鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

祝電・入学式( 成長させてくださる神様 )

 
 幼稚園は小学校卒業式に向けて祝電を送りますが、今度はドレーパー記念幼稚園を卒業した子供たちが入学する小学校に入学式の祝電を送ります。入学式は4月であり、その頃に記すつもりでいましたが、その頃はスペインに行っていますので、今のうちに書いておくことにしました。当園の場合、入学する小学校が多いのです。当園を希望して入園する子供たちが広範囲であり、それだけ小学校も多くなります。多いときは20校にもなります。いつも郵便局のレタックスで送っていました。小学校の入学式の日程を調べ、住所を調べたりして、結構大変な作業でした。入学式が終わると、保護者の皆さんからお電話をいただき、ドレーパー記念幼稚園からは、たった一人の一年生なのに祝電を送ってくださり感激しましたと御礼を述べられるのでした。また、入学式が終わって、そのまま幼稚園にお寄りくださり、子供の晴れ姿をお見せくださり、祝電の御礼を述べられるのでした。小学校生活の第一歩である入学式に幼稚園の祝電は力強い励ましになるのです。
入学式の祝電で忘れられない事例があります。卒業した子供は、入学した小学校には幼稚園の他の友達が無く、一人だけの入学でした。その学校にも祝電を送ったのです。ところがお母さんから電話があり、当園からの祝電はなく、悲しかったと感想を言われたのでした。そんなはずがないので、小学校に電話し、祝電を送ったはずなのに届いていないのでしょうかと問い合わせしました。そうしたら、教頭先生が早めに着いた当園の祝電を机の引き出しにしまっておき、失念していたということで、平謝りをされました。教頭先生はすぐ保護者に連絡し謝罪したということでした。そして掲示板に祝電を貼りだしたということでした。たとえ一人の当園からの入学でも、どんなに遠方でも祝電は送っているのです。
こうしてドレーパー記念幼稚園はいつまでも存在を覚えています。それは毎年秋に後援会が発行する「ドレーパーだより」においても示されます。いつまでも巣立って行った子供たちの存在を覚え、祈りつつ応援しているということなのです。他の幼稚園では例を見ない同窓会を喜び、大切にしたいと思っています。
入学式の祝電のいくつかを紹介しておきましょう。

きらきらとかがやく光は皆さんの、元気にあゆむすがたです。世界の国の人々に、大きなひかりをあげましょう。一年生になりました。祝福あれと祈ります。
1998年4月 学校法人大塚平安学園・ドレーパー記念幼稚園  園長・鈴木伸治

 希望の胸はたくさんの、友達、先生、上級生、どんな出会いがあるかしら。良い子のお祈りささげつつ、一年生になりました。入学式おめでとう。祝福あれと祈ります。
1994年4月  学校法人大塚平安学園・ドレーパー記念幼稚園   園長・鈴木伸治

あさひがぱっとさすように、ひかりの子どもの皆さんは、明るく元気な一年生。
入学式おめでとう。祝福あれと祈ります。
2001年4月 学校法人大塚平安学園・ドレーパー記念幼稚園   園長・鈴木伸治

きらきら、わくわく、のびのびと、元気にすごした皆さんは、今日からうれしい一年生。
明るく元気に過ごしましょう。入学式おめでとう。祝福あれと祈ります。
2002年4月 学校法人大塚平安学園・ドレーパー記念幼稚園   園長・鈴木伸治
<聖書の言葉>
わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださるのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。
(コリントの信徒への手紙<一>3章6節、7節)