鈴木伸治の徒然記

永年の牧師、園長を隠退し、思い出と共に現況を綴ります

万歩計(My Walk)( これが行くべき道だと )

 
 我が家の子供の誰かさんが、ダイエットのために万歩計(My Walk)の機能がある携帯電話にしたということで、その機能を聞くうちに気持ちが動いて来ました。携帯電話には大体はそのような機能が付いているそうで、百合子が私の携帯電話を設定してくれようとしました。ところが不具合が見つかり、早速auの店に行き、調べてもらいました。不具合が見つかり治りましたが、店頭には万歩計(My Walk)がしっかりとついている携帯電話が並べられており、思い切って機種を変えることにしました。待ち画面に、その日の歩行数が表示されますので、今はどのくらい歩いているのか分かるのです。そうなると、用もないのに歩きまわり、なるべく数字が多くなるように歩くことになります。一日1万歩を目標に設定しましたので、かなりの時間歩かないと目標に達しません。新しく機種を変更した日に、いつも歩いている道は、約1時間ですが、それでも6500歩くらいでした。1万歩にするには1時間30分は歩かなければならないようです。今日はとにかく目標を達成するよう務めたのです。午後4時に散歩を開始しました。1時間30分歩いたときは8000歩でした。あと2000歩です。とにかく1万歩にしなければならないので、もう30分歩きました。家に着いたとき10500歩になっていました。達成しました。しかし、1万歩を目標にするには、毎日2時間近く歩かなければなりません。時間があるので、1週間は挑戦するとしましょうか。お忙しく過ごされている皆さんには申し訳ないと思うのですが、今まで忙しい日々でしたので、と言い訳を述べましょう。
携帯電話ではない万歩計は持っていますが、自分で管理しなければなりません。いちいちノートに書いたりしなければなりません。携帯電話についている万歩計(My Walk)の機能には、本日の歩数、消費カロリー、脂肪燃焼量、歩行距離、1週間の目標達成状況などが表示されます。毎日表になりますので比較することができるのです。数字を気にしながらの歩みは面白そうです。少し携帯電話の機能を楽しんでみようと思いました。何しろ携帯電話で本は読めるし、テレビも見られるので、手放せなくなりますね。
 今までの携帯電話は電話とメールしか使っていませんでした。カメラも時々使っていましたが、他の機能は使うことはありませんでした。せっかく機能がいろいろと入っているのですから使うべきだと思いました。今まではそんな時間がなかったのです。携帯は電話さえできれば良かったのです。職務上、携帯がないと連絡ができないので、携帯を忘れたりすると、不安でしょうがありませんでした。ところが昨年10月から無任所教師となり、すべての職務から退任した時、もはや携帯電話は必要なくなりました。唯一電話がかかって来るのは連れ合いのスミさんからなのです。どこかに出かけた時、電話があり、今どこにいるかとのことなのです。後は子供たちから時たまかかってくるくらいで、職務上の電話がなくなったのです。そうなると携帯電話は持たなくてもよく、机の上に置き去りにしていました。今までも外出するときは身につけますが、教会や幼稚園にいるときは書斎の卓上に置いたままであり、いつも留守録を聞くことでした。ところが万歩計がついているので、少しでも歩数を増やそうと、家の中でも身に着けるようになりました。携帯電話というより万歩計を身に着けているという気分です。家の中での生活だけでも5、600歩は歩いていることになります。家の中の500歩は大切な数値になります。今までの生活が、いかに歩かなかったかを示されます。時間がないからとタクシーを呼んで駅まで行くこともありました。あらかじめ支度しておけば歩いて行かれるのです。
 今の時代は速さが必要であり、大切なものを置き去りにしながら、先へ先へと進んでいくようです。新幹線が次々に開設されおり、途中駅が忘れられていくことは残念でなりません。ゆっくりと、周りを確認しながら歩むことを万歩計(My Walk)は教えているようです。
<聖書の言葉>
あなたの耳は、背後から語られる言葉を聞く。「これが行くべき道だ、ここを歩け。右に行け、左に行け」と。
イザヤ書30章21節)