鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

「隠退牧師の徒然記」<156>

隠退牧師の徒然記(2013年2月1日〜)<156>
2013年3月8日「振り返れば、お恵みの数々(その四)」



聖書の言葉
わたしたちは、いつもあなたがたのために祈り、わたしたちの主イエス・キリストの父である神に感謝しています。あなたがたがキリスト・イエスにおいて持っている信仰と、すべての聖なる者たちに対して抱いている愛について、聞いたからです。
(コロサイの信徒への手紙1章3〜4節)



 2012年度の歩みを振り返り、六浦谷間の集会の他に、お招きいただいたいくつかの教会を紹介している。横須賀上町教会、三崎教会、横浜本牧教会について報告してきた。今回は最後の一つの教会を報告しておく。清水ヶ丘教会のお招きをいただき、講壇に立たせていただいたのは2012年9月2日であった。その日に至る経緯について、2012年8月13日のブログに記しているので、引用しておこう。「出身教会である清水ヶ丘教会から要請があり、9月30日に教会創立65周年記念礼拝をささげるので、その日の説教をお願いしたいと言うことである。私が同教会にいた頃からの友達であり、今も教会を担っておられる方からの電話である。9月になってからスペインに赴くことになっているので、その時はお断りしたのであった。その後、6月30日に神奈川教区総会が清水ヶ丘教会を会場に開催されたので、もはや准議員の身分であるが、三人の知り合いが准允を受けるので、お祝いする必要があり出席する。そこで清水ヶ丘教会の島田勝彦牧師や電話を下さった友達とお会いすることになる。9月30日でなくても、ご都合のよい日で良いのですと言われると、スペインへの出発は9月10日なので、9月2日と9日の日曜日がある。しかし、第二日曜日は横須賀上町教会の礼拝説教、聖餐式を担当することになっているので、自ずと9月2日なら可能と答えざるを得なくなる。そこで決まってしまったというわけである」。



教会の案内看板



清水ヶ丘教会の玄関



 当日は講壇に立たせていただくこともあるが、懐かしい皆さんとの再会が与えられる。もちろん何かと清水ヶ丘教会に出入りしていたので、多くの場合、教区総会であるが、結構皆さんとお会いしている。しかし、私が講壇に上がるというので、わざわざ出席された方もある。今は他の教会に転会しているのであるが、私が「ぶどうの会」の顧問をしている頃、共に担った方がわざわざお出でくださったのである。懐かしい皆さんとの再開であるが、やはり存じ上げない皆さんの方が多い。あの頃、それは私が青年の頃であるが、美喜子さん・清子さんの弟さん、伸ちゃんと呼んでは心にかけてくださった婦人会や壮年会の皆さんは、今はほとんど見かけないのである。何人かの皆さんにお会いしたようであるが、昔の懐かしい皆さんにお会いできなかったことは寂しい限りである。もはや50年も経ているからである。あの頃、婦人会にしても壮年会にしても、青年会にしても、教会の皆さんは生き生きと信仰生活をされていた。それらの皆さんが教会を支えていたのである。そして、星霜移ろいて今の清水ヶ丘教会が存立しているのであるが、同じように皆さんが信仰の証しをされつつ歩んでいるのである。信仰の活気は、そう、あの頃、私が若いときと同じなのである。



大きな会堂で説教をする



礼拝後、婦人会主催で「囲む会」が開かれる


 この清水ヶ丘教会で育てられたことについては2012年8月13日から10回にわたりブログで公開している。だから、今回はこの程度にとどめておこう。