鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<73>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<73>
2013年6月1日「諸集会の終わりに」



 帰国まで秒読みになっている。今週は5月30日にMont Kiaraの新井幸代さんのお宅でバイブルカフェが開かれた。この日で最後である。いつものように「使徒の働き」(マリリン・クンツ、キャサリン・シェル共著)を読み、懇談しつつ学びが導かれる。この日は10名の皆さんが出席され、お交わりが深められたのであった。劉善枝さんのお子さんも出席される。学校がお休みであるからである。劉善枝さんが私達夫婦を、いつもこのMont Kiaraの集会に車で送迎してくださったことには、心から御礼を申し上げる。スミさんが手芸品のぬいぐるみを作っていることをご存じの樋田多恵子さんが端切れをくださった。樋田さんはご自分でお洋服を作られるので、端切れが結構お持ちなのである。スミさんは喜んでいただく。また、この日が最後だと言うのでLee Sinさんが私達夫婦にそれぞれ記念品をくださった。最初はこちらの特産の布かと思った。そうであるが、単に布ではなく、筒状になっている。お風呂上がりに腰に巻いて過ごすものだと言われる。私としては壁に掲げておいたら良いと思う。集会が終わってからはいつものように食事処、今回は日本料理店「小林」に行く。結局、最初の時に食べた「BARABARA」 を注文する。チラシ寿司である。
 こうして皆さんとのお交わりが深められた諸集会が終わる。後は6月2日の礼拝、お茶の会、そして有志による夕食会である。残された日々を有意義に過ごしたい。その有意義の過ごし方は、スミさんはプールには毎日通っているが、その他は手芸に没頭している。樋田さんから端切れをいただき、ミッドバレーでも購入しているので、ぬいぐるみの動物を作っているのである。数人の方に記念として差し上げたいのである。と言ってもなかなか材料が手に入らないので残念がっている。たとえばぬいぐるみの動物の目玉である。日本であれば売っているのであるが、どこを探しても見当たらない。ミッドバレーの中にある「ダイソー」でも捜したが見当たらなかった。それから動物の尻尾には針金を入れるのであるが、それも無い。植物栽培に使う柔らかい針金である。なければ無いなりに、苦労して仕上げたようである。



手芸に没頭するスミさん。



できあがった作品。



私はと言えば、滞在日記を書き、写真を整理することであった。写真は帰国したらすぐにプリントアウトして皆さんにお見せしたいと思っている。日記はブログとして公開するつもりである。今まで在任された牧師先生達は、数頁にわたる報告書をお書きになっておられる。随分と参考にさせていただいている。しかし、私のように毎日の出来事を日記に書き、公開される牧師先生はおられない。私としてはKLJCFの祝福された歩み、所属して過ごされる皆さんを報告したいのである。
 婦人会のお仕事会は二回開催されたが、スミさんはいずれも参加している。残念ながら、私はこのお仕事会だけは参加できなかった。一回目の3月26日は羊子が来ているときであり、池上美香さんに連れられてミッドバレーに行く。スミさんはお仕事会に参加したのであった。二回目の4月30日は、その朝、私の姉の訃報が入り、いろいろと連絡しなければならないので、参加するつもりでいたのであるが、この時も参加できなかったのである。だからスミさんには写真を写して来るように頼んだのであった。お仕事会に参加しても、私はそこにいるだけで何もできない。しかし、そのようなお仕事会に参加して、皆さんのお仕事を通してのお交わりを示されたかったのである。そのお仕事会では、料理したお鍋ごと運ぶためのものを作った。スミさんもいろいろと教えられて、時には坪井明子さんに電話して聞き、完成させたようである。これは記念になり、飾っておきたいものである。スミさんも婦人会の皆さんとの触れ合いを喜んでいる。



楽しいお仕事会。



お仕事会でスミさんが作った、熱いお鍋等を運ぶ物。



 私はこの日記は、もはや帰国してから、思い出しながら書いている。思い出しつつ書くことも喜びであり、改めてお交わりを感謝している。Lee Sinさんからいただいた珍しい布を、この日記に乗せるために、スミさんに写真に収めてもらったのであった。



Lee Sinさんからいただいた布を帰国して試着してみる。



こんなにきれいな布である。