鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<225>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<225>
2014年1月10日「人生の途上を書き留めつつ」


聖書の言葉
人々からでもなく、人を通してでもなく、イエス・キリストと、キリストを死者の中から復活させた父である神とによって使徒とされたパウロ、ならびに、わたしと一緒にいる兄弟一同から、ガラテヤ地方の諸教会へ。わたしたちの父である神と、主イエス・キリストの恵みと平和が、あなたがたにあるように。
(ガラテヤの信徒への手紙1章1-3節)



たまたまお風呂に入りながらテレビを見ていたら、99歳の女性が1500mも泳ぐ場面が報じられていた。この人は70を過ぎてから泳ぎ始めたのだという。一日3時間も泳いでいるという。2時間かけて食事をとる。後期高齢者とも思えない健在ぶりである。もう一人の人を紹介していた。93歳の男性で染物の絵を描く達人である言われ、今も現役で活躍しているのである。我が家の風呂場には浴室用の小さいテレビが設置されており、入浴しながら結構情報を得ることになる。先日も高齢者の生き方について報じていた。定年退職し、その後は自分史を書いたり、料理教室に通ったり、老人クラブに通ったりしている人々を紹介していた。老人クラブではいくつかの決まりがある。現役時代のことは言わないこと、現在の身分を口にしないことなどある。今のありのままで付き合うことが前提となっているのだという。新年と共に高齢者の生き方を示された思いである。
かねがねマレーシア・クアラルンプール滞在記を発行したいと思っていた。2013年3月13日から6月4日までクアラルンプール日本語キリスト者集会のボランティア牧師として三ヶ月間赴いており、滞在記を記していたのである。その滞在記はブログですでに公開しているが、冊子にまとめたいと思っていた。ブログで公開したものはプリントアウトしている。それは連れ合いのスミさんはインターネットをしないので、スミさんが読むためでもある。すでにプリントアウトされているので、後は「はじめに」「おわりに」「目次」等を作れば冊子にすることができるのである。すぐにもできそうで、日々いろいろなことがあるので取り組めなかった。このところ時間もあることなので冊子の準備を進めていたのである。そして、2014年1月10日に発行することができた。やはり一冊にまとめると、いつでも紐解くことができるので、繰り返し見ることができる。
ブログを冊子にまとめるのはこれで5冊目になる。一冊目は2011年4月4日から5月18日まで、スペイン・バルセロナに滞在してピアノの演奏活動をしている娘の羊子のもとに、連れ合いのスミさんと次女の星子と三人で滞在した記録である。その記録を「スペイン滞在記」として2011年9月19日に発行している。この時は発行部数を20冊とし、数人の知人にも差し上げている。ブログは滞在記の他は基本的には「隠退牧師の徒然記」である。2011年6月1日から2012年2月29日分を第一巻とし、2012年3月2日から2012年9月1日分を第二巻として「隠退牧師の徒然記」として2012年12月10日に発行している。これらは限定一冊であり、我が家に残すためでもある。そして4冊目は2012年9月10日から11月6日までの約二ヶ月間、再びバルセロナにいる羊子のもとに連れ合いのスミさんと共に過ごした滞在記を「受難の門を見つめつつ」と題して、2013年9月19日に発行している。これも限定一冊である。9月19日付にしているのは、スミさんの誕生日プレゼントの意味もある。部数を多くして皆さんに差し上げたいのであるが、パソコンでの自作出版は結構大変でもあり、写真も多く入れているのでインク代が嵩むからでもある。今、公開している「隠退牧師の徒然記」も結構たまって来ているので、第三巻として冊子にするつもりである。今までの説教集も少しずつ準備を進めているので、これも冊子にすることができるであろう。
新しい年はなるべく多く未知の体験をしたいと思っている。とにかく体験がないとブログに書くことがないのである。今までは鎌倉まで自宅から歩き、鎌倉からは電車で帰って来ていた。今度は鎌倉から逗子、逗子から神武寺神武寺から六浦と歩いてこようかと思っている。自宅から前任の大塚平安教会まで歩いてみようかと思っているのであるが。



2013年9月19日に発行した「受難の門を見つめつつ」。



2014年1月10日に発行した「常夏の国にて」。