隠退牧師の徒然記＜２０３＞

隠退牧師の徒然記（2013年7月20日〜）＜２０３＞
2013年11月9日「祈りつつ聴き入り」

聖書の言葉
こうして、一行は湖を渡り、ゲネサレトという土地についた。土地の人々は、イエスだと知って、付近にくまなく触れ回った。それで、人々は病人を皆イエスのところに連れて来て、その服のすそにでも触れさせてほしいと願った。触れた者は皆いやされた。
（マタイによる福音書14章34-36節）

11月4日にシルバさん家族支援チャリティー・ピアノコンサートが、ドレーパー記念幼稚園を会場に開催された。娘の羊子は11月3日に青山教会でピアノの演奏をするために帰国することになる。このことについては前回記しているので割愛するが、翌日の4日にはチャリティーコンサートで演奏することになったのである。8月15日にシルバさん家族支援委員会が大塚平安教会で開催される。今後の取組みを相談したのであるが、支援委員会が確保している支援金は随分と減少しており、それも大きな課題であった。そこで羊子が帰国中でもあり、チャリティーコンサートを開催することを提案する。皆さんの賛同を得て、11月4日に開催することにしたのである。支援委員会は古屋紘子さん、小室きよみさん、鈴木スミさん、そして代表の鈴木伸治であるが、大塚平安教会の現任牧師である菊池丈博先生にも参与として加わっていただいている。この委員会に大塚平安教会の教会員である小屋敷紫乃布さん、太田英樹さん、ドレーパー記念幼稚園の園長である佐竹和平さんを加えたチャリティーコンサート準備委員会を立ち上げる。その打合せ会を9月7日に開催する。そこで開催内容、準備事項のすべてを決め、それぞれ分担して備えることにしたのである。
ポスターとプログラムは私が担当し、太田英樹さんには入場券を作成していただく。一回限りの入場券としてはもったいない出来栄えである。半券は本のしおりにするであろう。看板の作成、当日の献金箱等は小屋敷紫乃布さんが準備して下さった。作成されたチケットを各自がそれぞれの枚数を担当することになる。そして迎えた当日である。大塚平安教会の皆さん、ドレーパー記念幼稚園の教職員の皆さんがご奉仕くださり、ご来場の皆さんをお迎えする。
会場のドレーパー記念幼稚園ホールで、はたしてどのくらいの皆さんが来場されるか。折りたたみパイプ椅子70脚、丸椅子38脚の他は幼稚園児用の小さい椅子になる。スリッパは教会の60足と幼稚園のものを加えても100足もない。実際、スリッパが足りなくなり、申し訳ないがスリッパなしで入場していただく。椅子も園児用の椅子に腰かけていただくというほど多くの皆さんが入場されたのである。150名位であろうと言われている。当初の予想では100名以内と思われていたのである。入場券売上金も献金を含めてであるが30万円を超えたことは感謝にたえない。

　ご来場下さった皆さんにアンケートの協力を願ったので、そのいくつかを紹介しておこう。
○すばらしいの一言でした。感性と迫力、力強いものを受けました。ホールだともっとすばらしい演奏と音色になって聞くことができたでしょう。最後の二曲、もう感動、感動。
○素敵な演奏をありがとう。癒されたのと同時にたくさんのパワーをいただきました。
○今日は初めて主人と二人でこちらに伺いました。すばらしい演奏を聴くことができて感動致しました。シルバさんご一家に本当の意味での平安の日々が訪れますことをお祈りしています。
○難民の皆さんの実態を知りませんでした。また、こういう機会がありましたら参加します。羊子先生、風格が備わられ、ご立派になられた様子を知ることができ、嬉しかったです。迫力がありました。お元気で。
○娘にも本格的なピアノを聞かせたいと思い、参りました。すばらしいと思いました。どうぞ、シルバさんファミリーの上に、神様のお恵みがありますように。日本の法律が第二のシルバさん家族を出さないよう、人の心に沿う法律に代わってほしいと願います。律法のために人があるのではなく、人のために律法がある。
○ご活躍のこと、お慶び申し上げます。久しぶりに羊子先生のピアノの調べを生で拝聴させていただきました。すばらしく感動致しました。シルバさん家族には困難にも負けず、頑張っていただきたいと思います。陰ながら応援しています。

　アンケートは他にも紹介したいのであるが割愛する。この度のチャリティーコンサートはシルバさん家族を祈りつつ、ピアノの演奏をお聴き下さった皆さんである。祈りの輪が広がったであろうし、羊子へのピアノ演奏が高まったと示されている。協力して下さった皆さんに心から感謝をささげたい。

ドレーパー記念幼稚園ホールで開催されたチャリティー・ピアノコンサート。

挨拶する鈴木羊子ピアニスト。

当日の入場券。