鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

神の庭サンフォーレの礼拝( まことの礼拝を求められ )

 
 今日は神の庭サンフォーレの礼拝を担当しました。礼拝は隔週に行われています。一年に一度は責任を持っています。神の庭サンフォーレについては2月19日の日記に記しています。「支える会」を立ち上げた当初は、礼拝は年に2、3回担当していました。しかし、次第に理解者が増えてきて、今では1年に一度、礼拝を担当することになっています。大塚平安教会時代、私が礼拝を担当するときには、教会の皆さんにも呼びかけましたので、10人くらいの方が一緒に行き、共に入居者の皆さんと礼拝をささげていました。一昨年の2009年のクリスマスには、大塚平安教会における私の最後の礼拝でしたので、スペインにいる羊子がわざわざ帰国し、奏楽を担当しました。羊子が帰国中であったことから、丁度クリスマス礼拝は私が担当でありましたので、神の庭サンフォーレの礼拝奏楽もしてもらいました。大塚平安教会の聖歌隊も参加してくださり、加えて羊子のピアノ演奏も行いました。そのように賑やかに礼拝を担当したのですが、今日は私と連れ合いのスミさんが礼拝に赴きました。
 実は主事の先生から、今日は事情がありますとの連絡をいただいていました。入居者が召天され、火葬場が月曜日はお休みなので、棺はそのまま礼拝する場においてあるということでした。それでもよろしいですかとの問い合わせに、それは一向に構いませんと連絡しておいたのです。入居者の皆さんも、昨日の葬儀でお花をささげてお別れしたばかりです。今日は棺を前にしての礼拝ですが、私たちも天国に導かれるものとして、この世に与えられている人生を力強く生きましょうとのお奨めをしたのでした。
 昨年のクリスマス礼拝は私の担当ではありませんでしたが、支える会の一員としてスミさんと共に出席しました。礼拝が終わると祝会を致します。支える会からは、ささやかなプレゼントを入居者の皆さんに差し上げています。お茶をいただきながら、しばし入居者の皆さんとお話を致しますが、あまりお話をされない方が多いようです。それでも祝会をお喜びになっている様子がうかがえます。その時には支える会の皆さんを始め、関係する方々もお集まりになるので、結構賑やかになるのです。ご自分はあまりお話をしなくても、大勢がいる場は励みとなるのです。クリスマスばかりでなく、コーラスグループや訪問団が時々来られますが、やはりそれらの訪問者をお喜びになるのです。その意味でも、大塚平安教会時代には、なるべく教会の皆さんにも参加していただいておりました。
 「支える会」の総会を開催しますが、礼拝をささげ、その後総会となります。入居者の皆さんも総会に臨んでおられます。入居者の皆さんからもご意見をいただくためでもありました。あるときの総会で、一人の入居者が発言されました。礼拝を担当された牧師が、礼拝が終わると同時に帰ってしまったが、少しはお話をしてから帰ってもらいたいとのことでした。外来者を待っておられるのです。少しでもお話をしたいという希望があるのです。深く受けとめたのでした。しかし、今日は礼拝が終わると召天された方の出棺式が午前11時30分から行われますので、礼拝後は二、三の方に声をかけ、早めに失礼することにしました。連れ合いのスミさんは、いろいろな方を存じているので、親しく話していました。出棺式は主事の先生が担当します。礼拝が終わったのは11時を過ぎており、出棺式が迫っていました。
 自宅から車で横横道路を通り、東名高速に入り、秦野・中井インターで下りるコースですと1時間30分です。大塚平安教会にいる頃は246号線で行きますので、一般道であり時間もかかりました。ややもすると1時間30分近くになりました。六浦の自宅からと対して変わらないのです。時間はともかく、「支える会」を立ち上げて取り組んでいるのですから、責任を果たしたいと思っています。私自身、後期高齢者に近づいているのですが。
<聖書の言葉>
まことの礼拝をする者たちが、霊と真理をもって父を礼拝する時が来る。今がその時である。なぜなら、父はこのように礼拝する者を求めておられるからだ。
ヨハネによる福音書4章23節)