鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

常夏の国にて<2>

マレーシア・クアラルンプール滞在記(2013年3月13日〜6月4日)<2>
2013年3月14日「滞在初日」



 諸江さんも近藤さんも帰ったあとで、少しくベッドで横になる。お昼にも近いが、いろいろと説明を受けて、安心したためか、疲れが出たようである。それに昨夜は深夜に羽田を出立し、飛行機でひと眠りすればマレーシアに着くんだ、なんて軽く考えていたが、なかなか寝付かれなかった。それでもうとうとと眠ったようである。クアラルンプール日本語キリスト者集会(以下、KLJCFと言う)が用意してくれた航空券には荷物40キロと朝食がつけてあった。格安航空なのでサーヴィスはない。すべて注文することになっている。朝食は6時頃に持ってきてくれた。周りの人は食べていないのに、なんとなく気が引ける。朝食を済ませてから1時間後には到着することになる。その辺りは前回記している。



セブンイレブンはいろいろな場所にある。



「100円ショップ」との看板であるが、その意味ではない。


 さて、ひと眠りしたとき、午後1時を過ぎていたので、食事と買い物に出る。コンドミニアムを出て、道路を渡ればいろいろな商店が並んでいる。日本でおなじみのセブンイレブンのマークがある店がある。100円ショップと書いてある店もある。まず昼食処を探す。中国系、インド系とはっきり分かるような店構えと共に、何でも屋さんの店もある。その何でも屋さん的な店に入る。と言うよりカフェーテラスでいただいたのである。連れ合いのスミさんはサンドウィッチ、私はカラ上げセットみたいなものだった。それにコーヒーを一つ注文してRM25.20であった。RM1.00は27円であるから日本円で680円である。食事後はスリ・コタと言う食材関係のスーパーに行く。そこに行くことになったのは、KLJCFの前任ボランティア牧師の山崎往夫先生が、「牧師館生活メモ」を書いておいてくださったので、いろいろと参考にさせていただいている。食材関係もスリ・コタというスーパーで買うと良いと記してあったからである。店の中で物色していると、「食べたい、食べたい」と日本語で言っている女の子がいた。近くにお母さんがおられたので、日本語でお話をした。今いる場所が「スリ・コタ」であることを知らなかったので、その店はどこにあるのかと聞く。そのお母さんは、ここがスリ・コタですよと笑いながら教えてくれた。それ以上はお話しなかったが、やはり日本人は多くいるようだ。セブンイレブンや100円ショップで品物を見て歩いたとき、日本のものが結構あり、日本語の説明書きであった。当面の食材を買いこみ、牧師館に戻ったのは午後5時頃であった。



牧師館のリビング。婦人会や聖書の会もここで開かれる。



牧師の書斎。いつもパソコンに向かって執務していた。


 飛行場から牧師館に到着し、最初にしたことはパソコンの起動であり、プリンターの接続、インターネットの接続であった。しかし、起動はできるが接続がうまくいかなかった。それで牧師書斎の周辺を捜したところプリンターのソフトが見つかる。早速、つなげることができた。インターネットは午後6時頃、管理人の近藤さんが来られ、パソコンをもって行かれた。そして、1時間ほどして持って来られた。インターネットがつながったのである。こちらは無線ランであり、その辺りの設定であったようである。これで皆さんとメールのやり取りができるので安心する。明日は皆さんに無事にマレーシアに着いたことを知らせることにしよう。
 午後8時頃に夕食をいただいたのであるが、その前にシャワーを浴びる。残念ながらシャワーのみで、バスタブはない。シャワー室とトイレが一体になっているが、二箇所あることはありがたい。一人がシャワーを浴びていればトイレが使えなくなるからである。シャワーを浴びて、さっぱりしたところで夕食をいただく。テレビはBSのNHKが見られる。日本の番組を見ながら食事をしていると、マレーシアにいるなんて思われなくなる。リビングには大きな天井扇が設置されており、勢いよくまわるので外れるのではないかと心配である。他にもエアコンが各部屋についており、暑さしのぎは十分である。夜ともなれば、そんなに暑さを感じない。マレーシア生活の初日を振り返りながら、ベッドに横になったのである。
 生活について付け加えておくが、こちらでは日本のように、家の中では靴を脱ぐことになっている。牧師館に着いて、靴のまま中に入って行ったら、スリッパに履き替えることを教えられる。そういえば他の家の玄関には履物がたくさん脱いであった。