鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<282>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<282>
2014年9月9日「心を燃やしつつ…」


聖書の言葉
一緒に食事の席に着いたとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しになった。すると、二人の目が開け、イエスだと分かったが、その姿は見えなくなった。二人は、「道で話しておられるとき、また聖書を説明してくださったとき、わたしたちの心は燃えていたではないか」と語り合った。
ルカによる福音書24章30-32節)



 「隠退牧師の徒然記」としてブログを書きつつも、最近は書く間隔が開き、皆さんが忘れたころに書いている。要するに書く材料が無くなったと思っているのである。ブログを書くと言っても、現在の体験から、自ずと今までの体験を結びつけるのである。そうすると、今までの体験はほぼ記していることになる。体験に基づかないことを記しておきたい、それが願いであるが、だからと言って新しい出来事が、この隠退牧師には起きないのであった。そんな思いでいるとき、先日の9月6日にはブログのカウントが90,000になった。こんなに大勢の皆さんがお読みくださっていることには、心から感謝した次第である。ブログを書いている日数は958日である。これは2006年6月からの書いた日数でもある。そのときは2007年3月まで、毎日記しているので、10ヶ月でおよそ300日書いたことになる。その後、しばらくお休みになるが、2010年10月に再開し、翌年の2011年3月までの6ヶ月間で180日書いている。その後は2ヶ月の「スペイン滞在記」、同じく2ヶ月半のスペイン滞在記「受難の門を見つめつつ」、そして3ヶ月のマレーシア・クアラルンプール、ボランティア牧師としての「常夏の国にて」等を記している。それらの合間を縫って「隠退牧師の徒然記」を記しているのである。このブログを通して、人々とのいろいろな出会い、体験等を記してきたが、もうそろそろ書くことがなくなりつつある。だから、ブログの絶筆を述べると、家族や知人が反対する。書くことがないはずがないというわけである。しかし、書いている者の身になれば、もはや同じようなことしか書けなくなっていることがつらいというわけである。もう、昔の思い出話も書きつくしたし、新しい体験も、隠退牧師の境遇では、そうそうあるものではない。
今年は10月半ばから3ヶ月間、またスペインで過ごしてくるが、過去二回過ごしているので、新しいこともあまりないであろう。ただ、一度目は4月と5月であり、二度目は9月と10月であった。それぞれ季節も異なり、体験することも異なっていた。今回は10月半ばから11月、12月、そして1月の初旬までであるので、体験することも異なる。次年1月7日まで滞在するのは、1月6日の顕現祭を体験したいからである。いわゆるクリスマスの体験である。日本はクリスマスと言えば12月25日であるが、国によっては1月6日の顕現祭を大切にしている。これがクリスマスなのである。その様なとらえ方を経験することも良いと理解している。「もうそろそろ書くことがなく」と言っているが、書くことを止めないためにも、新しい経験が必要なのである。ともすると億劫と言う思いがあり、新しい経験を嫌がる傾向があるので、なるべく胸を躍らせるような、心を燃やすような体験を求めているのである。
 10月半ばころにスペイン・バルセロナでピアノの演奏活動をしている娘の羊子のもとに、連れ合いのスミさんと、二番目の娘・星子と共に行くことにしたので、飛行機の航空券を求めることにした。8月頃からネットで調べ始める。インターネットで海外旅行の航空券を求めるため、いろいろな条件を提示しては、もっともよいと思われる日程を調べていた。これが結構楽しいのである。過去二回の経験があるので、それらが参考になっている。2011年4月の飛行機は失敗であった。航空券を取り、その日が近づいたとき、旅行社から連絡が入る。予定のフライトはキャンセルが多く、欠航することになったので、別の飛行機便を航空会社が手配してくれたので、それでよいかと言うのである。別の便は全日空であった。実は全日空は割高であるので、スイス航空にしていたのである。それがキャンセルになる代わりに全日空で行かれるのであるから、乗り換え時間を考えることもせずに応じてしまったのである。全日空はフランクフルトで乗り換えて行くことであった。その乗り換え時間は1時間くらいしかなかったのである。その全日空は少しばかり遅くなってフランクフルトにつく。しかし、乗継時間が1時間しかなかったので、乗り継ぐことはできなかったのである。フランクフルト空港から何とか羊子に連絡し、結局、フランクフルトで4時間待ち、バルセロナには午後11時過ぎに到着したのであった。その様な失敗があるので、今回のフライトは乗継時間に余裕があること、朝早い出発でもなく、夜の出発でもない、昼頃出発し、昼頃帰国するフライを決めることが出来た。乗り継ぎ時間も2時間以内は赤字で書いており、「乗継時間にご注意ください」と記されている。今回の乗継時間は、往路は2時間20分、復路は2時間15分であり、十分ゆとりがある。毎日、ネットで海外旅行の航空日程を調べる楽しさで、ここしばらくは生き甲斐を得ることが出来たということである。
 なるべく、「隠退牧師の徒然記」を書くことにする。「もうそろそろ…」なんて言わないで、日々「心を燃やしつつ…」歩むことにしよう。とりあえず閲覧カウント100,000を目指すことにしよう。



ブログの閲覧カウントが90,000になる。