鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

「隠退牧師の徒然記」<151>

隠退牧師の徒然記(2013年2月1日〜)<151>
2013年2月25日 「子ども達の協力を得ながら」

 

聖書の言葉
ヨセフはファラオが命じたように、父と兄弟たちの住まいを定め、エジプトの国に所有地を与えた。そこは、ラメセス地方の最も良い土地であった。ヨセフはまた、父と兄弟たちと父の家族の者すべてを養い、扶養すべき者の数に従って食料を与えた。
(創世記47章11〜12節)



 一昨日の土曜日は大塚平安教会においてシルバさん家族支援委員会が開かれたので赴いた。スリランカ人のシルバさん家族については2月22日のブログに記している。難民申請が却下され、それに対する異議申立て書を提出する。提出してから一年後、先日の1月22日に異議申立てに対しての決定が言い渡される。申立ては理由が見つからないということで却下されたのである。今後、残されている道は裁判の道である。新たなる取組みをして臨むことにしたのである。
 支援委員会は午後4時に終わり、その後は百合子が車で六浦の自宅まで送ってくれる。百合子達は、土曜日は六浦に泊まり、翌日の六浦谷間の集会の礼拝に出席したのであった。礼拝には追浜にお住まいの小澤八重子さんも出席された。3月13日にマレーシアに赴くので、連れ合いのスミさんが小澤さんの娘さんに声をかけておいたのである。六浦谷間の集会は3月3日も礼拝をささげるが、小澤さんの娘さんの都合が悪く、小澤さんの送迎が出来ない。それで24日の礼拝にお誘いしておいたのである。小澤八重子さんは、お話をしていても分からないことがあるが、聖書を読んだり、讃美歌をうたうときには、それなりにできるのである。六浦谷間の集会は、2月3日の礼拝をささげた後は、10日は横須賀上町教会の礼拝に赴き、17日は三崎教会の講壇の御用をしている。2月24日の礼拝をささげた次週は3月3日である。3日に六浦谷間の集会の礼拝をささげた後は10日であるが、横須賀上町教会の礼拝に赴くことになっている。3月17日はマレーシアにおり、クワラルンプール日本語キリスト者集会の皆さんと礼拝をささげていることになる。従って、六浦谷間の集会における礼拝は次週3月3日であり、その後はしばらくお休みとなるのである。


昨年、3月末に咲いた源平桃の花。



丁度、羊子が帰国しており、記念撮影。


 今は梅の花の季節であり、間もなく桃の花の季節になる。桃の花の季節は、残念ながらマレーシアにいるので、きれいに咲く源平桃の花が見られない。昨年の今ごろを確認する意味で、2012年の牧会手帳を開いて見る。3月25日にシルバさん家族が来られ、六浦谷間の集会の礼拝に出席している。先日の2月22日のブログで紹介しているのは、その時の写真である。そして、3月27日にスペイン・バルセロナに在住している羊子が一時帰国している。丁度、桃の花の咲く季節であり、その時の家族の記念写真が飾られている。羊子は4月9日には再びバルセロナに戻ったので、わずか二週間の滞在であった。昨年、9月10日より11月6日まで、私達夫婦がバルセロナの羊子のもとで過ごしている。そして、マレーシアに滞在する中でも、羊子が来ることになっている。クワラルンプール日本語キリスト者集会の役員をされ、私達との連絡を取ってくださっている諸江修さんは声楽家であり、しばしばコンサートを開いている。音楽には関心を寄せられておられ、ピアニストとしてスペインで活躍している羊子のことを知られるや早速、私達がクワラルンプールでボランティア牧師として務めている間にコンサートを開くことになったのである。3月13日午後11時55分に羽田飛行場を出発し、14日の午前6時40分にはクワラルンプールに到着する。そして17日の礼拝を担当し、その次の礼拝は棕櫚の主日であるが、その礼拝の後で羊子のピアノ演奏コンサートを開催することにしているのである。羊子は約10日間、滞在する予定である。
 スペイン・バルセロナ滞在記の写真を皆さんにお見せするとき、最初の写真は成田飛行場に私達夫婦を見送りに来てくれた子供たちである。その写真を見ては皆さんが、「うらやましい」と言われるのである。外国旅行をするが、いちいち家族が飛行場まで見送りに来てくれないと言われるのであった。改めて我が家の子供達が親思いであることを示され、感謝している。この度のマレーシア・クワラルンプールでのボランティア牧師活動にしても、羊子がピアノのコンサートで応援してくれるし、星子は大きな旅行カバン二つを調達してくれるし、百合子は毎回であるが飛行場まで車で送り迎えをしてくれる。そして、長期間の留守であるが、留守の管理をしてくれるのである。私達夫婦はだんだんと動きが弱くなっているのであるが、子供達の協力があるので、もう少し働けそうである。心から感謝している。マレーシアでもうひと働きしようかと決心したのも、我が家の子供達の協力があるからである。



昨年、9月10日にスペイン・バルセロナに旅立つにあたり、
子供達が見送りに来てくれた。