鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<258>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<258>
2014年6月4日「基点とする日を持ちながら」


聖書の言葉
まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がそのときである。なぜなら、父はこのように礼拝するものを求めておられるからだ。神は霊である。だから、神を礼拝する者は、霊と真理をもって礼拝しなければならない。
ヨハネによる福音書4章23-24節)




職務を隠退しての生活は、時間に追われることなく、それでも日々同じようなことを繰り返しながら生活している。それも一週間の歩みが自然と定められているのでる。日曜日のことを振り返っておこう。いつも起床するのは朝6時から7時頃であるが、日曜日は六浦谷間の集会としての礼拝があるので、8時までには洗顔、食事を済ませる。そしてその後は週報の印刷、また説教をプリントする。もっとも通常は夫婦二人の礼拝なので、プリントも少ない。それでも週報は10部くらいを印刷しておく。インターネットをなさらない方にはプリントアウトした週報を郵送するからである。我が家の子ども達には説教と共に週報をメールに添付して送っている。それが終わると礼拝の場をセットしたりする。食事をする場が礼拝の場であり、リビングはあるが、お客さんがあったりしても、ここでお話しすることが多い。テーブルがあるので、便利なのである。礼拝にはヒムプレーヤーを使用している。「讃美歌54年版・讃美歌第二編」用のものと「讃美歌21」用の物を所持している。大塚平安教会が讃美歌54年版から讃美歌21に変更したとき、ヒムプレーヤーも新しくしたのであるが、今までの物はそのまま保存しておいた。その後は使用しないまま戸棚に眠っていたのである。もったいないので我が家で保管している。讃美歌21のヒムプレーヤーにしても、幼稚園の朝の礼拝のために購入したのである。当初は使用していたが、その後は「子どもさんびか」を用いての職員礼拝にしたので、これも使わないで戸棚に眠っていた。それで引っ越しの際、我が家で使うことにしたのである。引っ越しの時には、まさか我が家で礼拝をささげることなんか考えてはいなかったのであるが、二台のヒムプレーヤーが大いに活動している。もっとも我が家の子ども達が六浦谷間の集会における礼拝に出席したとき、最近は星子が奏楽を担当してくれているので、生演奏で礼拝をささげることが出来るのである。羊子が帰国したときには羊子の奏楽で礼拝をささげている。
六浦谷間の集会における礼拝は、当初は讃美歌21 で賛美していた。しかし、その後、讃美歌54年版には懐かしい讃美歌があるので、特に私たち夫婦の年齢は讃美歌54年版を好むのである。それで今は讃美歌54年版で礼拝をささげているのである。毎月第二日曜日は横須賀上町教会の礼拝説教、第四日曜日は三崎教会の説教であり、この時は讃美歌21をもって賛美しているのである。ところで第二日曜日の横須賀上町教会の礼拝には私たちの子ども達、星子、百合子、そして友達の西尾弥生さんが土曜日から来て、礼拝には一緒に出席している。西尾弥生さんは横須賀上町教会で私より洗礼を受けているので、第二日曜日には必ず出席しているのである。日曜日は朝食後、9時30分には一同で車に乗って出かけるのである。
六浦谷間の集会の礼拝は午前10時30分から始まり、11時30分頃に終わる。我が家のリビングに設置している時計はメロディーつき電波時計であり、礼拝中でも午前11時には大きなメロディーで知らせてくれる。ちょうどその頃は説教が始まって間もなくであり、だいたいいつもの通りだなと思いつつ説教を取り次ぐのである。説教は会衆に向けて取り次ぐのであるが、その会衆がたった一人の場合、なかなかお話しをするのが困難になる。どういう言葉で語るかである。それで作成された説教プリントを読むことにしたのである。もちろん会衆も説教プリントを手にしている。説教は会衆を示されながら御言葉にむかい、作成が導かれるのであるが、その説教はブログ公開しているので、不特定多数の皆さんを心に示されながら準備しているのである。ブログを閲覧くださるのは毎日15件くらいであり、週に100人の方が読んでくださっていることになる。だから礼拝は一人を相手に御言葉を取り次いでいるのであるが、一人の背景には100人がおられるのである。プリントを読むうちにも誤字脱字に気が付くし、一人の会衆も指摘してくれるのである。ネットに公開するので、良い校正の時となっている。
当初は献金をささげていなかった。しかし、途中からささげるようになり、いつも連れ合いのスミさんが献金感謝祈祷をささげている。スミさんの礼拝における務めは聖書朗読である。当日示されている聖書を朗読する。我が家の子ども達が出席している時は子ども達が読むことになっている。礼拝席上献金と共に聖餐式も執行している。毎月第二日曜日には横須賀上町教会で説教を担当し、そして聖餐式を担当している。六浦谷間の集会でも、子ども達が全員出席したときには聖餐式を執行しているのである。
我が家の子ども達にとっても六浦谷間の集会としての礼拝を心にとめている。連れ合いのスミさんが胆のうの手術で3週間入院したとき、いつも二人で礼拝しているのであるが、一人で礼拝をしなければならない事態になる。子ども達はそれぞれ都合をつけて出席したのである。自らが準備して礼拝をささげることはライフワークであり、子ども達もそれを受け止めてくれているのである。いつまで続くのか…。



2010年12月、礼拝を開始して二回目の礼拝に小澤さんと田野さんが出席された。



2014年4月20日イースター礼拝をささげる。