鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

巨大地震(4)( 幸いであれと導かれ )

 
 東北・関東大震災は多くの人命を奪いました。1万人以上にもなることが予測されています。行方不明者が数万人もいるのですから、これから死者の数が増えてくるのです。日本は国を上げて救済活動を始めています。被災地を救済するために、あらゆることを控えなければならなくなりました。買い物に行っても品物がありません。東京電力は電気の供給を順番に止めることになり、いずれこの地域も停電になるのでしょう。電車も全面的に走らなくなりました。部分的な運行であり、通勤・通学の人々に大打撃を与えています。電力を維持するために止むを得ないことなのです。運送会社も自動車の燃料が無くなるので、大変なようです。この大地震は被災地ばかりではなく、日本国中が復興に立ち上がらなければならないのです。今はボランティアの人々も名乗りを上げていますが、被災地には行くことができず待機のままです。電話も不通で東北地方の皆さんの安否を尋ねたいのですが、ただ待つしかありません。
 東北・関東大地震は3月11日に発生しましたが、地震はその後も各地で起きています。11日午後7時36分に福島県沖で、12日は栃木県で、同じく神奈川県で、同じく長野県で、同じく福島県沖で、同じく新潟県で、13日は茨城県沖で、14日は茨城県沖で、同じく長野県で地震が発生しています。余震であり、関連での地震であるということですが、東北や関東が毎日地震で揺れ動いているのです。その都度、テレビでもラジオでも放送されますが、携帯電話にも知らせてくるのです。
 今日は早めに散歩に出ました。午後3時頃です。いつものコースである追浜、夏島町、野島、金沢八景の順に歩きます。まず国道16号線の道を追浜方面に歩くのですが、なんと、大勢の人々が行列をなすように歩いているのです。なんでと思いましたが、すぐに分かりました。京急線金沢八景駅止まりになっているのです。金沢八景駅から先の横須賀、浦賀久里浜方面は運休です。そのため金沢八景駅を降りた人たちは追浜方面に歩いているのです。中には横須賀、久里浜まで歩く人もいるのかもしれません。バス停は長蛇の列です。この時間にこんなに歩いているのは、会社関係は仕事を早く切り上げ帰宅させたのでしょう。このまま大群衆と一緒に追浜まで歩くのではなく、逆らうようにして金沢八景駅方面に歩きだしました。途中で迂回するので、しばらく逆らいつつ歩くのは仕方がありません。しかし、後から後から人々がやってきます。金沢八景駅まで続いているのでしょう。少し歩くとコンビニがあり、そこを左折して歩き、しばらくして右折すると大道、鎌倉方面の道に出ます。その道はさすがに多くの人は歩いていませんでしたが、それでもバスに乗れない人が歩いているようです。何時間も歩いて帰宅されるのでしょう。ご苦労様です。
 散歩の途中、コンビニによりましたが、食料品、缶物類、紙関係の陳列棚はガラガラでした。いち早く買い求めているのです。途中にクリエイトがありますので、そこでティッシュボックスを買うつもりで寄りました。紙類関係は何もありませんでした。インスタントラーメン等保存食関係もありませんでした。この地震で品物が供給されなくなるので、皆さんは早めに殺到して買い求めたようです。自宅の付近には生活用品を売る店がわずかに一軒あります。そこにはティッシュペーパーやロールペーパー等が店先に置いてありました。この店は少し割高なので、ほとんど買わないのですが、そんなことは言ってはおられません。それぞれ一つずつ買って帰りました。そしたら連れ合いのスミさんが、まだ在庫があるなら、もっと買っておくべきだと、二人で買いに行ったのでした。この店も在庫が無くなるでしょう。
 今日も夜を迎えました。悲しみと苦しみの中におられる被災地の皆さんに、神様のご加護が豊かにありますよう。必要が満たされますようにお祈りしています。
<聖書の言葉>
心の貧しい人々は幸いである。天の国はその人たちのものである。悲しむ人々は幸いである。その人たちは慰められる。
(マタイによる福音書5章3節、4節)