鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記<161>

隠退牧師の徒然記(2013年7月20日〜)<161>
2013年7月20日「日々、恵みを与えられながら」


聖書の言葉
命を愛し、幸せな日々を過ごしたい人は、舌を制して、悪を言わず、唇を閉じて偽りを語らず、悪から遠ざかり、善を行い、平和を願って、これを追い求めよ。
(ペトロの手紙<一>3章10節、11節)



 再び「隠退牧師の徒然記」を記すことにする。この「隠退牧師の徒然記」は2011年6月1日より書き始め、2012年9月1日まで140回を公開した。隠退牧師になったのは2011年6月1日からであり、その日からブログを書き始めたことにしているが、実際には2011年10月1日から筆を起こすことになる。2011年4月4日から5月18日まで、スペイン・バルセロナに滞在し、ピアノの演奏活動をしている娘の羊子のもとに、連れ合いのスミさんと二番目の娘の星子と共に行って来た。帰国してからは、ブログ「スペイン滞在記」を70回にわたり公開している。そして、その後に「隠退牧師の徒然記」を公開するようになるが、2012年9月1日をもってひとまず終了している。そして9月10日から11月6日まで、再びバルセロナに連れ合いのスミさんと赴いたのであった。帰国してから「受難の門を見つめつつ」(バルセロナ滞在記)を50回にわたり公開することになる。再び「隠退牧師の徒然記」を公開するのは2013年2月1日からであるが、3月13日をもってお休みとする。3月13日から6月4日までマレーシア・クアラルンプール日本語キリスト者集会のボランティア牧師として赴くことになったからである。三ヶ月間のお務めを果たし、帰国するやブログ「常夏の国にて」(マレーシア・クアラルンプール滞在記)を75回にわたり公開したのであった。2013年6月25日をもつて終了しているので、それ以来ブログは公開していない。「その後のブログを楽しみにしているのですが」とのお言葉をちらほら聞くことになり、そろそろブログに向かうことにしたのである。「隠退牧師の徒然記」は通算して160回公開しており、161回から書き起こすことになる。
 2010年3月をもって30年間牧会した大塚平安教会を退任したが、その後4月から9月まで横浜本牧教会の代務者を務める。10月かららはどこの教会にも所属することなく無任所教師として過ごすことになるのである。しかし、日曜日ごとに講壇に立ち、そのため週日は説教の備えをしていた習慣は、講壇に立つ予定がなくても続けることになる。せっかく準備した説教であるので、「御言葉に向かう」というブログで公開するようになるのである。さらに説教が用意されているので、この際、六浦谷間の集会として、連れ合いと二人だけであるが礼拝をささげるようになる。2010年11月28日からである。二人だけであったが、時には知人が出席し、我が家の子供達も出席することがある。昨年、羊子が帰国して六浦谷間の集会の礼拝には10名も出席し、2012年のクリスマスには9名の出席であった。大勢の皆さんをお招きすることが目的ではなく、この六浦谷間の集会として、基本的には夫婦二人だけの礼拝であるが、私達夫婦が元気であるので続けたいのである。
 このような生活であるが、毎月第二日曜日は横須賀上町教会の礼拝説教・聖餐式を担当している。同教会は伝道師が牧者として遣わされているが、補教師なので聖礼典が執行できないからである。それから毎月ではないが、三崎教会の講壇にも立たせていただいている。秋にはもう一つの教会が無牧となり、説教に赴くことになりそうである。



川向こうは関東学院である。
今までは関東学院の前の道を歩いていた。


散歩道には歌川広重の「金澤八景」の浮世絵が置かれている。



 隠退牧師が礼拝を中心に日々の歩みが導かれていることは、「日々、恵みを与えられながら」過ごしていることになる。毎日、夕刻には散歩に出ることもお恵みとして受け止めている。マレーシアから帰国してから、新しい散歩コースを発見する。今までは関東学院の前の通りを歩いていたが、川向うにも道があることは知っていた。何故か今までは川向うの道を歩いていなかったのである。それで歩いて見ることにしたのである。すると川に沿って遊歩道が造られており、「金澤八景」を紹介する歌川広重の浮世絵がところどころにおかれているのである。また、ベンチまで置かれ、腰かけては浮世絵を鑑賞することになる。もう一つの散歩コースは、平潟湾沿いに、やはり散歩道が造られていることを知る。今までは道路を隔てた道を歩いていたが、平潟湾沿いには散歩道があることを知るようになる。やはりところどころに石のベンチが置かれており、平潟湾や繋留されている数々の船を眺めることができる。花火大会では絶好の見物場所でもある。これらの新しい散歩道を歩くようになり、散歩がいよいよ楽しみになっている。1万歩を達成し、帰宅するのは午後7時30分頃である。日中は猛暑だと言われながらも、夕刻ともなれば涼しい風が吹き、心地よさも感じる。そしてお風呂に入り、テレビを見ながら夕食となる。誠に「日々、恵みを与えられながら」の日々である。神様のお恵みを感謝している。



遊歩道から平潟湾を望み、繋留されている様々な船を見る楽しみ。


平潟湾で遊ぶ水鳥たち。