鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<223>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<223>
2014年1月4日「一年の始まりに」


聖書の言葉
新しい歌を主に向かって歌え。主は驚くべき御業を成し遂げられた。右の御手、聖なる御腕によって、主は救いの御業を果たされた。
詩編98編1節)
あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。
(ローマの信徒への手紙12章2節)



2014年が始まり、やはり今年の歩みがどのように導かれるかと思う。昨年は神様のお恵みをいただき、大きな喜びが与えられたことについては12月31日のブログに記している。しかし、喜びがあるからお恵みであったというのではなく、たとえ喜びでは無くても、日々歩みが導かれているだけでもお恵みなのである。例えば、痛みを持ち、苦しみを持ちつつ歩んだとしてもお恵みとして歩みたいのである。
今年から六浦谷間の集会は主題を設定し、主題聖句に励まされて歩むことにした。1月5日の週報に掲げて歩み出すのである。主題は「一生信仰」である。どなたかの言葉に似ているが、真似たのではなく聖書の言葉から示されたのである。聖句は「わたしは、神に近くあることを幸いとします」(詩編73編28節)とのみ言葉であるが、これはローズンゲン「日々の聖句」(ベテスダ奉仕女母の家出版部)が2014年の聖句として示しているものであり、六浦谷間の集会としても、この聖句に励まされて歩むことにしたのである。
今年も皆さんから年賀状をいただき感謝している。隠退した存在をいつも心に留めてくださり、賀状をいただくだけで励まされる。返信としての賀状には昨年のお恵みを報告しておいたが、引き続き皆さんとのお交わりを祈っているのである。年末には年賀状について所感を記したが、印刷されたご挨拶だけでも、お元気な存在として受け止めたのである。ちょっとした近況が記されると、元気な歩みが示されるのであるが。新しい年の抱負等を記されている方もある。目標をもって歩む皆さんを応援し祈りに覚えることにしたい。




2014年の年賀状。



ところでこのお正月には私の目標が達成された。私は毎日散歩しながら過ごしている。しかし、ただ歩いているのでは、それは健康に良いのであるが、目標があるから毎日歩けるのである。携帯電話には万歩計が設定されており、毎日の歩数がカウントされる。1時間30分くらい歩くと10000歩になる。この万歩計にはシルクロードを歩くよう設定されている。中国の西安からイタリアのローマまでの1200キロを歩くのであるが、今までも二回踏破している。一回目は7ヶ月20日で踏破、二回目は2013年8月1日にローマに到着。その時は8ヶ月14日も要した。昨年の3月から6月までマレーシア・クアラルンプール日本語キリスト者集会のボランティア牧師として滞在していたので、歩いたことは歩いたのであるが、いわゆる散歩は少なく、むしろ牧師館の中で歩き回っていたのである。帰国してからたくさん歩くようになったが、8ヶ月も要したのである。今回は2013年8月5日にシルクロードを設定し、2014年1月3日に踏破している。なんと4ヶ月27日で達成してしまったのである。前回の半分の日程である。8月は暑い日が続いたが、秋ともなると気候も良く、歩くのが楽しみになる。今回はぜひとも5ヶ月以内で達成しようという目標があったので、毎日2時間くらいの目標で歩いたのである。1月2日の散歩では24000歩もカウントする。鎌倉まで歩いて行ったこともあり、その時も25000歩もカウントしている。そして、ついに1月3日に達成したのである。
ローマには昨年9月から二ヶ月間、スペイン・バルセロナに在住する娘の羊子のもとで滞在し、その時ローマ、ヴァチカンを見学しているので、シルクロードでローマを目指すことは楽しみであった。昨年の8月2日のブログにもシルクロード達成の思いを記しているので、今回はあまり記さないが、また新たなる目標ができた。1月6日から中国の西安からイタリアのローマまでのシルクロードを歩くことにしている。今度は4ヶ月くらいで踏破するつもりである。
隠退教師となり、やはり職務には追われないので、自由に時間を費やすことができる。目標に加え、健康のためにも続けて行きたいと思っている。読書、身辺整理、文書整理等、やるべきことはたくさんあるのであるが。



2013年8月5日、シルクロードの旅。
中国西安を出発する。



2014年1月3日、イタリアのローマに到着。
シルクロードを踏破する。