鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<19>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜)<19>
2013年3月31日「イースター礼拝」



 今年はマレーシアでイースターを迎える。本日の3月31日は復活祭、イースター礼拝である。昨年は六浦谷間の集会としてイースターを迎えたが、丁度羊子が帰国しているときであった。コンサートの予定があるわけではなく、二週間の帰国であった。羊子が帰国したのは昨年2012年3月27日である。そして迎えた礼拝は4月1日であり、棕櫚の主日礼拝であった。六浦谷間の集会のこの日の礼拝は10名にもなっている。羊子が帰国しているので、羊子に会いに来ながら礼拝に出席されたからである。そして、4月8日がイースター礼拝であり、星子や百合子も出席して、家族で礼拝をささげたのであった。羊子は翌日の9日にはスペイン・バルセロナに戻っていく。今年はマレーシアで私達が羊子と共に礼拝をささげることができた。昨年と同じように、イースター礼拝を共にささげ、翌日にはバルセロナに向かって発っている。一昨年の2011年4月には私達夫婦と星子がバルセロナに赴いているので、羊子とは毎年イースターをお祝いしていることになる。
 KLJCFのイースター礼拝はいつものようにPJゴスペルホールのミッションハウスで行われる。3月22日以来、マレーシアに来ている羊子が前週の棕櫚の主日礼拝、そしてイースター礼拝の奏楽を担当する。今日は福原ご夫妻が迎えに来てくださった。比較的お近くにお住まいである。イースター礼拝なので特別賛美が予定されており、聖歌隊として賛美される人は午後3時に集まることになっている。福原さんは午後2時15分にお迎えに来てくださり、40分には礼拝をささげるミッションハウスに着く。まだどなたも来てなく、ミッションハウスも開いてなかった。しかし、PJゴスペルホールの管理人がすぐに開けてくれた。そして3時近くになって皆さんが集まり、練習が始まる。聖歌隊として特別賛美をするのであるが、諸江さんが関わっているコーラスグループの皆さんが応援参加してくださるのである。それと共にKLJCFの皆さんも聖歌隊として奉仕されている。賛美のお上手な方が多いようである。
 前週はチャペルコンサートが開かれたので30分の短縮礼拝であった。今回はいつものように礼拝がささげられているので、説教も用意した内容そのままをお話することができた。もう講壇に慣れたようで、初回のように声が上ずることはない。だんだんと調子を取り戻している。羊子は前奏としてバッハのトッカータを弾く。残念なことはピアノであり、オルガンで聞くことができない。それでも皆さんは迫力ある前奏に感動されたようである。特別賛美はアカペラであるが、54年版146番「ハレルヤ」と148番「すくいのぬしは」を歌う。聖歌隊が前に並ぶと、会衆席は空席が目立つ。力強い賛美であった。



イースター礼拝で説教をする。



賛美をささげる聖歌隊


 礼拝が終わり、羊子はお別れの挨拶と共に、スペインのフャリャ「舞曲第一番」を弾く。その後、イースターのお祝いとして「お茶の会」が開かれた。諸江さんがプリンをお作りになり、皆さんに食べていただいていた。また、羊子もスペインのお菓子を皆さんに食べていただく。この日は3名の方が初めて来会されている。来会者は絶えないが、定着しないことが痛みでもある。今回出席された方も、明日は日本に帰国されると言うのである。日本で牧会していた時には、必ず記念写真を写していたが、そのような習慣はないようである。その代わり、羊子がお茶の会で皆さんの写真を写していた。「お茶の会」と言っても、まさに皆さんが歓談しながらお茶をいただく程度である。新来会者があれば紹介をする。1時間もしないで終了する。それでも6時30分頃になっていた。
 礼拝後はそれぞれ帰宅するが、有志によって夕食をともにいただくことになっている。前週のチャペルコンサートの後はドラゴン・ハットで16名が参加している。今日は四組の夫婦が「松葉」と言う日本料理の店に行く。お寿司、おそば、てんぷら等、和食専門店である。備え付けの漫画本、雑誌等は日本のものであった。羊子は特別参加の聖歌隊、YJCFの皆さんと別会場で食事をしている。