鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

隠退牧師の徒然記 <35>

 

隠退牧師の徒然記(2011年6月1日〜)<35>
2011年12月19日 「祝いの集いを重ねつつ(2)」 


聖書の言葉
そこで、マリアは言った。「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人も、わたしを幸いな者というでしょう、力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。その御名は尊く、その憐れみは限りなく、主を畏れる者に及びます。」
ルカによる福音書1章46-50節)


アドベント第四主日を迎えロウソクが四本灯された。いよいよクリスマスである。このクリスマスの時期に、今まで担ったクリスマス諸集会を思い出しており、まず幼稚園のお母さん達とクリスマスの集いを開いたことについては前回記した。今回は大塚平安教会の婦人会・家庭集会合同クリスマスについて思いを馳せることにした。
婦人会と家庭集会とのに合同クリスマスは毎年第一か第二木曜日に開催していた。家庭集会はほとんど婦人の皆さんの集いであり、時には男性も出席するが、婦人の集会になっている。そのため婦人会と合同でクリスマスの集いを開くのである。家庭集会は、今は諸事情で毎週開催することができなくなっているが、数年前までは毎週開催されていた。第一木曜日は海老名国分寺台・上今泉地区で山本、気仙、氏家、多田、神戸姉方がご家庭を開放してくださっていた。第二木曜日は座間立野台・入谷地区で、小澤、松本、中村、越、加藤、井上、井馬、大符姉方の家庭集会である。第三木曜日は教会周辺地区で、小林、大符、笠倉、中林、木村、志村、鈴木、小室、渡辺姉方がご家庭を開放してくださっていた。第四木曜日は綾瀬市深谷地区で佐竹姉がご家庭を開放してくださっている。第五木曜日がある時は相鉄沿線横浜地区の家庭集会で、古屋、行天、櫻井姉方がご家庭を開放してくださっていた。婦人会のほとんどの皆さんがご家庭を開放くださっていたのである。しかし、時代と共にそれぞれのご家庭が開催できなくなる状況が出てくる。召天された方もあり、転居される方もあり、そして転会される方もあり、その他の諸事情が出てきたからである。それぞれの家庭集会に出席される地域の皆さんもお誘いして婦人会と合同でクリスマスをお祝いしている。最近は合同と称しても、家庭集会があまり開かれなくなったので、むしろ婦人会のクリスマスの集いに、家庭集会に出席されている皆さんをお招きするという感がある。
まず礼拝が行われ、牧師がクリスマスのメッセージをお伝えする。続いてコールシャロンの美しい合唱を拝聴する。その後は楽しい会食となる。会食が終わる頃、牧師への感謝が贈られ、さがみ野ホーム、綾瀬ホーム、ハイムひまわり、井上ホームへクリスマスプレゼントを差し上げるのである。いずれもお祝い金である。その後はゲームをしながら楽しく過ごすのであった。この日は木曜日であり、綾瀬ホームの利用者礼拝、職員礼拝を行い、急いで教会に帰ってくるという状況であった。ひと頃は婦人会の皆さん、家庭集会に出席する地域の皆さん、そしてコールシャロンの皆さんで、大勢の出席であった。しかし、前記したように状況が変わり、出席者が少なくなってきたことは事実である。コールシャロンの皆さんが前に出て合唱すると、拝聴する皆さんが少ない事を実感するのである。時代の波があるので、いずれまた大勢の皆さんが出席するようになるだろう。
ところでコールシャロンの皆さんには年に二回はご奉仕いただいている。毎年六月には婦人会の伝道集会が開催されるが、その時も美しい合唱を拝聴するのであった。数年前にコールシャロンの20周年記念コンサートが綾瀬文会館で開催された。その時、コールシャロンを立ち上げた障沂エ玲子さんに感謝の花束を差し上げていたが、私にまで花束を贈呈してくださったのであった。その障沂エ玲子さんに幼稚園の歌唱指導をお願いすることになった。園長に就任して数年後、いろいろな幼稚園を見学することになり、小田急成城学園前で降りたある幼稚園を見学した。その幼稚園で歌唱指導が行われており、早速取り入れることにし、音楽大学を卒業したばかりの障沂エ玲子さんを講師にお願いしたのである。高橋さんは子ども達ばかりではなく、お母さん達のコーラスも指導されるようになり、そのコーラスグループをコールシャロン命名したのである。そのコーラスグループは幼稚園を卒業してもコーラスを続けることになり、コールシャロンのグループ名をそのまま使うことにしたのであった。そのため幼稚園在園生のお母さん達のコーラスグループはコールエンジェルと命名され、今日までその名称で活動しているのである。コールエンジェルを卒業すれば、今度はコールシャロンに加わるのかと言えば、それはそれでつながらないものである。幼稚園在園中に発足したコールシャロンの皆さんは、今日まで続けておられるが、いつまでも美しい歌声を聞かせてくださることはうれしいことである。大塚平安教会の婦人会とコールシャロン、関係を持ちつつ歩む取組みが祝福されている。



婦人会・家庭集会合同クリスマス。
婦人会の合唱。2005年12月7日開催。