鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

バルセロナ滞在記「聖誕の門を仰ぎ見つつ」<31>

バルセロナ滞在記(2014年10月21日〜)<31>
2014年11月28日「日本との時間差を思いながら」



 日本にいる我が家の二番目の娘、星子からメールが届く。帰国してから一ヶ月が経とうとしており、バルセロナでの楽しい生活が懐かしいと記してあった。10月21日に、羊子の結婚式のために成田空港からフライトしたのであるが、その時、星子も一緒であった。星子は仕事があるのでゆっくり滞在できないが、それでも10月29日まで滞在して帰国したのである。羊子の結婚式は10月25日であり、だからその後は短い滞在であるが、バルセロナの旧市街に行ったし、サン・パウ病院グエル公園サグラダ・ファミリアの内部見学などもすることができた。2011年4月4日から5月17日までは我々夫婦と星子も一緒に滞在している。従って、バルセロナは結構見学して歩いているのである。しかしその時は、サグラダ・ファミリアの内部見学はしなかったし、サン・パウ病院は工事中であった。今回の短い滞在でこれらのことが果たせたことを星子も喜んでいるのである。
 いつも日本のことを心に示されながら生活している。今、パソコンでブログを作っている時、この時間は10月28日午後5時50分であるが、日本時間は29日午前1時50分なのである。日本に対してバルセロナは8時間遅れとなっている。こちらが夜の時間は日本では昼間であり、同じ時間帯でないことが不思議でもある。だから電話にしてもiPadFaceTimeにしても時間調整をやりくりしながら連絡するのであった。今の時間は日本では寝ているので連絡が取れない。日本で朝を迎え、動き出すのは午前9時頃だとすると、こちらでは夜中の午前1時頃である。もっともこの時間はまだ起きていることもある。この時間に食事をしている時もある。しかし、だいたいは午後10時頃に夕食をとり、12時頃には就寝するようにしている。日本の午後9時頃はこちらの午後1時頃なので、連絡をするとすればこの時間が良いということだ。時々、三番目の子供、優とは iPadFaceTimeで連絡している。パソコンであればスカイプであるが、iPadFaceTimeを持っているので、使用しているのである。それにしてもiPadFaceTimeにしてもパソコンのスカイプはお互いの顔を見ながらお話しすることができるので便利である。先日の羊子の結婚式の日、羊子が家にいて支度をして出かけるにあたり、カメラやビデオに収録する人々がいろいろな角度から羊子を撮影していた。事前に連絡しておいたのであるが、その時、日本にいる優がiPadFaceTimeでお祝いの言葉を述べてくれた。さっそくそれらの状況もカメラマンが記録してくれたのである。こちらの午後3時頃であるから、日本の午後11時頃である。
 いつも8時間差を示されながら生活している。今は午後の6時頃であるが、日本にいればこの時間帯に2時間の散歩をして帰ってきた頃であり、お風呂に入って午後7時頃には夕食をとっていた。もはやこちらの生活習慣になれており、この時間帯は犬の散歩をして帰ってきており、その後はシャワーを浴びたり、パソコンの作業をしたり、あるいは読書をしている。そして午後10時頃になって夕食となる。夕食はいつもは羊子や連れ合いのスミさんが用意してくれるのであるが、昼食は私が作ることもある。もっとも細かい料理はできないが、焼きそばは三回も作っているし、スパゲッティ、カレーライス、マカロニ等も作っている。お世辞であっても、みんなはおいしいと言ってくれるので、おだてられてまた作ることになるのである。時間差から食事の話になっているが、毎日の朝食はご飯と味噌汁である。お米は近くのスーパー・カプラボで販売している。こちらではパエリアでお米を使うので、どこのスーパーでも売られている。しかし、日本の醤油、味噌等は売られていない。中国、韓国系の食材店で売られている。昨日は犬の散歩で、30分歩いてシウタデリャ公園に行く。その付近に中国系の食材店があり、味噌を買い求める。羊子の家に味噌があったが、もう使ってしまったので、新しく買い求めたのである。それで今日の朝食はその味噌を使っての味噌汁であった。このバルセロナには東京屋という日本人の店があるということだ。しかし、羊子が言うには、とにかく高いそうだ。その点、中国・韓国系の食材店で買った方が安いということであった。
 バルセロナであるが日本料理店があるし、中華料理、韓国料理店がある。ケンタッキー・フライドチキンの店もある。いわゆるKFCの店はマレーシアにもあり、クアラルンプールで三ヶ月間過ごしたとき、連れ合いのスミさんと時々食べていた。今回バルセロナに来てからまだ一度もKFCには入っていないが、二年前の2012年9月から二ヶ月間過ごしたときにはスミさんと二人でこの店に入っている。それから入ったことはないがマグドナルドの店があり、散歩で店の前を通るが、いつも大勢のお客さんが入っている。この様に世界のどこにいても、日本の食生活はできるが、やはり日本に帰って日本の食事をいただくことが望みでもある。星子がバルセロナから帰国して一ヶ月と言っているが、我々も後一ヶ月もすれば帰国するのである。



特製のカレーライスをどうぞ。



みんな美味しいと言って食べてくれる。



サグラダ・ファミリア聖誕の門側。



サグラダ・ファミリア受難の門側。