支払い請求書が来ている。早く廃車にしないと税金の支払いとなってしまうのである。しかし、土・日曜日はできなかったので、月曜日の朝のうちに投函したのであった。
ところで、その郵便局までは歩いて10分は要する。六浦谷間の集会と称するほど、我が家は奥まったところにあり、近くには郵便ポストなるものはないのである。92段の階段を上り、上の住宅街を歩き、それが次第に坂道を下っていき、国道16号線に出る。横浜南共済病院の近くに郵便局がある。今はあまり手紙等で郵便局には行かない。それでも時々振込等で郵便局を利用しているのである。大塚平安教会在任中は郵便制度を用いること常連とも言えた。教会員の皆さんに郵送することの週報、お手紙等、月に一度は定期的に送付している。個人的にも皆さんにお手紙を差し上げるので、記念切手が発売される度に求めていたものである。その後、パソコンにしても、携帯電話にしてもメールを使うようになり、以前ほど手紙を出さなくなっていく。だから記念切手はまだ多く残っている。何とか手紙を書きたいと思っているのであるが。メールは履歴として残るので、後で読み返すことができ便利である。そうであれば手紙は投函する前にコピーしておけば良いのであるが、それも面倒である。
10分も歩いて手紙を投函すること、散歩を兼ねるので良いとは思う。それに今は以前ほど手紙を出さないので、郵便局が離れていても苦にならないのである。しかし、それにしても大塚平安教会在任中は、郵便局は目と鼻の先にあり、何かと便利であった。教会にしても幼稚園にしても、多くの関係者に郵送しなければならないことがある。目と鼻の先の郵便局は、大量の郵便物を持参しても、そんなに大変ではない。昔の郵便物の取り扱いを懐かしく思っている。今はメールなるものが発達しており、ありがたいと思っている。娘の羊子が15年前にスペイン・バルセロナに渡ったとき、今ほどメールは使われていなかった。それで手紙にしても国際スピード郵便と言われるEMSで送受信していたものである。一週間くらいで届く様である。電話にしても、その頃も安い電話というものがあったが、利用していていない。だからあまり電話も利用していなかった。それが今ではメールで送ることができ、説教原稿でも週報でもメールに添付して送ることができるのである。写真でも動画でも添付できるので、ビデオを見てはスペインの羊子の生活、活動を知ることができるのである。また電話にしてもiPadFaceTimeで画面を見ながら話すことができる。時々子供たちが集まるのであるが、必ずFaceTimeで語らうのである。だから今はスペイン・バルセロナに手紙を出すなんてことは全くないのである。便利な世のなかになったと思う。
メールで要件が済むようになり、郵便の手紙は必要がなくなったと思うがそうではない。郵便とメールとでは異なる。メールでも事細かに意を伝えることができるが、やはり郵便の手紙とは異なる。便箋に書かれた直筆から、その人の人柄、思いが伝わって来るからである。この際、達筆であるとか、悪筆であると言わないで、便箋に向かい、思いを伝えることではないかと思う。書き終わったたら面倒でもコピーをとっておく。いただいた方も直筆の手紙は嬉しいのである。このように記しながらも、ついメールで済ませているのであるが。いろいろと郵便事情を思いながら、スペインの黄色いポストを懐かしく思いだしていた。



家の近くにある郵便局であるが、徒歩10分は要する。



マレーシア・クアラルンプールの郵便ポスト。
黄色いポストは速達用。2013年4月に撮影。



スペイン・バルセロナの中央郵便局の前で。
連れ合いのスミさんと星子と共に。2014年10月に撮影。



バルセロナの郵便ポストは黄色くて。
背景はサグラダ・ファミリア。2014年10月、星子撮影。



ローマの郵便ポスト。背伸びしないと投函できない。
2012年10月、ローマ訪問時に撮影。