鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

巨大地震(9)( 多くの献金を集め )

 
 今日は日曜日、礼拝をささげる日です。六浦谷間の集会も、今日は連れ合いのスミさんと二人だけでしたが、礼拝をささげることができました。第三日曜日には、いつも出席される方があるのですが、娘さんがガソリンの給油に行き来られませんでした。被災された皆さんは、困難な状況が続いていますが、本日の礼拝で諸教会が被災された皆さんを覚えてお祈りをささげました。この困難な状況の中で、被災された教会・伝道所にあっても礼拝をささげたことでしょう。各教会の被災状況を覚えましょう。
宮古教会。1.5m以上の津波が教会に到達。教会・牧師館1階水没。床上は泥と油で埋まる。教会門扉前に流されてきた自動車が4〜5台重なりあって残る。
○新生釜石教会。会堂牧師館1階水没。床上は泥と油で埋まる。2階は何事もなかった。
○一関教会。礼拝堂内壁(講壇部分 漆喰)亀裂、剥離崩落。13日は講壇が使えず聖餐卓を囲んで礼拝した。
○千厩教会。あちこち損傷。壁に亀裂、窓ガラス破損。余震次第では危険。千厩こひつじ園は外周の壁が傾き、園庭が一部傾斜、遊具破損。
石巻栄光教会。教会と幼稚園舎は床下浸水。園舎に多数の外壁剥離。園舎で地域住民受け入れ 教会員もここに避難。
石巻山城町教会。漆喰にヒビが走っているが、倒壊は免れている。教団・教区からの差し入れを近隣の方々と分けることができ感謝している。ガソリン・灯油がなく、困窮している。
○仙台松陵教会。屋根の瓦が数枚落下。目の前の歩道の隆起あり。礼拝堂の建物半分の位置でズレを確認。壁紙や床タイルに、そのズレによる剥離や割れを確認 礼拝堂の水道は使えず。 ○仙台東教会。ご近所の方や教会員の方を含め、15人程度が教会で生活している。保育園は、どうしても必要な方々を対象に14日から開園。
○岩沼教会。会堂の破損が大きい。危険な状態。崩壊はないが大きな余震がくれば危険。13日の礼拝は保育園で守った。
○鹿島栄光教会。天井が落ちた。13日の主日礼拝はおこなった。
○白石教会。教会は建っているが、隣接する牧師館内部は物品崩落などで滅茶苦茶。
○仙台長町教会。礼拝堂の牧師書斎は書棚が転倒し、書籍散乱。牧師館室内は混乱し居住不可。
○福島教会。文化財の礼拝堂の煙突が倒壊。もう一本の煙突も倒壊の危険。建物に亀裂、一部の煉瓦が崩落。礼拝堂内部も壁や天井の崩落があり、使用継続は困難。13日は外で礼拝を守る。
○郡山教会。会堂は問題ない。牧師館は、屋根瓦が多数崩落、屋根裏の旧暖炉の煙突煉瓦が、すべて崩落。内壁は多数ひび割れ、外装は塗装が剥げている。地下室の壁面は深刻なダメージ。
○郡山細沼教会。損傷多い。石塀の崩れ、外壁にひび、内壁が落ちている。礼拝堂内は損傷は少ないが、パイプオルガンが動いて、脇付けのパイプがとれている。修復可能かどうかは不明。
○矢吹教会。天井、内壁が破損。園舎に亀裂、給食設備の被害が大きい。保育の再開が困難。
 以上、被害のあった教会の報告をネットより抜粋しました。教会・伝道所は被害をうけていますが、壊滅したところはないようで、それだけでも良かったです。心配なのは浪江伝道所とは連絡がつかず、どのようになっているのか分からないということです。浪江には大津波が押し寄せたので、大丈夫でしょうか。浪江伝道所には大塚平安教会からワークキャラバン、聖歌による伝道集会で何度か訪問しています。その時、中村教会、鹿島栄光教会、小高伝道所、原町教会等を訪問しました。被害がありましたが、何とか建て物は残されているようです。今後の再建をお祈りしています。
<聖書の言葉>
彼らは多くの献金を集めた。王とヨヤダは、その献金を主の神殿の工事の担当者たちに渡した。彼らは神殿を修復するために石工と大工、鉄と青銅の職人を雇った。
(歴代誌下24章12節)