鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

スペイン滞在記 <11>

スペイン滞在記(2011年4月4日〜5月18日) <11>
2011年4月10日「日曜日」 




三日間のパリ滞在後、羊子の家にてサグラダ・ファミリアを見つめつつ生活



 今日は日曜日、礼拝をささげる日である。日本にいるときは、六浦谷間の集会として、スミさんとたった二人でも礼拝をささげていた。日曜日に礼拝をささげることは生活の一部なのである。しかし、今日は礼拝を休むことにした。まだいろいろと整理してないことがあり、少し落ち着いて荷物整理をするためである。羊子はいつも奉仕しているカトリック教会の礼拝に出かけていった。カトリック教会の奏楽をしているのである。プロテスタントの教会は存在するであろうが、今行っているカトリック教会の神父さんとの出会いがあったからである。予定では9日の土曜日、バルセロナ聖書を読む会の礼拝を開くことになっていた。この集いはバルセロナにいる日本人の皆さんでプロテスタントの人たち、カトリックの人もおり、また未信者の方もおり、月に一度、集会を開き礼拝をささげているのだという。その後、パリ行きが決まったので、16日の土曜日に変更になった。パリから帰ったばかりであり、延期することにしたのである。礼拝は16日の土曜日に行うことにしたので、だから、今日の礼拝は休んだのではなく、土曜日に延期したと言うことである。土曜日に羊子の家に皆さんが集まることになっている。
 午後3時頃に羊子が帰宅した。犬4頭(ミニピンシャ)を連れてきた。羊子がこの家に住むようになるのは昨年10月からであるが、それまでは別の場所に住んでおり、その時代には犬たちと共に住んでいたのである。名前はルカ、バンビ、ルル、キュッピーだとか。他に猫2匹も飼っている。パトラ(シャム猫)、カムイ(ペルシャ猫)だとか。ルカとパトラは生まれた時から飼っているので仲良しで、いつも一緒に寝ているという。犬と猫は敵同士と認識していた。それらの家族は友達が管理している。数年前にスミさんが来た時は、前の家時代であったので、動物たちと共に過ごしたのであった。だからスミさんは動物たちに会いたがっていたのである。久しぶりの対面で、犬たちもスミさんを覚えていたようである。おとなしい犬たちで、すぐに私や星子にも懐いてくれた。犬たち用のベッドを置いているが、ソファーで寝そべる方が好きなようである。
 




羊子が以前使っていたパソコンを出してくれた。日本語入力なので使えるわけである。今、羊子が使っているパソコンはスペイン語入力なので、日本語入力もできると言うことで、やり方を教えられたが、なんだかよくわからないのである。スペイン滞在記をノートに記しているのであるが、パソコンがあれば直接記すことができるのである。早速、今までの日記を整理しながら滞在記をパソコンで作り始めた。日本に帰ったらブログに掲載する。インターネットが使えればよいのであるが、このパソコンはつながれていないので残念である。
 夕刻、一同で買い物に出かけた。日曜日はどの店もお休みである。日本では考えられない。やはり、日曜日は礼拝をささげる日、主イエス・キリストの復活日であるので、お祝いしつつ過ごすということなのである。そのため、会社も商店も、学校もすべてお休みなのである。とはいえ、開店しているところもある。それらの店はスペイン人ではない人々、外国人なのである。ディスカウント・ストアーとしているが、安くはないと羊子が言っている。むしろ高いとも。ワイン2本、水(1.5ℓ)6本、レタス、チーズ、ピクルス、その他を買っても3千円しなかった。食べ物関係は安いのである。水は水道の水は飲まないようにしているようである。住民はみんなミネラルウォーターを飲んでいる。そのためどの店も水を多く置いている。
 買い物に出ながらゴミを捨てた。大体、交差点の角に大きなゴミ箱が置いてある。そこに、いつでも捨てることができる。燃えるゴミの箱、缶・ビンの箱、プラゴミの箱、紙ゴミの箱に分別して捨てるのである。日本のように収集日が決められているのではなく、いつでも捨てられるから便利である。ゴミ箱は頑丈な箱で、ふたがついており、人間の高さくらいである。横2m、奥行2m、高さ1.8mくらいかな。だからカラスにあらされることはない。そのためか、バルセロナにはカラスがいない。街の中には食べ物がないからである。パリではカラスを見たが。
 午後7時、サグラダ・ファミリアの周りにはまだ多くの人たちが見物している。


交差点の角に置かれているゴミ箱。分別して入れる。