鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<299>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<299>
2014年10月19日「礼拝を重ねながら」


聖書の言葉
まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。神は霊である。だから、神を礼拝する者は、霊と真理をもって礼拝しなければならない。
ヨハネによる福音書4章23-24節)



 今までも六浦谷間の集会について記してきたが、今回もいくつかの角度から記しておく。10月19日の礼拝をもって、しばらくはお休みになるからである。今週の10月21日から次年2015年1月8日までスペイン・バルセロナで滞在するからである。いつも記しているがバルセロナには娘の羊子がいるからである。彼女は14年前にバルセロナに渡り。ピアノの研鑽を行い、死にものぐるいで演奏を学ぶ。かの有名なピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ先生の薫陶を受け、今ではスペイン中に知られるピアニストになっている。スペインばかりではなく、アメリカ、ウクライナ、マレーシア、カメルーン、そして日本でもコンサートを開いている。その羊子のもとには2011年4月4日から5月18日まで、2012年9月10日から11月6日までも訪れている。いずれも牧師の現役を退任してからである。2011年の時は現役を退任したものの、無任所教師なので現役とも言える。しかし、2012年は現役を隠退しての訪問であった。大塚平安教会在任中、バルセロナに赴きたいとの希望を持っていたが、職務があるので行かれなかったのである。退任することによって、時間もあり、何の責任ある職務も担っていないので、自由に行かれるようになった。責任ある職務を持たなくなったのではない。「神の庭・サンフォーレ」を支える会の委員長であるし、シルバさん家族を支援する代表者でもある。これらの委員会は都合をつければ変更できるのである。2013年3月からも三ヶ月間、マレーシア・クアラルンプールのボランティア牧師を担ったので、六浦谷間の集会もお休みになった。
 六浦谷間の集会としての礼拝はお休みになる。しかし、お休みの間でも、それぞれの場で礼拝をささげているのである。バルセロナに滞在しているときは、六浦谷間の集会バルセロナ礼拝との名称で礼拝を毎週ささげている。六浦谷間の集会として礼拝をささげたとき、そのときの礼拝説教はそのままブログで公開している。しかし、バルセロナにしてもマレーシアにしても、海外にいるときの礼拝は公開していない。従って、2014年10月19日の礼拝説教をブログで公開してからは、帰国するまでお休みとなる。帰国するのは次年1月8日であり、迎える日曜日の礼拝は1月11日である。その日は横須賀上町教会の礼拝説教であるが、今までも六浦谷間の集会以外の横須賀上町教会、三崎教会、その他の教会での説教もブログで公開しているのである。次回の六浦谷間の集会としての礼拝は2015年1月18日である。
 現役を隠退しても、あたかも現役を担っているかのごとく、毎週のように説教に向かうことができ、心から感謝している。2010年11月28日から六浦谷間の集会が始まったのである。2010年3月に30年6ヶ月間務めた大塚平安教会を退任する。しかし、すぐに4月から9月まで横浜本牧教会の代務者を務める。そして、10月から無任所教師になり、どこの教会にも所属しないので、説教の務めはなくなるのであるが、しかし長年、説教作成のために御言葉に向かってきたのである。その習慣は無任所教師になっても続けられていた。土曜日には翌日の礼拝説教が作成されている。折角、説教が用意されているので、この説教を公開するブログを開いたのである。従って。前記したように外国にいる間は、説教としては公開しなかったが、隠退してもなお説教に向かうことができているのである。説教が作成されているので、六浦谷間の集会としての礼拝をささげるようになったことも事実である。
 六浦谷間の集会としての礼拝が導かれていることを感謝している。数字で表す必要はないが、75歳になるまで、毎週礼拝をささげてきたのであるが、小学校3年生の半ばから日曜学校の礼拝に出席しているので、それらも含めれば3300回の礼拝に出席していることになる。10歳頃から出席していることにしている。現在75歳であるから65年間礼拝に出席している。一年は52回として計算している。大塚平安教会滞在中、声帯ポリープの手術で北里大学病院に入院し、約一ヶ月礼拝を休んだことがある。また、青山教会時代や陸前古川教会時代に腰痛で入院し、礼拝を休んだことがある。それらの休んだ日を引いても3000回は礼拝に出席して今日に至っているのである。その意味で、六浦谷間の集会における礼拝を喜び、感謝している。大きな声では言えないが、知人の牧師の中には、必ずしも毎週の礼拝に出席してはいない。気分が良くなかったり、ちょっとした都合で礼拝を休むことがあるそうだ。何とも言えないが…。私の場合、第二日曜日は横須賀上町教会の礼拝を担当し、毎月ではないが、第四日曜日には三崎教会に呼ばれることが多い。そして、その他は、と言うより本命は六浦谷間の集会としての礼拝に出席している。今のところ休んだことが無い。外国に行っても、そこで礼拝をささげているのであり、だから休んだのではない。生涯、礼拝を重ねながらの歩みを感謝している。



鈴木家であるが、六浦谷間の集会として礼拝をささげている。