鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<300>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<300>
2014年10月20日「少しお休みをして」


聖書の言葉
わたしたちの間で実現した事柄について、最初から目撃して御言葉のために働いた人々がわたしたちに伝えたとおりに、物語を書き連ねようと、多くの人々が既に手を着けています。そこで、テオフィロさま、わたしもすべての事を始めから詳しく調べていますので、順序正しく書いてあなたに献呈するのがよいと思いました。
ルカによる福音書1章1-3節)



 「ブログは書くことがないから、もう止めようかと思っている」と家族に言うと、「いやそんなはずはない。書くことはいっぱいあるでしょ」と言われ、ブログの中止なんて誰も考えていないのである。書く身になれば、いつも同じようなことは書きたくないし、書けば昔のことを引っ張り出して書くことになり、それも繰り返したくないのである。だから最近は書かない日が続くことがある。10日も書かない日が続いた。ブログを始めたころは毎日書き続ける。2006年6月から書き始めたのであるが、書いて書いて書きまくり、2007年3月まで毎日書き続けるのである。しかし、やはりその頃は多忙を極めていた。大塚平安教会牧師、ドレーパー記念幼稚園園長、綾瀬ホームとさがみ野ホームの嘱託牧師、八王子医療刑務所教誨師、神奈川医療少年院篤志面接委員の職務を担っている。そして、2002年に日本基督教団総会書記に選ばれ、2007年もまだ職務を担っていたのである。日本基督教団の書記の任務は2010年10月まで続くのである。四期8年間務めたことになる。このように多忙の日であったのに、よくも毎日ブログを書き続けたと思う。2007年3月に、ようやくブログの執筆を中止にした。もはや書くことができなかった。2010年9月からブログを再開するのは、その9月で横浜本牧教会の代務者を退任するので、その後の予定がないままに書き始めたのである。するとまた、むらむらと書く意欲が出てくる。それ以来、毎日のようにブログを書き続ける。そして2011年3月末に止めたのであった。2011年4月4日からスペイン・バルセロナに赴くからである。
 こうして最近はあまり書くことが無いので、飛び飛びに書いていた。ところがここのところ毎日書き続けている。10月15日以来、16日、17日、18日、19日、20日と毎日書いている。実は今までのブログにも記しているが、10月21日からスペイン・バルセロナに赴くからである。現地でもブログを書いて公開できるのであるが、現地の生活は、推敲しながら滞在記としてまとめたいので、ここはしばらくお休みにするのである。10月15日以来毎日書いたのは、「隠退教師の徒然記」が300回目に近づいていたので、ここはその数字をもってお休みにしようと思ったのである。何も書くことが無いと言いながら、結構、現実と重ねながら昔のことを書くことになるが材料が見つかる。
 それにしてもよくも書いてきたと思う。自分のブログで過去の歴史を検索できることを知るようになり、自分で書いたブログが貴重な資料になっていることを知るのである。ブログから検索すること、実はドレーパー記念幼稚園の現在の園長、佐竹和平さんに教えられたことである。佐竹和平さんは幼稚園や教会のことでわからないことがあると、私のブログで検索されると言われる。そのようなことを知らなかったので、教えられてからは、しばしば私も自分のブログを検索しているのである。いつ頃、このことについて記していると示されるのである。このことは以前にも記しているが、項目で多いのは、「スミさん」である。ブログの中で度々登場するので、ブログはいろいろな題をつけているが、総主題を「スミさん」としましょうと記している。
 「ブログはいろいろな題」を付けているが、今の執筆は「隠退教師の徒然記」である。今までのブログには、2006年6月から書き始めた「福音日記」上下、2010年9月から書き始めた「無任所教師の所見」、2011年9月にまとめた「スペイン滞在記」、2013年9月にまとめた「受難の門を見つめつつ」、2014年1月にまとめた「常夏の国にて」で冊子にしている。「隠退牧師の徒然記」は2012年12月に第一巻と第二巻をまとめて冊子にしている。第三巻は2014年6月に冊子にまとめている。現在の「隠退牧師の徒然記」は次年帰国してから第四巻として冊子にする予定である。こうして何もかもブログに書いてきている。「もう何も書くことが無い」とは本音である。しかしまた、二ヶ月半の間スペイン・バルセロナ滞在があるので、また材料が与えられる。だから、もう少しブログが続きそうであるが、以上記したように、ひとまずお休みにしておく。再開は2015年1月半ばあたりになるだろう。



今まで発行したブログ集。いずれも自作出版である。