鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

お巡りさん( わたしの道を見張り )

 
 万歩計(My Walk)を身に付けるようになって、目標が一日1万歩ですから、なるべく歩くようになりました。使い始めた今週の月曜日は6800歩でしたが、火曜日から金曜日までの四日間は10000歩をクリアしています。1時間30分位で達成するようです。
金曜日の今日は六浦一周コースにしましたが、それだけでは目標に達することができませんので、六浦駅から山越えで瀬ヶ崎に出て、そこから六浦中学前を歩くコースでした。今日は今までの最高で11146歩でした。ところで今日のコースの途中に交番があります。新しくできたクリエイトに近いところです。先日、この交番を通った時、お巡りさんが立っていました。そのお巡りさんが、「こんばんは」と挨拶されるのです。予期せぬ挨拶で、私はあわてて挨拶を返したのです。そのお巡りさんは交番の前に立ち、道行く人々に挨拶を送っていました。お巡りさんというと、なんとなく身構えてしまうのですが、好感が持たれるでしょう。今日もその交番の前を通りましたら、やはりお巡りさんが立っており、挨拶されるのでした。だから、私の方で、「お務めご苦労様です」と言いました。そしたら、お巡りさんの方が予期せぬ言葉が帰ってきたので、「はい、どうも」とあわてて言うのでした。先日も野島山での挨拶を記しましたが、知らない人が挨拶を交わすことは大切なことであることを示されます。
実はこの交番は遠い昔の思い出があります。母を連れてこの交番に届けに来たからです。母が詐欺にあったのです。昔のことは、いつも二十歳頃と記していますが、とにかく青年の頃です。日中、一人の青年が訪ねてきて、「お兄さん、いますか」と母に尋ねました。母は息子のことかと思い、「伸治なら出かけています」と言いました。名前を言ったので、その青年は「伸治さん」と繰り返し述べるのです。息子の名前を繰り返し言うものですから、母は息子と友達であると思いました。結論は、今お金がないので借りに来たということなのです。すぐにお返しに来ますということで、母はいくらかのお金を渡したのでした。今のように振り込め詐欺などいませんし、全く疑うことがありませんでした。もちろん、そのような人は私の友人ではないので、とにかく交番に届けましょうということで、この交番に母と共に来たのです。
今は親切なお巡りさんが普通のようです。しかし、人にもよるのでしょうが、怖いお巡りさんもいるものです。綾瀬の時代、連れ合いのスミさんの愛用自転車が盗まれてしまいました。県道に面していますので、自転車は教会の入口の坂を上がったところに置くようにしているのですが、つい上がり口のところに止めたままにしてしまいます。わざわざ上に上げるのは面倒でもあるのです。愛用の自転車が盗まれたので、交番に届けに行きました。応対したお巡りさんが、怖い人でした。こちらが犯人のような質問の仕方でもあるのです。書類に書き込みながらも、詰問するかのようでした。
幼稚園で交通安全教室を開きました。一緒に来られる警察官とは、毎回同じ人なので、知り合いになりました。免許の更新で警察署に行くと、たまたまその知り合いの警察官がおられ、「園長先生」と親しく声をかけてくださり、いろいろとお話しをしたのでした。免許の更新の時、いつも苦労するのは、大型免許は深視力テストを受けなければなりません。三本の棒が横一列になっており、真ん中の棒が前後に動いています。横一列に並んだ時にボタンを押すのですが、私の目は横一列の確認ができないのです。今までも何回かの挑戦で、ようやく合格にしてもらっていました。知り合いの警察官と話しているとき、私が呼ばれて深視力テストになりました。また、何回も挑戦するのかなあ、と思いつつボタンを押しました。「はい、結構です」というのです。合格してしまいました。こんなはずがないのですが。その次の免許更新のとき、なぜか知り合いのお巡りさんを捜したのですが。
<聖書の言葉>
神はわたしの道を見張り、わたしの歩みをすべて数えておられるではないか。
ヨブ記31章4節)